歌え!だらリーマン

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ガールズバーの仕組み

2010年01月30日 | ツッコミ
なるほどそういう仕組みなのか。繁華街を歩いていると、ガールズバーに限らず「3000円ポッキリ」「2500円飲み放題」などという客引きがひっきりなしにやってくる。チキンなものでその手の店に足を踏み入れたことはなかった。

しかし「ポッキリというのにどうして料金でトラブルになるんだろう」と常日頃から疑問だった。疑問解消のためにはいろいろと実験をしたくはなるのだが、やはりチキンなのでできなかった。

朝日新聞が身を挺して実験してくれていた。ありがたい。客が飲むのはポッキリ料金でも従業員が飲む分は非常に高くて青天井なのか。「いい歳をしてそんなことも知らなかったのか!」と突っ込まれそうだが、知らなかった。

個人経営の居酒屋とかクラブ、小料理屋のようなところだと、女将やホステスが飲むのも客の酒、という常識はわきまえている。それにしても「客は定額飲み放題」で従業員は料金青天井だけど客にも断らずに飲み放題に飲むって、すごいビジネスを編み出したものだ。どうせ従業員が飲んでいる“酒”にはアルコールなんか入っていないんだろうな。

その手の店に入って「君らは飲むな!だまって座っていろ!」なんて宣言したらどうなるんだろう。だれか実験してみてくれ。

2時間で8万円! ガールズバーに行ってみた(朝日新聞) - goo ニュース

 料金をめぐるトラブルが目立つガールズバー。記者2人が大阪・ミナミで体験した。
 宗右衛門町の通りを20分ほど歩くと、約50人の客引きの男女から「ガールズバーどうですか」と声をかけられた。ミニスカート姿で「1時間2500円で飲み放題」と言う女性について店に入った。
 雑居ビル2階にある店は20平方メートルほどの広さ。照明は薄暗い。カウンター席もあるが、二つある4人がけのソファ席に案内され、20代前半の女性2人が隣に座った。先客はいない。
 「ここはラウンジ?」と聞くと「ガールズバーでーす。でも、いいでしょう?」。朝まで営業しているという。飲み放題は客だけで、女性の分は別料金などと説明した。最初こそ「1杯いただきます」と言っていた女性たちは、そのうちワインやカクテルなどを次々と勝手に飲み始めた。値段は不明。ミニスカートの足を組んで「1枚500円で写真を撮らせてあげる」などと言う。さらに女性2人が加わり、4人で約20杯は飲んだだろうか。2時間後、手書きの請求書には、総計約8万円の金額が記されていた。予想した金額の数倍。「高い!」と思ったが、仕方なく支払った。
 関係者によると、黒田さんの事件があったガールズバーはカウンター9席にボックス席が一つ。事件直後、男性従業員が「客にはちゃんとこれを見せている」と記者に示したメニューには、最初の1時間はカウンター席2千円、ボックス席4千円、30分延長ごとに3千円加算とあった。女性のドリンク代はS(千円)、M(2千円)、L(3千円)とあり、TAX(税)が20%かかるという。
 従業員によると、事件後、店はボックス席をなくし、女性の数も減らした。従業員は「ダーツもカラオケもやり放題だし、高くはない。常連にも、女の子が飲めば25万円ぐらいになるのは普通だと言われた」と話した。
 府警の調べに黒田さんは「料金が思ったより高く、文句を言った」と説明したという。近くの無料案内所の従業員は「今回は芸能人だったからニュースになっただけ。ガールズバーでの料金トラブルはよくある。まじめにやっているバーには迷惑」と話す。