とんねるず主義+

クラシック喜劇研究家/バディ映画愛好家/ライターの いいをじゅんこのブログ 

1周年記念「シャーロック」名場面集

2013年03月30日 02時13分42秒 | SHERLOCK/シャーロック



シリーズ3の撮影は、どうやら順調に進んでいるらしいですね・・・

ところで、「ネタバレ」という点について、撮影前はわたくしほとんど考えてませんでした。放送前にネタをバラすわけはないしねえ・・・とタカをくくってたのですけど、いやーこりゃ大問題ですな。


ツイッター、タンブラー、フェイスブックなどを通して、撮影現場の様子が日々ガンガン入ってきます。おそらく、それをちゃんと全部見て、スタッフキャストと一体感をあじわいたい、きちんと予習をしておきたい、と考えるファンと、いっっっっさい見たくない!と断固拒否の姿勢をしめすファンと、両方いるんじゃないでしょうか。


いざ撮影がはじまってみると、自分は後者タイプのファンだったんだって、はじめてわかりました。キャストやストーリーについて何の情報も知りたくないし、現場の様子も見たくない!

前者タイプのファンの気持ちもわかるんです。わたしもそのうち前者に移行しちゃうかもしれない。けど、とりあえずいまは、シャットアウトしてます(それでもやっぱり入ってきちゃう情報もあるんですけどね。それはしかたない)。


自分がこういう心理状態になるとは、予想してなかったですね。だってほら、あらためて説明しますけど、「シャーロック」を初めて観たのはちょうど1年前ですから。「ただいま撮影中」なんて状況は、経験がなかったですから。


じつは、最初にシャーロック関連記事を書いた日から、今日(3月30日)できっかり1年です!
今日はわたしのシャーロック記念日♪


こちらの記事をご参照ください→BBC「シャーロック」に萌えるの巻


というわけで、ひさびさに名場面集、いってしまいましょう♪
(ネタバレしています。未見のエピソードがある方は十二分にご注意ください)


過去の名場面集は、こちら→(1)、(2)、(3)


アップする動画が重複しないよう気をつけますが、そのへんアバウトなのであらかじめご了承ください。いいもんは、何遍見てもいい、ってことでひとつ(笑)





Sherlock, run! - Sherlock BBC


「大いなるゲーム」プールサイドシーンより。

名場面集でいつもクリップをシェアさせてもらっているMsSherLockedさんの、いまのところ最後の投稿。昨年のクリスマスにアップされたものです。ジョンの自己犠牲のこころが、クリスマスに沁みました・・・

ワトソンが身を挺してホームズを敵から救おうとする場面は、原作にもあります。「三人ガリデブ」だったかな?(ちがってたらすみません)






I don't have a dog! - Sherlock BBC


クリスマスといえば「ベルグレーヴィア」。

このジョンと彼女とのやりとり、好きです。ジョンがシャーロックの恋人だと、彼女が確信をもって怒ってるのがね。いいよね。

「あ、犬を飼ってるのは前の彼女だった」ってひどいよジョン!このクリップには入ってませんが、彼女の「ジーザス!」の言い方が良いです。さらにそのあと、ハドソンさんに「困ったことになったわねえ」と言われたジョンの、いやそうでもないけど?って表情も好き。








Sherlock's Christmas - Sherlock BBC


一方、シャーロックにとってのクリスマスとは、連続殺人事件であった・・・








BBC Sherlock - Oh Shut Up, Mrs. Hudson


「ベルグレーヴィア」にちょいもどりますが、好きなシーン。
“家族”って雰囲気がいいですね。

ラストのシャーロックの "Do in fact shut up." がなかなか聞き取れなくて、初めてセリフが聞こえた時は笑っちゃいました。マイクロフトのshut upはゆるせないけど、自分が言う分はいいんかい!と(笑)まあ、家族ってそういうもんですよね。








Caring is not an advantage. - Sherlock BBC


よく考えたら、ホームズ兄弟がふたりっきりで会話するシーンは全話中ここだけ?
実の兄弟ならではの雰囲気が、よく出てますよね。と、ひとりっこのわたしが言ってみる。









Not our division. - Sherlock BBC


レストレード警部の不滅の名言:Not our division! (ドーナツもぐもぐもぐ)









I felt we had a special something. - Sherlock BBC


ジム・モリアーティの日本での人気って、どんなもんなんでしょうか?
憎たらしいのに愛してしまう、そんな悪役を演じるのはすっごくむずかしいと思う。









Can you survive just a few minutes without showing off? - Sherlock BBC


イイ!もう、すべてがイイ!









I know what it means. - Sherlock BBC


ううう・・・









Unexpected Visitors - Sherlock BBC


このドラマで結局いちばんのワルはキティ・ライリーだったのでは。








He's my friend... - Sherlock BBC










Whose status? - Sherlock BBC




以上!
シリーズ3、かかってこいや!







[Sherlock] I Don't Know







The Three Years John/Sherlock











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18 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
記念日、おめでとうございます! (まゆみ)
2013-03-30 09:18:27
私のシャーロック暦は、ファイヤーさんの半分で去年の10月からです。私がシャーロッキアンだと知っている息子から現代版の『シャ-ロック』を勧められ、YouTubeで二人の出会いの場面を見て食指が動き、DVDを借りて見てハマりました。それからは年甲斐もなくAca-Fanの道をまっしぐらです。

挙げて下さった名場面集の中で、シャーロックのクリスマスと(あのジャンプが最高ですね)、モリーのシャーロック分析場面に一票を投じます。ところで、ジョンの「犬を飼っていない」ガール・フレンド、ジャネットを演じたOona Chaplinはあのチャップリンのお孫さんだそうですね。良い味を出していました。

ネタバレの件、全く同感です。シリーズが撮影中というのは、ファイヤーさんと同様私にも初めてなので、情報を見たい衝動に駆られないといえば嘘になりますが、やはりMoffat-Gatissの才能を存分に堪能したいので、Tumblrの#setlockをブロックしたりして、なるべくネタバレが入らないように努めています。放送日までは長い道のりですが、指折り数えて待つことにします。
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まゆみさん (ファイアー)
2013-03-30 14:27:02
>シャーロックのクリスマス(あのジャンプが最高ですね)

あのジャンプでまた一歩ファンダムの泥沼(?)にハマりました(笑)

>ジャネットを演じたOona Chaplinはあのチャップリンのお孫さん

そうだったのですね!全然知らなかった~!
教えて下さってありがとうございます。
調べてみたら、ジェラルディン・チャップリンの娘でスペイン生まれなんですね。
印象に残る女優さんですよね。
あれほどの美人でもシャーロックには太刀打ちできない、ってわけですね。

仰る通り、放送までまだまだ長いですよね。
ネタバレブローック!がいつまでもつか(笑)
ところで、なぜシャーロックはAca-fanをこれほどのめりこませるのか?のテーマについて、
近々書いてみたいと思ってますので、またよろしくです^^
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Unknown (aiko)
2013-03-30 21:16:25

パパラッチ大国でしたねイギリスは…w
ミラーがネタバレし、公式が正式発表する、という流れ、これからもあるかもしれないですね。
私は、オチさえわからなければある程度のネタバレは歓迎なほうです。たぶんコナン・ドイルや原作やジェレミー・ブレットの知識が皆無だからですかね。私にとってシャーロックは現代の作品なんですよね。(^u^)
そして、何より、今ベネさんが何をしているのか何も知らずに、あと一年も過ごせそうにありません(;O;)
ネタバレ一切なしのS3よりも、ベネさんの「今」をリアルタイムで知りたいという方が、強いのかもしれません(^u^)

私がシャーロックに一番ハマるキッカケになったのは、ベネさんの仕草がいちいちノーブルなのと、「うさぎだ、ジョン!!!!」の台詞ですかね(^◇^)あの顔…ww


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aikoさん (ファイアー)
2013-04-01 13:26:47
>今ベネさんが何をしているのか何も知らずに、あと一年も過ごせそうにありません

そこなんですよね~問題は!
英国での放送は1年近く先だし、日本での放送はそれ以上ですものね。
キツイわ~(笑)

>「うさぎだ、ジョン!!!!」の台詞

あのやりとり、もう何回見たことか(笑)
aikoさんのツボシーンはここだったんですね。
みなさんそれぞれで、おもしろいですね~^^
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記念日おめでとうございます! (土井 宮塩)
2013-04-01 20:46:27
本当にこのドラマはみるのが忙しいぐらい名シーンが多いですね。どうでもいい事ですが、私にも記念日があるんですよ。私が正典に出会った1月18日です。当時小学六年生だった私が図書館の外国小説コーナーを通った時、誰かのいたずらでしょうか、棚の上から「バスカビル家の犬」が私の頭の上に…角のほうがですね…落ちてきたわけです。「囚人船の秘密」でホームズがトレバーとの出逢いについて語っていましたが、同感です。しかもそれを読んだ理由が返し場所がわからず、とりあえず借りたという情けない理由なんですよね。それにしても痛かった…。長文失礼致しました。
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初めてお邪魔します (なつの)
2013-04-01 22:48:57
以前からロムさせていただいておりました。はじめてコメント欄にお邪魔します。BBCSHERLOCKは1月NHK総合放送落ちのフアンです。アマゾンで英語字幕版を取り寄せて、せっせと素人訳に励み始めたところです。学生時代にこの熱心さがあれば、私もファイアーさんのような翻訳家になれたかも…と、自分で自分を誤解してしまうほどのハマり具合です<汗
つい先日、S1E1を素人なりに訳しつつ鑑賞しました。日本語版ではさらっと流してしまったにもかかわらず、英語版でじんわり感動したシーンがありました。
事件が終わってマイクロフトが登場する前、シャーロックとジョンが話してるシーンです。ジョンが「薬を飲む気だっただろ?」とシャーロックに問いかけて、シャーロックが
「しないよ。時間かせぎさ。Knew you'd turn up」
君が現れるのを知ってた、と言います。私は、シャーロックがこの強がった「Knew」にジョンへの感謝と信じられる人に巡り会えた喜びを隠してるな、と感じました。そういう言い方(演じ方)だと感じました。で、感動しました。その後ジョンに「No, you did’t ウソつけ」と切って捨てられるところもまた良いのですが。
すみません。延々語ってしまいました…。これからも楽しい記事を心待ちにしています。

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土井宮塩さん (ファイアー)
2013-04-02 02:57:51
正典と出会った日をおぼえてらっしゃるとは!
本のほうからやってきただなんて、運命ですね~しかも角・・・
そんなすごいシャーロキアンをもハマらせる「シャーロック」・・・
『バスカヴィルの犬』は、じゃあ、特別な思いでごらんになったのでは?
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なつのさん (ファイアー)
2013-04-02 03:06:36
はじめまして。コメントありがとうございます!
いつも読んでいただいて、ありがとうございます。
えっ、「落ちて」からわずか3ヶ月ではやくも英訳をなさっている!
もう、感動です・・・
わたしは翻訳家といってもまだまだ“自称”がつく卵ですので、全然たいしたことありません。
なつのさんのように、ひとつの単語にこだわって深く掘り下げる姿勢こそ、
ほんものの翻訳家の姿勢だと思いますよ!

>Knew you'd turn up
>ジョンへの感謝と信じられる人に巡り会えた喜び

仰る通りですね。
そこまで深く考えていませんでしたが、確かにそうですね。
セリフの良さと、そして演技。
さりげないけど、深いシャーロックの“感情”を感じさせる言葉なんですね!
ピンク、見直さなきゃ!

これからも発見があったら、どうぞシェアしてくださいね。
ここに来てくださるファンの皆さんも喜ばれるはずですので。
これからもよろしくお願いします^^

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10-25-2010 (kuwachann-2_0)
2013-04-02 07:11:01
ファイヤーさん、またまた力作のエントリー有り難うございます。さすがライターが本業の方ですね。構成も校正もしっかりしているのに、トーンはとても軽妙な文章。ぐいぐい読めます。また、コメントへの丁寧な応答も嬉しいです。

ところで、私がシャーロックドラマが凄いと思ったのは何時だろうと、つたないMYブログのエントリーをさがしたところ、2010年10月25日でした!(http://d.hatena.ne.jp/kuwachann-2_0/20101025/1288056065#c

ドラマがすごい!と思ったのが2010年。カンバーバッチに注目したのが2012年5月15日です。http://d.hatena.ne.jp/kuwachann-2_0/20120515/1337139208
この時はサイトに行って、インタビューやクリップを聞いたり観たりしましたが、まだまだ冷静でした。

カンバーバッチにハマってしまったなと感じたのが「Parade's End」(今年の3月2日)でした。http://d.hatena.ne.jp/kuwachann-2_0/20130302/1362239686
ブログでは冷静を装っていますが、この時点でファイアーさんのブログをみつけ書き込みをし、you tubeの様々なフィルムやインタビューを観はじめました。

実はシャーロック2の後、カンバーバッチが出ているとは意識せずWar Horseを観たのです。「全く別の人 ー 時代錯誤の古い英国を体現している軍人」を演じていて全然かっこよくなく、カンバーバッチだと気づきませんでした。でもその愚かしいアナクロぶりがとても心に残りました。後から評論などを読んでみると、トム・ストッパードはこのカンバーバッチを観てparade's end主演の白羽の矢を立てたのですね。parade's endのクリスはアナクロの朴念仁ですから、なぜストーッパードが指名したのかが良く分かるような気がします。

実は昨日シャーロック1のエピソード1を47インチでサラウンドスピーカーのついたHDTVでみました。ちょっと映画館で観てる感じです。

話の展開は知り尽くしているのに、カンバーバッチも良く知っているのに、ドラマの頭では「ちょっと気味の悪い、体温が常人とは違う怪人的なシャーロック」なのです。不思議な顔をしていて、ちょっと不気味です。ところがエピソードが終わる頃には「明晰白眉の美しい人」というイメージに変わるのです。

凄い役者なんだと思います。また今年のハリウッドでの活躍(になるといいですが)をみていると、自分の旬と、運を充分に分かっている野心的な人のようにも思えます。

熱い思いを吐露できる場所を提供していただき、感謝です!



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お名前間違い、ごめんなさい (kuwachann-2_0)
2013-04-02 07:45:33
ずっとファイヤーさん、って呼んできました。ファイアーさんでしたね。ごめんなさい。

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