質の高い作品を上映することで有名なミニシアター「KBCシネマ」は福岡市内の中心地天神北部にあります。昨今のシネコンとは一線を画するシンプルな映画館で、福岡の「シネマパラダイス」という表現がぴったりな所です。
そんなKBCシネマでつい先月まで、あの名作「ニューシネマパラダイス(完全版)」が上映されていました。
「ニューシネマパラダイス」は、戦時中のイタリアの田舎町での映画にとりつかれた少年の半生を描いた作品です。
主人公の少年トトの唯一の楽しみといえば映画のみ。父親を戦争で亡くしたトトは映画技師のアルフレードとの交流が何よりの人生における勉強だ。映画に「人生の理想」を描いていたトトに対し、アルフレードは「人生とはお前が観た映画とは違う。人生とはもっと困難なものだ。ローマに行け。」と故郷を去るように勧める・・・
何度観てもいい作品ですよねぇ。確かにアルフレードの「映画と現実の人生とは違うんだ。」ということよく理解出来ます。大人に成長するということは、ある意味寂しいものですよね。現実を生きろ、映画の世界ではなく現実の人生を愛せ、ということなのかなぁ。
のちに映画監督として成功するトトへの「アルフレードの遺品」であるキスシーンばかりを集めたフィルムの演出も憎いですよね。「子供の頃、映写室を愛したように、今自分自身がしていることを愛せ」というようなメッセージだったんでしょうね。親子以上の関係であり存在でもあったんですね。ストーリーをさらに盛り上げるE・モリコーネの音楽も印象的。
「ニューシネマパラダイス」のテーマって、単なるノスタルジーではないような気がします。夢と現実を対比させた前向きな愛情ある作品だと思う。
・・・最近、映画館に行かないなぁ。もっぱらビデオだもんなぁ。(反省)
名作は映画館で観ましょう!
そんなKBCシネマでつい先月まで、あの名作「ニューシネマパラダイス(完全版)」が上映されていました。
「ニューシネマパラダイス」は、戦時中のイタリアの田舎町での映画にとりつかれた少年の半生を描いた作品です。
主人公の少年トトの唯一の楽しみといえば映画のみ。父親を戦争で亡くしたトトは映画技師のアルフレードとの交流が何よりの人生における勉強だ。映画に「人生の理想」を描いていたトトに対し、アルフレードは「人生とはお前が観た映画とは違う。人生とはもっと困難なものだ。ローマに行け。」と故郷を去るように勧める・・・
何度観てもいい作品ですよねぇ。確かにアルフレードの「映画と現実の人生とは違うんだ。」ということよく理解出来ます。大人に成長するということは、ある意味寂しいものですよね。現実を生きろ、映画の世界ではなく現実の人生を愛せ、ということなのかなぁ。
のちに映画監督として成功するトトへの「アルフレードの遺品」であるキスシーンばかりを集めたフィルムの演出も憎いですよね。「子供の頃、映写室を愛したように、今自分自身がしていることを愛せ」というようなメッセージだったんでしょうね。親子以上の関係であり存在でもあったんですね。ストーリーをさらに盛り上げるE・モリコーネの音楽も印象的。
「ニューシネマパラダイス」のテーマって、単なるノスタルジーではないような気がします。夢と現実を対比させた前向きな愛情ある作品だと思う。
・・・最近、映画館に行かないなぁ。もっぱらビデオだもんなぁ。(反省)
名作は映画館で観ましょう!