※燃費に関する記事は、→ カテゴリー「燃費」で見る事が出来ます。
前回の燃費レポで、冬場に16km/L台を記録したヴォクシー。
実は、運転だけでなく、物理的な燃費対策も今シーズンから施して、の結果でもあります。
ヴォクシーには燃費マネージャーなる優れもののアイテムを付けています。(これは別途アップします)
この燃費マネージャー、エンジン水温が表示できる。(今の車はランプのみ。水温計が付いている車でも数値が書かれていないから、何度なのかはわからない(><))
こちらは型が古いタイプで今はKeiワークスに付けている物。
私は一番下の項目に水温を表示している。
実は、この水温が燃費に大きく影響を及ぼす曲者(苦笑)
まず、ヴォクシーに付けてわかったのが、こんな条件。
1.外気温4゜C以上、エンジン水温55゜以上 → トルコンが無条件にロックアップ。
2.外気温4゜C未満 水温75゜以下 → トルコンロックアップせず。
3.外気温4゜C未満 水温76゜以上 → トルコンロックアップ、フェーエルカット。
これが、2の状態でも、空調をオフにしておくと、1の状態になる。
(実は、スペーシアギアも似たような制御をしているとわかった。それもまた別途。)
因みに、トルコンがロックしない状態と言うのは、発進直後の状態。
エンジンだけが吹き上がり、その勢いで速度が上がっていく、そんな状態です。
トルコンがロックアップすると、似たようにエンジンは吹き上がりますが、その吹き上がりの程度が下がり速度の上がり方も良くなるんですよ。
この条件、厳密に言うと、各水温に±1゜Cと言う誤差が有る様です。
こんな事がわかったので、寒冷時でもエンジンを始動して76゜Cに上がるまでは、極力ヒーターをオフ(空調オフ)、と言う苦行をやってます(苦笑)
トルコンがロックするので駆動力が伝え易いから、と言うのも有ります。
(と言うか、56゜Cくらいまで水温が上がらないと、ヒーターは微風で全然暖かくないんで、ヒーターをオンにしていたらデメリットしかないんですよね・・・(><))
そして、もう一つ。
水温76゜以上でないと、アクセルオフでもアイドリングと同じ燃料消費をしてしまい、フェールカットの恩恵が受けられない(><)
更には、「ヒーターを入れると5秒であっという間に5゜以上水温が下がる。」ので、外気温が4゜C未満だと、水温が76゜Cを越えたからってヒーターを入れると、あっという間にトルコンのロックも外れちゃう・・・(><)
燃費だけでなく、タイヤへの駆動力の伝達の良さも考えると・・・。
曲者の水温を極力早く上げて、高いまま維持したい
とは言え、真冬でヒーターを使わないまま走るのは健康によろしくない(^^;)
(76゜Cはエンジン始動後15分くらいで到達するからそこまでは我慢できるとしても、ヒーター入れた途端に水温が下がり、ロックアップが外れるのは、「許しがたい!」(苦笑))
そして、アクセルオフでフェールカットが働くとエンジンの発熱量が下がる。
更に、走行すればファンが回らなくても0゜Cに近い風がエンジンルームに入り込み、それだけでエンジンが冷却されるので、そちらでも水温が下がる(><)
という事で、ラジエーターシェードなる物を廃物利用で自作しました。
こちらはヴォクシーのボンネット。これが何も無い状態。
下が拡大写真。
ボンネットロック解除用のワイヤーの下に見える、縦メッシュの部分がラジエーター。
その手前の横メッシュは、エアコンの熱交換器。
エアコンの熱交換器の手前には、段ボールを突っ込む十分な隙間がある。
という事で、捨てる段ボールを利用して3分割のシェードを作る事にした。(一枚物だとボンネットストッパー部が邪魔をして入らない・・・)
左から、段ボールに両面テープを張った状態・その上に100均で買ったアルミ断熱シートを貼り付けたのが中央・右がその裏に100均の紙テープを張った状態。
アルミシートと紙テープでサンドイッチしているので、段ボールの折り目でシナシナ曲がる事が無い。
ちょっとした「段ボールボード」だ。
これを3つ作って、ラジエーターグリルの隙間に差し込む。
この状態は左右のみ。中央はボンネットストッパーが邪魔をしているので、長さの短い物に修正・・・。
前から見ると、こんな感じ・・・ 目立つ(^^;)
中央にもシェード入れると、ラジエター全面がほぼ覆える。
「ぱっと見で茶色が目立つなぁ・・・」という事で、ダーク系塗料で着色する事にした。
紙テープを張ってしまったから塗料が乗らず、着色がちょっと大変だったけど(^^;)
さて、エンジンルーム内に段ボールで安全か? って気になるところだけど、放熱器の表面に当てて覆っていないので、隙間がある。
しかも、冬場ではまず使わないエアコン放熱器の前に設置している。
直接風は遮れるけど、ラジエーターファンが回れば、その隙間を経由して風もそこそこ流れる。
そして、3つ差し込んだ状態で走り出して、92゜Cくらいまで水温が上がったところでシェードに触ってみて、全然熱くない事を確認。
エンジン側のアルミの反射面が、少し暖かい程度だった。
その後、水温を確認しつつ2時間くらい乗っても、熱さが増す事も無し。
水温92゜Cになるとファンが回って冷却されて、85゜Cくらいまで下がるから、スポーツ走行でもしない限り、問題無さそう。
(何しろ、発進加速で2000回転くらいまで回るものの、通常1000回転近くで走ってくれているし、5000回転くらいで回し続けていてもオーバーヒートしない設計はしているだろうからね、ラジエーターの前に隙間を開けて覆う分は問題無いっしょ(笑))
外気温が10゜Cくらいになったら1か所を外し、15゜Cくらいで2か所、20゜Cで全部外す、という事を昨年の3月頃やってみて、火災については何ら心配ないと確認し、早速この冬実践した次第。
当然、何かあったら自己責任(笑)
0~5゜Cの日に通院に出かけて、90゜C程度で停車。
約1時間後位でのエンジンの水温は55゜Cでした。
35゜Cくらいまで下がっているのが今までのケースだったので、効果が有ったと言えそうですw