カイゼンは日本の産業の武器。現場の地道な提案努力を大切にしたいものです。
おはようございます!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。
先日の日経産業新聞に次のような記事がありました。
「資生堂久喜工場 原価低減へ太陽光も活用」
・9月に日本で発売された資生堂の低価格化粧品の「専科」。生産するのが久喜工場だ。
・トイレタリー用品を中心に生産してきた経験から、ほかの工場では難しい高速度での大量生産に成功。
・原価低減活動の貢献も大きい。5月から太陽光を屋内に取り込む太陽光照明を倉庫連に導入。日中の倉庫の電力使用量はほぼゼロになった。
・同工場ではほかにも従業員の提案を積極的に受け入れ、様々な効果を実現してきた。
・ヘアケア製品の詰め替え向けに導入した10面体の段ボールは、工場の若手従業員がスーパーで見かけた大手飲料メーカーのケースに着想を得たものだ。
・段ボールの使用量は総面積で41%、重量で58%も減らすことができた。
・強度が増したことで従来はパレット1つに32箱しか詰めなかったが、36~48箱まで載せられるようになった。この結果、年間でコストが約8400万円、CO2が846トン削減できた。
(引用:2010/11/04 日経産業新聞より)
とのことです。
久喜工場はもともとほかの工場に比べて新しく機械化も進んでいるため、コスト削減の余地がそもそも少ないとのこと。
そのような最新の工場でも、現場の工夫や発想がさらなるコスト削減や効率化を生んでいます。
ホントに日本人の地道なカイゼンってすごいなと思いますね。
この辺の粘り腰というか、昔から積み上げてきたものは日本企業ならではのものではないかと思います。
地道な提案活動の中からまた何か次のすごいものが生まれると思います。
さあ、あなたのビジネスでも、「地道な提案活動」がされていますか。
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