気の向くままに、今日の話題をお届け

以前は、Gazooブログ「今日の話題は」をやっていました。
基本、忘備録的日記です。

交通安全講習会

2011-12-30 14:01:08 | トピック

年末恒例ですw
ちょっと「賞味期限切れ」ネタですが(苦笑)

勤務先で毎年末に実施されているのが、交通安全講習会。

地元自治体のおまわりさんに来てもらい、事故例とか予防運転とか、事故を起こしてしまったらどんな悲惨な目に合うかを、実例で紹介してもらうのね。

いわば、毎日運転している事でマンネリになりつつある安全意識を、再確認してもらう意義もある。

かなり教訓になったケースがあるので、ご紹介。

 

 

今回、管内6件の死亡事故例の紹介があった。

ただ、そのうち3件は、おまわりさんの話を聞いた限りでは「被害者は何故車に向かって行ったのか???」と疑問に感じるような事故。

 

2件の事故は、4車線道路で見通しの良い直線。

ただ、発生は夜間なので、ドライバー側からすると歩行者の発見は遅れてしまう。

車線の多い道路は平均速度が一般の2車線道路より高い。

そんな速度の高い道を横断歩道も信号もない所で横断するのは「自殺行為」に近いくらい危険。

そして、事故は夜、横断歩道でない場所を歩行者が横断し、左側から来た車にはねられて死亡。

いずれも70過ぎた高齢者が被害者だったとの事。

 

2件とも、ドライバーは右側から横断してきた歩行者に直前まで気が付かず、ブレーキをかける間もなく跳ね飛ばしたそうだ。

一般的に、そんな危険な場所を横断してくるケースは殆ど無い。

夜間だから車が少なかったので、横断を試みたと思われる。

だけど、ドライバーの認識とすれば、「この道は横断してこない」という先入観は有るよね・・・(^^;)

ましてや、車のヘッドライトは右前方は対向車に配慮されて左前方より光の届き方手前になる。

ハイビームで走っているのならまだしも、ロービームでは直前まで発見が遅れる。

 

逆に、人からすると、ヘッドライトをつけている車は良く見える。

車が来るのがわかっていながら、車より先に渡りきれると思って自ら飛び込んで行っているとしか言いようがない。

70過ぎた高齢者では、車の運転経験の無い人が多いから、判断を誤っても仕方ないのかもしれないが・・・。

 

 

もう1件はドライバーのわき見。

ナビ画面に目を移していた時だったそうだが、どの程度の「わき見」だったのかはわからない。

その道も見通しの良い直線道路で、しかも横断歩道があって昼間だった。

 

40代の女性が自転車に乗ってその車の前を横断歩道で渡ろうとしたらしい。

先程の高齢者なら、夜という事もあって速度の判断ミスをしたと考えられなくはないが・・・。

この女性は「横断歩道を自分が渡るから、相手は止まる」と過信したのだろうか?

特に「目や耳の不自由な女性」とは説明が無かったから、車の接近具合や安全に渡れるか否かのタイミングの判断は、きちんと認識できたと思うのだけど・・・。

 

 

 

ここで私が教訓と思ったのは・・・。

 

 

 

被害者3人は気の毒だけど、客観的にみると「走っている車の前を、余裕ない状態で横断しようとした」結果が自らの人生にピリオドをうってしまっている。

逆に言うと、ドライバーの立場から考えると、こんな「命知らず」な行為をする交通弱者に巻き込まれて人生を台無しにしてはいけないと思う。

 

 

3件目のドライバーは、ナビ画面を見ていなければ回避できたかもしれない。

でも、他の2件はヘッドライトをハイビームにして走っていなければ、見えなかった可能性が高いから、回避できたかどうか?

夜は対向車がいればそれだけで「蒸発現象」が起き、「歩行者を認識する事が困難」な状況だってある。

対向車の直前は眩しくて歩行者は見えず、対向車とすれ違った直後は、右前方は真っ暗闇になっているから、「歩行者を発見しろ」というのが無理に近い。

(歩行者が反射テープとか懐中電灯とかを持っていれば、わかるだろうけどね・・・)

 

 

余談だけど、ヘッドライトを上向きにしたままで停車した車の助手席から降りた人が、その車の後ろを横断しようとして対向車に轢き殺されたケースがある。

対向車のドライバーは眩しくて、速度こそ落としたものの何も見えない状態でそこへ進行していくしかなかったのだけど、それでも一番の過失はそのドライバーにあるのだろうか?

停車した車のドライバーの過失が一番大きいと私は思うけどねぇ・・・。

対向車が眩しくて見えない状態を作ったまま、気が付かなかったのだから。

 

(止まったらヘッドライトは消してスモールライトにしましょう。その方が安全です。)

 

 

という事で、くれぐれも皆さん、自分が「陥れられないように」安全に気をつけて運転しましょう。

無謀な「交通弱者」を相手に「加害者」にされてしまうケースもあるので、「君子危うきに近寄らず」ですね。

分別のある交通弱者の皆さんには、「自分が見えていても車は自分が見えていない事もある」と認識して道路を歩いたり横断したりしてもらいたいです。

 

 

事故に遭ったら、お互いが不幸になるだけですから・・・


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

宮ちゃんNO1 [2011年12月30日 17:21]
こんばんは~ 宮ちゃんで~す!

何とも・・・聞いただけ・・・ゾッとしますネ!
交通事故・・・加害者も居れば・・・被害者も居る
自分の身を守る術を知っておくのも必要デスね~
でも・・・ドラーバー側からすると・・・
何とも防げない事も有りそうデス・・・


にーなな [2011年12月31日 20:30]
こんばんは。
とっても、ご無沙汰してしまい申し訳ありません。

本当。。今の法律ではどうしても”ドライバー”に不利な傾向があるような・・
仰るように、防衛運転・・これが大切なことかと。。
たとえ、軽微な事故でも”不愉快”は付きまといますし・・

今年一年お世話になりました。
また、来年もよろしくお願いいたします。


ファシスト [2011年12月31日 20:44]
こんばんは。
最近、街が明るくなったせいか、ヘッドライトの付けずに走行している車をよく見かけます。
またおっしゃるように、停車中にヘッドライトをつけっぱなしにしている車も見られます。
自転車走行する時にも点灯されていると見えないんだよねぇ。
今年もお世話になりました。 来年もよろしくお願いします(^-^)/
人生でも安全運転しまーす!
EP82-SW20 [2011年12月31日 21:43]

>宮ちゃんNo.1さん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

そうなのですよ、聞いた限りでは「歩行者側がわざわざ事故にしている」ように感じる例なので…。
ドライバーにも事故を起こさない「予防・予測運転」をする義務がありますが、交通弱者と呼ばれる歩行者・自転車にも「事故を誘発させない義務」はあると思います。
最近では無灯火自転車が歩行者を轢き殺すケースもあるらしいですから、弱者とばかり言っていられないと思いますが・・・(^^;)

EP82-SW20 [2011年12月31日 21:48]

>にーななさん、こんばんは。 こちらではご無沙汰ですねw
コメントありがとうございます(^^)

軽微であって運が良くても、事故は事故。
後味の悪さはお互い付きまとうと思います。
それにはやはり、「自分はルールを守っているから正しいんだ」なんて「思いあがった様な感情」は捨てるべきでしょうね。
信号無視気味に入ってくる車を見ると、とても腹立たしいですけどね(><)


こちらこそお世話になりました。
来年もまたよろしくお願いします(^^)
EP82-SW20 [2011年12月31日 21:52]

>ファシストさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

時々発進する時にライト点けるの忘れる事あります(苦笑)
あ、止まっている対向車のヘッドライトに腹立たしい思いをされた口ですね(^^;)
あれ、迷惑ですよね。
スモールライトにしてほしいですし、対向車には危険です(汗)


こちらこそ来年もよろしくお願いします。
人生の安全運転、良いフレーズですねw
けいづか木の子 [2012年1月2日 22:44]
もともと運転上手じゃないのにいろんなところが衰えてる。ひやっとすることが多々あります。
いつでも緊張感をもって運転しなきゃ・・です。
あっ・・免許更新行かなきゃ(汗)
totoroko [2012年1月3日 1:09]
こんばんは。
身をつまされる話ですね。どちらになっても、運が悪かったでは済まされない。でもそう思いたくなるのではないでしょうか。
若いつもりをしていても確実に衰えているから、最近は何歳で運転をやめようかと真剣に考えています。
EP82-SW20 [2012年1月3日 21:59]

>けいづか木の子さん、こんばんは。 連続コメントありがとうございますw

私はAT乗り続けたら、「老化促進」につながると思い、MTを定期的に乗っています(笑)
同僚で10年ATに乗り続けた人がいて、MTを試乗したらギクシャクしかギアチェンジできなくなったと言っていました(^^;)
事故に巻き込まれない為の「予防運転」は重要と感じましたよw
私も今月更新ですw


>totorokoさん、こんばんは。 連続コメントありがとうございますw

そうなのですよ、タイミングがずれていれば双方とも不注意でもぶつからなくて済むのが交通事故ですからねぇ・・・(^^;)

私は、「運転が楽しく感じなくなったら」止めようかと思います。
車が無いと不便な場所なのですが、自分の便利を取るか、人の命を取るかといえば、不便でも人を殺めずに済む方が、私や家族の為にも正解だと思います。
まめ八 [2012年1月3日 22:56]
こんばんわ。
コレも今の日本の間違った弱者論ですネ。
無謀な事をやって被害を受けた人間が弱者として過剰な保護を受けるって可笑しいと思います。
そもそも、日本の道交法の中で常に疑問に思っているのは、シートベルトとバイクのヘルメット着用義務です。
シートベルトやヘルメットを着用せずに死のうが生きようがその人の勝手なハズ。。。
それを何故、法律で取り締まるのか?
コレは保険会社からの圧力でこうした法律が出来ているそうです。
このことを勘案して考えると、どんなに無謀な相手を轢き殺しても車が悪くなる→だから任意保険は必ず入らなければならない→保険加入者が増える。。。という事らしいですよ。
元々、日本は女系文化(母親的な発想・・・転ばぬ先の杖な文化)と言われていますが、この点に関しては、父親的な発想(自己責任を問う)が必要なんじゃないかと思いますよ。
EP82-SW20 [2012年1月4日 20:34]

>まめ八さん、こんばんは。 連続コメントありがとうございますw

確かに、着用は本人の意志かもしれませんが、「非着用であった事が一番の死因」であっても、今の日本の法律では「加害者が一番悪い」とされると思いますよ(^^;)
やはり法律で義務づけて、「明らかに非着用が原因で死んだのなら、それは被害者の道交法違反であり、加害者の過失は無い」と加害者を守ってあげる必要もあるかと。

良くも悪く戦争でアメリカに負けたために「自由の風潮」をゆがんだ形で取り込んでしまったから、「保護された(無責任な)自由」が正しいと考えてる輩が多いのでしょうね。
モンスターペアレンツなんて、その一番のケースでは?

自らの過失が原因で命を失ったら、それは自らの責任。 
これがアメリカの「自由」ですからね。
子供の過失が原因であっても、「管理責任」をこじつけて問う親も相変わらずいますから、その辺は上から変えていかないと、難しいかもしれませんね(^^;)


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