ナレーター・アナウンサー養成塾

ナレーターとアナウンサーの養成と、現役プロのスキルアップの為の塾です。

ネットと放送の融合に備え・・・②

2005年11月14日 | Weblog

今年も残すところ、1ヶ月半になりました。ここまでの今年を振り返って、ナレーターとしての仕事内容を見てみると、ニュース番組、テレビコマーシャル、医療関連ビデオ、その他ビデオといった順でしょうか。ここ数年で、ラジオの仕事が極端に減っています。フリーになったばかりの頃は、しょっちゅうラジオCMの仕事がありました。20代から30代、さらに40代まではCMナレーションの仕事の半分はラジオ。加えて番組を担当した時もありましたから、喋りの仕事の多くの部分をラジオが占めていた様な気がします。40代半ば頃から、つまり今から10年ほど前頃からラジオの仕事がめっきり少なくなってしまったのです。10年前と言うと1995年、ウィンドゥズ95が出現した年です。つまり、インターネットにラジオの(番組や広告の)予算が奪われたのではないか、という想像がつくのです。インターネットの進歩は急激で関連企業が様々な分野に進出、その最たるものが先日来のTBSをめぐる買収・統合騒動な訳です。では私達ナレーターは来るべき時代に備えて、どの様に心構えを持ち、どの様な準備をしておくべきなのか。結論から言うと「正しい日本語」に基づく「チャンとした喋り(ナレーション)」を、確実に身につけておくということが必要かと思います。キャラクターではない、わざとらしい作ったナレーションでもない、自然体でのナレーション。それが最も難しいのかも知れませんが、それだけ最強の備えになるのです。具体的にはどうすれば良いのか?・・・それはまた次回。

ナレーター・アナウンサー養成塾 塾長 ナレーター・伊藤英敏
http://www.mars.dti.ne.jp/~expert/