昨年11月22・23日に開催された「全国シェルター・シンポジウム2009 in とちぎ」の模様
デートDV防止のためのパンフレットの一部
「にいがた思春期人権教育推進調査研究協議会」作成
◆昨日26日、栃木県内の女性議員で構成する「栃木県地方議会女性議員連盟」のメンバーで、
福島県福島市の 「女性のための相談支援センター」の研修会に参加しました。
女性議員連盟の重点目標のひとつでもある 「栃木県におけるDV対策の充実強化」にむけた活動のためです。
◆昨年11月に、全国規模のDV対策集会である 「第12回 全国シェルター・シンポジウム2009 in とちぎ」が宇都宮市で開催され、
会場となった栃木県総合文化センターには、DV被害者の支援に取り組む民間団体や専門家、関係者らが、2日間でのべ2千人が全国から集結しました。
私も両日会場に足を運び、DV根絶を目指して、被害者支援や家庭内暴力防止対策についての話し合いに参加させていただきましたが、
シンポの規模も内容も、「DVは喫緊の社会問題である」との認識を改めて共有するに十分なものでした。
◆そのシンポジウムを契機に、「栃木県地方議会女性議員連盟」としても 「本県でのDV対策推進のために さらに積極的な動きを起こそう」と様々な画策をしておりまして、
今回の福島での研修会もその一環です。
◆栃木県では、DVに悩む女性の保護や自立支援を行う拠点施設として、
「とちぎ女性自立支援センター(仮称)」
を 平成23年4月に完成オープンさせる予定で、建設費として約7億円が予算計上されています。
当然のことですが、工事が進んでいけば、建物(ハード)は徐々に出来上がり やがて完成はします。
しかし、いくら素晴らしい建物(ハード)が出来あがっても、施設の中身である「運営(ソフト)」がしっかりしてなければ、救いを求める女性たちにとっての真の支援策にはなり得ません。
◆今回の訪問先のひとつ「福島県女性のための相談支援センター」は、平成16年3月に施設が完成し、4月から業務を開始している いわば先進県。
先輩のいいとこ取りをさせていただき、栃木での施設運営を最高のものにするといった目的もあります。
今回の調査の結果を生かしたうえで、
近く「栃木県地方議会女性議員連盟」として、「とちぎ女性自立支援センターの運営にかかわる提言」をまとめ、県や関係機関に提出する運びです。
念願かなって整備されるDV対策の中核施設です。
完成まで そして完成した後も、県や各市町村とあらゆる場所に働きかけを行って、私たち女性の提言がひとつでも多く反映されるよう取り組んでいきたいと思います。
「福田ちえ」ホームページ http://www.f-chie.jp