ナレーター・アナウンサー養成塾

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語りの会「二人会」Ⅱ

2006年07月17日 | Weblog

「二人会」の開催から、まもなくひと月になろうとしています。私の取り組んでいる“語り”というのは、芝居とは違ってキチンとした演出家がついている訳でもなく、各々が自己責任で作り上げるものにしています。なので、一緒に出演した語り手の内容については、それほどこだわりはありません。私が言い出して出発した会ですので、二人のもう一人・林田君については、いつもおまかせです。ゲストの方の語りについてのみ、若干ですが、稽古を見ています。私に負けない林田、そして林田に負けない私がいて、そんな間に立つゲストが成長をする・・・それが目的です。さて、私の語りについて考察してみたいと思います。初回が「かあちゃん」これは、江戸の庶民の話。次に「山椿」でしたが、こちらは武家に嫁いだ女性と主人の話。いずれも、違う意味での涙の物語でした。今回は一転して、今でいう官僚の話ですが笑いが噴出すものでした。嬉しいことに概ね「今回が一番良かった」という感想を頂戴しております。それは多分に、涙、涙ときた後に、笑いがあったからかなと思っています。もう一つは、笑いの方が乗りやすいということもあります。私としては、途中で絶好調になったものを、最後の10分というところで、ちょっぴりつまづいてしまったのが、悔やまれてなりません。まるでジーコJAPANのように、スタミナもしくは集中が切れかかったのかも・・と反省してはいるのです。ただし、いらっしゃったお客様のどなたも、そのことには気付いていなかった様子、それだけが幸いです。

ナレーター・アナウンサー養成塾 塾長 ナレーター・伊藤英敏
http://www.mars.dti.ne.jp/~expert/


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