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歌え!だらリーマン

買った、使った、感想、評価

訴訟は逆効果

2008年02月14日 | ツッコミ
感覚は人それぞれだろうとは思うけど、少なくとも訴訟は逆効果じゃないかな。「おとなの週末」を読んでいなかった私までベローチェが最下位だと知ってしまった。しかもシャノアールが「一切お答えできない」もマイナス要因。シャノアールというのは訴訟という手段を使って他社に圧力を掛ける企業なんだろうなという印象を持ってしまった。

どんな大きな出版社だって結局のところは中でやっている社員なり編集者なりの個人に行き着くわけで「以前訴訟された」ということになれば萎縮する、場合もある。もちろん週刊文春や週刊新潮だと起こされた訴訟の数が勲章、みたいな雰囲気があるかも知れないけど、「おとなの週末」なら萎縮ないしは避けて通るんじゃないかな。それを狙って訴訟を起こしているんだろうと思った。

シャノアールがそういう目的で訴訟を起こしたのなら、恐らくシャノアールは、その社員や取引先の企業に対しても恫喝で言うことを聞かせる、という経営手法を取っているんじゃないかと想像してしまうのである。かつての悪質な大手消費者金融業者が取っていたような経営手法である。そんな店でゆったりと喫茶を楽しめるとは思わない。

ブランドに傷を付けたのは雑誌記事じゃなくて訴訟だったと感じている。

コーヒーチェーンランクで最下位 ベローチェ、講談社提訴(産経新聞) - goo ニュース
2008年2月14日(木)08:12
 ■おとなの週末「ブランドに被害」
 月刊誌「おとなの週末」に掲載されたコーヒーチェーンのランキングで名誉を傷付けられたとして、コーヒーチェーン「カフェ ベローチェ」を運営するシャノアール(本社・東京都豊島区)が、出版元の講談社(本社・東京都文京区)に1100万円の損害賠償と出版差し止めなどを求める訴訟を東京地裁に起こしていたことが13日、分かった。シャノアール側は「ブランドイメージに重大な影響を与えるもので被害は甚大」と主張している。
 13日に開かれた第1回口頭弁論で、講談社側は争う姿勢を示した。
 訴状によると、問題とされたのは昨年10月1日発行の「おとなの週末」10月号に掲載された「人気カフェチェーンランキング」。ベローチェなど主要なコーヒー11チェーンを「ドリンク」「食べ物」「雰囲気」「使い勝手」の4項目で採点し、順位を付けている。ベローチェは最下位となった。
 シャノアール側は訴状で、ランキングが一般的評価に基づくものではなく、担当したライターの個人的感想に基づいていると指摘。このランキングについて、「個人の主観的評価であることを示す記載が目立たず、わかりにくい」と主張、「記事の内容が客観的事実であるかのような印象を読者に与えている」としている。
 また、「店舗や作る人によって味にばらつきがあった」などの評価に対して、「マニュアルによる指導を徹底しており、そのようなことはないように努めている。表現は事実に反する」と反論している。
 シャノアール側は訴訟に関して「一切お答えできない」としている。
 一方、講談社側は「あくまで主観的な評価。意見・論評の範囲で、こうした記事を否定されれば、雑誌の存在意義はなくなる」とコメントした。