私が幼稚園児かもっと小さいときの断片的な思い出。母と近所の店に行ったときのこと。母にだっこされていたような気もする。「何か欲しい物を買ってあげる」と言われた。そのとき甘食を食べたいと思った。頭の中でイメージした甘食の名前を「食パン」と思いこんでいたのでその通り言ってしまった。当然のように食パンを見せられたが「それは違う」と言ってダダをこねた。
甘いパンをイメージしていたのに、よりによって当時の私でも甘くないことを知っている食パンを見せられて困ってしまった。甘食の「食」を記憶していて、パンの一種だから「食パン」だと思いこんでいたのだろう。今ならコンビニとかスーパーとか、現物を手にとって指定できるのだが、昔のことで品名を言って奥から物を出してもらうというタイプの田舎の店だった。甘食を見るたびに当時のことを思い出す。
あのとき、最終的に甘食を買ってもらえたのかどうかの記憶はない。
甘いパンをイメージしていたのに、よりによって当時の私でも甘くないことを知っている食パンを見せられて困ってしまった。甘食の「食」を記憶していて、パンの一種だから「食パン」だと思いこんでいたのだろう。今ならコンビニとかスーパーとか、現物を手にとって指定できるのだが、昔のことで品名を言って奥から物を出してもらうというタイプの田舎の店だった。甘食を見るたびに当時のことを思い出す。
あのとき、最終的に甘食を買ってもらえたのかどうかの記憶はない。