The Phantom of the Opera / Gaston Leroux

ガストン・ルルー原作「オペラ座の怪人」

今度はユダヤの終末論だそうです✩

2013年01月15日 | Weblog

 

マヤの終末論も何事もなく終わりそうで、本当の意味で無事に2012年が終わりを告げようとしております。思い返せば1999年ノストラダムスの大予言の際には、世界中がパニックとなりましたが無事にハッピーニューイヤーを迎えることが出来、ひと安心でした。まさか12年後に終末論が存在するとは思いもよらなかったわけですが、安心するのもつかの間。次のユダヤの終末論は2014年。後1年しかないのです!!!!!!!!!!!!!!!!

http://www.yukawanet.com/archives/4361425.html

 

ノストラダムスだ、マヤだのって人間はこういった終末論が好きですね。日本人は冷静ですが、今回のマヤの終末論ではアメリカを始め、色々な国の人たちが結構パニックになっていたらしいです(ニュースでやってました)。その中に中国もあったようですが、特にキリスト教徒が多いわけでもないのに不思議です。キリスト教原理主義者の多い、アメリカならわからないでもないんですが。

 

 

「終末思想」とか「千年王国」とかって一体何なの~?と思って、高いのですがポチってみました。2599円+送料です(´;ω;`)

http://1000ya.isis.ne.jp/0897.html

 

ちょっと調べたら「終末論」の最初はゾロアスター教らしいです。ゾロアスター教といえばペルシャの宗教です。一件ユダヤ人と関係なさそうな感じですが、実は、紀元500年代に下がって中東領域は「アケメネス朝ペルシャ」と呼ばれる「ペルシャ人」の支配地となっていました。このペルシャが、バビロニアに滅ぼされてその地にとらわれていたユダヤの民を救いだし解放者となる一方で、国家的には支配したわけで、ペルシャのユダヤに対する影響は限りなく大きかった、らしいです。

例えば、ゾロアスター教でもっとも重要な思想の一つが、この「最後の審判」「天国と地獄」という思想で、これらは一般にキリスト教の思想だと思われてしまっていますが、そのキリスト教の母胎であるヘブライ神話にはこうした考えは全くなく、それ故このキリスト教の思想は遠くこのゾロアスター教の影響下にあるのではないかと推測されるという事です。

http://www.ozawa-katsuhiko.com/5egypt/egypt_text/egypt06.html

この岐阜大学の教授のHPもわかりやすくてお勧めです。

 

終末というからには「スタート」があって「終わり」があるわけで、直線的な時間感覚なのですね。これもちょっとググッてみました。

古代オリエントの民族の多くは円環的時間観を有していた。
古代エジプトでは時間は再帰する状態の継起とみなされ、過去と未来の区別をもたなかった。早くから天変占星術に関心をもっていた古代メソポタミアの諸民族は、その天体の地上への影響への信仰を考えると、歴史的進歩の思想を持っていたとは考え難く、天体の運動に象徴される円環的な時間観を有していた。前5世紀の古代ギリシアにおいては、その思想の<過去回顧的>性格からして、主要な哲学学派が未来を軽視して過去を重視する円環的な時間観を有していたことは驚くにあたらない。

古代社会で例外的なのはペルシアのゾロアスター教である。
前6世紀から前331年のバビロニア征服のころにかけてペルシアではゾロアスター教が最盛期を迎えた。その始祖ツァラツストラは北ペルシアの牧羊族の出で、多神教を排してマツダ神への信仰を説き、真理に組するものは不朽の栄光を獲得し、虚偽に組するものは「永遠の暗闇」に罰せられると説いたが、この「最終の事態」の教義こそ、終末論の最初の体系的主張で、ユダヤ教とキリスト教に深刻な影響を与えた。

キリスト教は救世主キリストの出現にはじまる世界の出来事の一回性と最後の審判に終る歴史的終末論を主張し、この直線的な時間観は古代世界を支配していた循環的で再現可能な時間観と基本的に対立していた。そして、それを明瞭に主張し、特に、ギリシア人の時間観を弾劾したのはアウグスティヌスで、『神の国』でキリスト教教義を支える終末論的な直線的時間観を明確に述べて、それに反するギリシア人を痛烈に非難している。

 

 

色々面白いですね。目を開かされるというか(*´∀`*)

 

 


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