とんねるず主義+

クラシック喜劇研究家/バディ映画愛好家/ライターの いいをじゅんこのブログ 

ウルトラマンゼアス

2006年05月09日 15時58分29秒 | とんねるずの映画
『ウルトラマンゼアス』(中島信也監督 1996 日本)


これ、かなりおもしろい・・・(笑)
出光石油とのタイアップで生まれたヒーロー・ウルトラマンゼアスの、劇場公開版第一弾です。

主演は、当時出光のイメージキャラクターだったとんねるずと、ご存じ関口正晴。監督は、これまた出光の「まいど、まいど、まいど~♪」のCMを監督した中島信也。脚本は長岡秀佳。

劇場では、『ウルトラマンワールド』として、「ウルトラマンカンパニー」「甦れ!ウルトラマン」と併映されたそうです。なので、『ウルトラマンゼアス』自体は50分強の短編となっています。

<あらすじ>
世界中で、金が大量に盗まれる怪事件が多発する。ガソリンスタンドは世を忍ぶ仮の姿、実は地球防衛軍(と呼んでいいのかな?)の基地では、隊長の大河内神平(石橋貴明)、副隊長の小中井仏吉(木梨憲武)、隊員の武村岩太(デーブ大久保)と星見透(高岡由香)、見習いの朝日勝人(関口正晴)が必死の調査をすすめる。
朝日勝人は実はウルトラマンゼアスに変身できる。極度に潔癖性のゼアスは、地球をきれいにするために日本にいるのだった。ある日、ガソリンスタンドにやってきたのは、ベンゼン星人が人間に化けた悪神亜久馬(おがみあくま 鹿賀丈史)。車の灰皿につまった吸い殻をばらまいて去っていくという、実にエチケットのない男であった・・・


とんねるちゃんワンフーなら、絶対に楽しめます!タカさんとノリさんのノリは、完全にコント。ノリさんは、ノリ男とピーウィーをたしたような感じだし、タカさんは・・・なんていったらいいのかわからないノリ(笑)。そんなふたりの芝居が、やたらうまい!やたら存在感ある!

過去のウルトラマンシリーズからの、あっとおどろくゲスト出演も、とってもナイス。冒頭には子供達が歌うウルトラマンのテーマが・・・なっつかしいですね。

それと、共演の紅一点・高岡由香さんが、とってもいいです。可憐で、色っぽくて。どうやらこの後しばらくして引退しちゃったらしいですが・・・残念だわ。


監督がCMの鬼才というだけあり、ひとつひとつの画がきれいで、明るくて楽しい。潔癖性のゼアスが、いやいや泥の中に入っていく姿も、かわいらしい(笑)。

「ちょっとくらいの汚れは、平気にならなきゃだめ!」という、バカっぽいながらも実は深いメッセージがこめられています。わたしはウルトラマンの歴史についてはまったくの無知なので、そっち方面からの解説は全然できないんですけども、いろいろ見てると、ウルトラマンファンからの評価も、なかなかに高いみたい。

エンディングテーマを歌うのは、もちろんとんねるちゃん。これがまた、キャッチーで元気があって、いい曲なんです。作詞・じんましんや、作曲・ジェイムス下地とくりゃ、『おまえ百までわしゃ九十九まで』のコンビなわけですよ。なんとなく、雰囲気わかるでしょ?(やっぱり「じんましんや」とは中島信也監督のことなのね)

Wikipediaにとてもくわしい解説がされていますので、リンクしておきます→こちら

続編も楽しみだシュワッチ!



*画像はウルトラまいどCD(非売品)。欲しいんですけど・・・





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