The Phantom of the Opera / Gaston Leroux

ガストン・ルルー原作「オペラ座の怪人」

品川

2011年12月04日 | 「オペラ座の怪人」

 

オペラ座ファンの娘と品川遠征に行ってきました。せっかく上京するのでついでに上野のゴヤ展にも行きました。宮廷画家としての絶頂期の作品から徐々に作風が変わっていくのが分かる展示になっていました。

大きな油絵もあるのですが、小さな版画や素描もたくさんあったので、近づいて一つ一つ解説のあるものは読みながら鑑賞したので、結構疲れました。常設展も見ましたが、充実した内容で、全部は見切れなかったのが残念です。

その後、品川で25周年映画鑑賞。ああ、やっぱり映画館は良いわぁ。そして何度見ても、何度聞いても感動。色々感じたことはありますが、今日は疲れたのでここまで。

で、帰ってから地元でインド料理のレストランに行きました。(インドでもずっとカリーでした。帰国後、自分でもカレーを作って食べましたが、また行きました。)

 

あ、今テレビを見てるんですが、ジャッキー・エヴァンコが出てるーーー!!!!か…かわいいいいいッw

「とてもお上手ですが何かイメージして歌ってるんですか?」の質問に「もしかして神様が降りて来て歌っているのかも」ですって。音楽の天使来たーーー、ですね。

両親はオペラ関係の方でなかったのに2005年ジェラルド・バトラー主演「オペラ座の怪人」を見て、歌に目覚めるとはw嬉しすぎです。

↑ クリスすぎ。

 

 追記

娘は好きじゃない、というのですが私は大好きなアレキサンダー・ゲーベル・ファントムを今夜は聴きます。家族にファントマー(家族に私含めて3人)がいると会話が楽しいです。夜のドライブでオペラ座を聴き比べながらオペラ座談義とか出来るのが一番楽しいかな。

 

 

 


3回目なるか…

2011年12月03日 | 「オペラ座の怪人」

http://operaza25.jp/

どうにか行けるかな~。もちろんDVDは買うのですが(家族で見るから字幕付きの方)映画館で観たい。

 職場用の年賀状も描かなきゃだしで忙しいと言えば忙しいのですが。
そういえば震災以来行方不明のペンタブがやっと出てきました。よかった、買うと高いものなので><

まあ、それだけ絵を描いてなかったんですね。今年はクリスマス絵を描く予定はないです。他のオペラ座サイト様のクリスマス絵が楽しみですね★

 

 


日常

2011年10月29日 | 「オペラ座の怪人」

もしかして劇場が増えた?
六本木ってあったかな?

六本木、品川、横浜、埼玉と時期的にバラツキがあるのでチャンスを狙って行けるかも!栃木の南部と言っても往復の時間を考えると一日つぶれるので、仕事の忙しい時期にインド旅行にも行くくせに遠出するのはなかなか難しいです(涙)。

2005年映画でも「遠出してでも映画館に来てよかった。家で観るのとは違う」と思った経験が何度もあるので、見られる限り見てみたいものです。日常の雑音を完全に遮断できるのは映画館だけですからね(--;)

ラウルや支配人の座っているのが本物の桟敷席とか、屋上の場面の背景が本物のパリ・オペラ座とか、マスカレードがパリ・オペラ座の大階段を意識した作りの階段とか他では見られない、でもすっごく見たかった部分もあるし、(逆にブルー・グレーの緞帳が映像だったとか、ハンニバルの象、なにより重要なアイテムである「クリス等身大人形」が出てこないというのは残念でなありません)、映画館の中に木霊する(←最重要)怪人の地底から響いてくるような声とか映画館で聴きたいです。

もう映画館で聴けなくなる!と思うと焦ってしまいます。(再上映もあるかないか分からないし)

それに今回の25周年映画は、「常に自分の席に固定された状態で鑑賞=一つの視点」という舞台芸術においての個人的に苦手な特性も若干緩和されているので、そこもよかったかな?
何台もカメラが配置されていて、映画並みのカメラワークとは行かないまでも、動きがあるのは「映画>>>>舞台芸術」な感性には有難いものがあります。(才能があるなら漫画家か映画のカメラマンになりたかった)

アルバート・ホールと言う赤と金が基調の劇場も、パリ・オペラ座を思い出させていいですね。その上、さらにアルバート・ホールに舞台「オペラ座」のプロセニアム・アーチが増量して装飾され、劇場自体もかなり「パリ・オペラ座」に近づいていて、観客のざわめきも加味されて、パリ・オペラ座を思い出させていいかも。シャンデリアも豪華絢爛だし、本物だし。それに「みじめで悲惨な怪人の人生」と「人生の勝利者の集う劇場」との対比が視覚的に分かりやすい。

シャンデリアの形状も、落とす事を念頭に入れているのかよく分からないのですが、平べったいのは、結構辛いものがあります。どうしても萎える気持ちを抑える事が出来ないのです。でも今回は落ちないのは残念ですが、ヴィジュアル的な異和感がないどころか、劇場内の中央で輝いている姿が感動的ですらありました。(落ちる場面は映画版で脳内補完する)

「Wishing You Were Somehow Here Again」を歌い上げたシエラ・クリスの満足そうな、感動に満ちた表情は「Think of me」や原作の中で「ロミオとジュリエット」などを歌って喝采を浴びるクリスティーヌのようで素敵だし、歌そのものも、熱心に歌い上げている姿も見ていて感動。
でもそのあと「十字架から出てくる(?)ファントム」というのは見てみたかった気が。

アン・マスクの場面も怪人が右をむけばちょこまか右移動、左を向けばちょこちょこ左に移動、「目を大きく見開き、悪戯っ子でハンターなクリス★ミャハ☆」を見た事があるだけに、よかった。
この場面のクリスの心理をどう解釈するかによって演じ方も違うのだと思いますが、あまりにも軽々しいのは(私の中では)マイナス・イメージだったりします。あれだけの上下感・主従感があったのに(しかもそこが萌えなのに)、「は?急にタメ口?」くらい急降下します。年齢的な事とか19世紀とか、そういう部分から考えてもフレンドリー過ぎるのはなぁああ。

そういう意味で最後のあたり、跪き、ファントムの手の甲にキスするような動作も萌えでした。
(ちなみにファントムに近づいていくエミー・クリスの動きも厳かな感じがしていいなあ、といつも思います)

色々ありますがもう一つ気がついた点。クリスの強力な巻き巻きヘア、少し緩和されてないか?という事。あんなにグルングルンしていて、髪型として(サラの髪型なんでしょうが)結構微妙だったので(もうすっかり慣れましたが)、パーマが緩くなって、自然な感じになったのは良かったです。

ダンサーもロイヤル・バレエ団の人とか加わっていたのでしょうか?映画の時も有名なダンサー(ホセ・ティラード)が踊っていたし、きっと上手なダンサーを選んだのかも(眼福)。
2005年映画のダンサー多数出演という事もあって、「Swan Lake」に何度も通った事が懐かしいです。生ホセの踊りを拝めたのは一度だけでしたが素晴らしかったです。

ま、とにかく3回目に行けるように時間を調整してみます★

 


見てきました~

2011年10月22日 | 「オペラ座の怪人」

行ってきました。よかったです。豪華絢爛でしたし、ファントムもクリスもよかった~!!!!
ラストとか、ラストとか…!!

今回はアルバート・ホールと言う事で演出とか舞台装置が若干違ってはいました。でも実物のオペラ座の写真も使っていて個人的にはすっごく嬉しかったです。

歴代ファントムも登場。大好きなマイケル・クロフォードが出てきた時は大・大・大感激しました。ジェリー・ファントムにはまりまくって、次に(最初はものすごく微妙だった)クロフォード・ファントムにも病みつきになりましたから、憧れの人でウルウルしました。

JOJもすっばらしい声量で!!!!ロンドンの感動が甦りました。

「オペラ座の怪人」は本当に偉大な作品だな、と思いも新たにしました。出会えてよかったとしみじみ思います。

DVD?買うに決まってます!

 


いよいよ

2011年10月22日 | 「オペラ座の怪人」

いよいよ今日です、25周年映画。

なんだかなんだか凄くいいらしいじゃないですかッ?
そんなもう見た方のブログ記事を読んだら、ちょ…なんかすっごい緊張してきました。

別館っ更新も一日早くしちゃって良かった。今から行くけど、昨日はちょっと手がつかない状態でした。

DVD?買う気なかったんですが、もしかして買う事に?

とにかく行ってきます!

 


驚愕「ラブ・ネヴァー・ダイズ」映画化

2011年10月18日 | 「オペラ座の怪人」

ちょっ、マジ?嘘ッ!やだああぁぁーーッ!

お友達のブログに遊びに行ってみたら、すっごい衝撃の記事がーーーーーーッ!!!

「ラブ・ネヴァー・ダイズ」映画化

http://www.asahi.com/showbiz/stage/theater/TKY201110170115.html

 

原作は殺人小説かホラーか、歴史物か恋愛物か判然とせず、テーマもあいまい」には共感。

もし完成したら見に行きますが…。

 


更新

2011年10月09日 | 「オペラ座の怪人」

予告していた原作部屋の「マダム・ジリーのモデル」をUPしました。まあ、確実にモデルとは言えないのですが、何と言うか面影は宿している、と言えなくもないかな~と。
お時間のある時にでも覗いていただけると嬉しいです。

何とか二か所更新できました。なかなかお絵描きが出来ないのが残念です。


マダム・ジリー

2011年10月01日 | 「オペラ座の怪人」

原作コーナーへも拍手をありがとうございます。
「おお、こんな辺境の隅っこみたいなコーナーへも来てくれた方がいたのか!」と感謝しています。

近日中にちょこっと更新予定です。ものすごくどうでもいい上に、間違ってるかもな更新ですが、よかったら見てやってくださいませ(^^)

あ、マダム・ジリーについてです。

【追記】原作コーナーですがALW版のマダムについてです。

 


舞台オペラ座を映画館で

2011年09月18日 | 「オペラ座の怪人」

http://operaza25.jp/

ロンドン、舞台「オペラ座の怪人」が映像化されて映画館で見られるそうです。
きゃああああ、嬉しすぎ!

絶対見に行きます(^^)/

スタッフは…
  

オペラ座の怪人
クリスティーヌ
マダム・ジリー


ラミン・カリムルー
シエラ・ボーゲス
リズ・ロバートソン

だそうですが好みの歌手だったら嬉しいですね!


初宝塚

2011年09月11日 | 「オペラ座の怪人」

宝塚「ファントム」行ってきました。
女性が演じるファントム(エリック)どうかな~、とドキドキワクワクでしたが・・・素敵でした(*^^*)

エリックの不幸度は低いとしか思えないのですが、萌どころもたくさんありました。やはり父子の銀橋のデュエットとかウルウルものでした。

「エリック、お前は私の生きがいだよ」と歌っていたようでしたが、いや、もうこれだけでじわーーんと泣けます。
(「You are my own」の歌詞はよく聞くと結末を暗示させてたりするんですね、観劇後パンフレットを見て気付きました。キャリエールとエリックの関係と言うのもいろいろ考えさせられるものがありますね)

エリックの死後、クリスがピアノで思い出の曲を弾くとエリックが登場(クリスの幻覚なのか、エリックの魂なのか)…萌え死にました。「エリックの死後、二人が会う」と言うのが泣かせますね。

エリックの死後、クリスの心に残っているか否か、というのは気になるところで、ファンとしては永遠に二人の繋がりがあってほしいので。

 

オペラ座ファンにとって、心の琴線に触れるエリックとクリスティーヌと言うのは十人十色だと思いますが、私はこの二人も大好きです。

クリスティーヌは本当に可愛らしくて、清純そのもので、個人的な理想のクリスに一番近いのでは、と思います。

素敵な作品を教えてくれた紗耶木様ありがとうございました(^^)




ひっさびさに

2011年03月03日 | 「オペラ座の怪人」

 

「オペラ座」のCDを通して聴いてみました。やっぱり良いですw

今夜はドイツ語の物を聴いたのですが、色っぽくて凄味があってうっとり~。音楽的な知識がない物だから感動が上手く書き表せませんが、妄想噴出!

好みのオペラ座を聴くと、というか自分のイメージする怪人にぴったりの歌声(姿は分からないので)を聴くと妄想に羽が生えたような感じですね。(妄想は私の場合文章的なものでなくて絵的なイメージが立ちあがってくる、と言う感じです)

 

意外な事に(?)王道なのでクリスティーヌとファントムの歌声の重なる歌の時はゾクゾク、うっとり、素晴らしくって圧倒されます。

 

それとは別に今まで気付かなかったこんなクリスを発見しました。ポーランド版のようです。

http://www.youtube.com/watch?v=n597RyeiXjs&feature=related

 

 

 


たわごと

2011年02月16日 | 「オペラ座の怪人」

 

「サソリとバッタ」という爆破装置が日本製なのはご存じかも知れません。どうして日本製なのかな?ジャポニズムでそんな物が流行っていたのかもしれませんし、事実万博でそういう展示物があったのかもしれません。(精巧な青銅製の昆虫と言うのは実際あります)

「オペラ座の怪人」に出てくる地名は帝国主義時代においての征服者と被征服者に大別されます。(例、フランスVSコンゴ、ベトナム、ラホール(シーク教国、インド、中央アジア)

征服者の最たるものはその当時の先進国、しかも海軍となれば一番重要な戦力だったでしょう。先進国の貴族で、海軍軍人で…となれば世界の頂点だったりします。しかも美貌だったら(^^;)

逆に人間とも認められず、しいたげ続けられ、醜い存在は…(^^;)国で言ったら最弱の国と言う事になるかもしれません。

「大国フランス」VS「被征服国家」=「ラウル」VS「エリック」という図式を逆転させるものとしての「サソリとバッタ」なら、白人国家一人勝ちの歴史を変えた非白人国家・日本の品物がふさわしいのかもしれません。

連載が1909年なら日露戦争が終わってまだ間もないころです。しかもその戦争が引き金になって超大国であるロシア帝国は存亡の危機に瀕していてパリの新聞をにぎわせていた頃ですから、日本製の爆破装置はまがまがしいイメージを伴っていたかもしれません。

 

ちなみにルルーは時事問題をとりいれて書く傾向がありますが、1893年にラホールのマハラジャ(王)、ダリープ・シンが失意の最中にパリで亡くなりました。(彼は色々調べると大英帝国の老獪さの犠牲者だと言う事が分かります)
書き割りはジョゼフ・ブケーが絞殺された場所にあり、地下への入り口を隠しています。オペラであると同時に、悲しいパンジャブ(ラホールはパンジャブ地方の街)の王様の面影を宿していると思えてなりません。