自殺するつもりで川に来たら、こんな形で止められるとは・・・(笑)
私達は来月結婚するけどあなたは死なないで!!
この動画を見て、随分前だけど、私の恩師から聞いた話を思い出した。
何でこんな話を聞いたのかは覚えていないし、言葉もこれが正しかったかは覚えていない。
だけど、こんな内容だった。
恩師:「私の所に『死にたい』って言って来た女性が居たんだよ。」
私:「人生相談ですか? どう言って止められたのですか?」
恩師:「『家の前に鉄道が走っているから、どうぞ、そこに飛び込んでください。私は一向に構いませんから。』って答えたんだ。」
私:「ええっ!? そんな事言ったら・・・汗」
恩師:「それがなぁ、『私は今悩んで死のうと思っているのに、何でそんな事言うんですか!!』って怒りだしてね(笑)」
私:「はぁ!?」
恩師:「『今あなたは怒りましたね? 本気で死にたいのなら、怒る理由は無いでしょう? 本当は死にたくないのに、軽々しく「死にたい」って言うものでは有りませんよ。』って話をしたら、思い留まってな。今も時々手紙をくれて、元気でやっているぞ。」
確か、こんな話だったなぁ。
恩師の自宅の前には歩いて3分ほどでローカル線が走っている。
ローカル線だから、彼女が腹を立てて線路に向かったところで、すぐ電車に飛び込んで死ねるかと言えば、電車そのものがすぐ来ないから安全は安全。
恩師は人を見る目が有ったから、この女性が「本当は死にたくはない」とすぐ見抜いたので、敢えて逆療法的態度を取ったのだと思う。
実際、本気で死のうと思っている人は、この動画の例の様に「死んでやる~!」ってならないらしい。
いつだったか、毎度おなじみ「ながらラジオ」でたまたま「命を救うには」とかいうテーマの番組が流れていてね。
その時、自殺寸前に思い留まって今は立ち直っている女性がゲストで出ていたと思う。
この女性、完全な過労状態で一線を越える直前まで行ったらしい。
「駅のホームに電車が入ってくるのがわかって、『あっ、ここで一歩踏み出せば、楽になれるんだなぁ・・・』って踏み出すところまで行きました。死ぬ事の怖さより、とにかく『楽になりたい』って思っていました。ふと我に返り思い留まれたので、今の私が有るんです。」
この様な話をしていたと思うから。
「死にたい。」って言っている人間は、まだまだ「不満が有るけどこの不満を解消して生きたい。」って言う気持ちの表れなのだろうね。
前にも取り上げたけど、私の友人も「死にたい。」とは一度も漏らした事は無かったね。
ただ、ある日の電話で「ちょっとおかしいぞ、こいつ・・・」って感じたから、翌日残業断って様子を見に行ってあげたんだよね。
その時は完全に「憔悴状態」の表情をしていたけど、後で「あの時来てくれたから、踏みとどまれた。」って言ってたよ。
もし死にたいと言っている人がこの動画を見てくれたら、多分思い留まると思うよw