気の向くままに、今日の話題をお届け

以前は、Gazooブログ「今日の話題は」をやっていました。
基本、忘備録的日記です。

「自分は絶対に事故を起こさない」つもりで運転していても・・・

2007-11-14 23:46:19 | 

「『自分は絶対に事故を起こさない』心構えで十分注意して運転しているから、今まで事故を起こしていない。」そう思っていませんか?

前回の飲酒運転の話の続きです。

 

安全運転の為に十分注意を払って運転する事、これは正しいことですが、実はそれでも事故に遭うことはあるのです。

不注意をしていなくても・・・・。

 

これまた私の体験談をご紹介。

免許を取得した当初、かなり緊張しながら公道での運転を始めた私。
3年間無事故・無違反で過ごしてきた頃には、やがて

 

「『自分は絶対に事故を起こさない』心構えで十分注意して運転しているから、事故を起こす事は無い。」

 

と、妙な自信を持つようになりました。

 

そして5年目、事故を起こしてしまいそれが大いなる「過信」だと言うことを身をもって経験する事になります。

起こしたというよりは、遭遇してしまった、という感が強いです。

 

犬を轢いたのです。

 

状況説明をしましょう。

道幅4m程度の道路でセンターライン無し。

右側に犬2匹を連れて私の進行方向へ向かって散歩している人一人。

道幅は広くないですが、道路は速度制限標識無し。

つまり60km/hまでは違反ではありません。

 

この人に20km/h程度で接近。

犬はじゃれあいながら飼い主の前を歩いていました。

犬はつながれているから、仮に飛び出されてもぶつからない距離までしか飛び出せない。そのはずでした。

 

しかし、飼い主のほぼ真横に車の鼻先が接近した瞬間、一匹が正面にまで飛び出した(!)。

 

正面に飛び出された時、既にフロントウィンドウ下端に隠れて見えない至近距離。

轢かずに止まれるわけが無い。

私にできる事は、急ブレーキを掛けるだけでした。

 

幸運にも左の前輪と後輪のほぼ中央に転がってくれ、後ろ足大たい骨骨折で済みましたけど、これで相手が「人間だったら」?

 

私は「加害者」ですよね。

 

この事故、私は飛び出した犬を確実に見ていました。

車の速度は20km/h、違反はしていません。

そのままの速度で私の車は、飼い主と犬を追い抜いていくはず、でした。

では何故犬は私の予想を超えて正面まで飛び出してこれたのか???

 

飛び出した犬は、実はつながれていなかったのです・・・。

 

この犬は、散歩していた人の犬では無く、放し飼いされていた別の飼い主の犬。

友達の犬が散歩に来ていたので、じゃれていたのでした。

 

つながれていない犬が一匹この道幅を歩いていると認識いていれば、いつでも止まれる速度で接近していたのですが、つながれていると誤認していたが為に、「飛び出されても紐の長さの範囲」と判断していたのでした。

 

 

さて、私はこの事故で過失を問われるのでしょうか?

 

飛び出される寸前、犬から視線は外していません。

前方不注意ではない。

 

速度制限は60km/hの場所を20km/hで走行。

違反もしていない。

 

仮にドライバーの過失を問われるとすれば、

 

飛び出した犬が鎖でつながれていると誤認した事。

 

かな?

 

 

放し飼いがそもそも違反行為だから、今回の一件では飼い主から私への苦情はありませんでした。

でも、私はお見舞いに行きましたよ。

 

これが人間相手だったらどうなったでしょうね??

 

相手が仮に非を認めてくれたにしても、警察では加害者扱いされると思いますよ。

 

以来「交通事故はこちらがどんなに注意していても、避けられないタイミングで起こる事がある。」と言う認識を常に持って運転しています。

逆に、それでも事故に遭遇してしまった場合、「そうなる運命だったとあきらめろ。」と割り切るように考え方を変えました。

 

この経験が無ければ、私も「自分は絶対に事故を起こさない。」なんて思い上がって今まで運転を続けていたかもしれません。

 

極論ですけど、事故は不注意・居眠り・飲酒運転したところで起こらない時は起きません。

勿論、それは単に運が良いだけでしょう。
危険なタイミングに遭遇しない確率が偶然高かっただけ。

 

そして「注意を払う」という事は、事故に遭う確率を減らす行為と考えるべきでしょう。
「注意を払う」事で、例えば相手が信号無視して交差点に突進してきても、事

前察知していれば、避けられることもあるのです。


でも、私の例のように、シラフであっても絶対に避けられないタイミング」という状況もある事をお忘れなく。

だから、「自分は飲酒運転しても事故なんか起こさない。」なんて考えは持たないでください。

 

 

今まで「運が良かっただけ」ですからね・・・。

 


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

五里霧中 [2007年11月15日 19:08]
こんばんは。
怖いですね。
この前、免許更新した際のビデオを思い出しました。
…でも人間でなく、そしてワンちゃんも死ぬ事なく良かったですね。
「絶対に避けられないタイミング」で人身死亡事故を起こしてしまったら…と思うと本当に怖いです。
ラクちゃん [2007年11月15日 19:42]
「~かもしれない」運転をして運転しないといけないんですね(〃ー〃)。○
今回だと犬が飛び出してくるといけないと想定して、徐行にしないといけなかったんですかね(?)
でも、いつも「~かもしれない」運転してたら日が暮れてしまいそうですよね(〃〃;)

運転していてヒヤリ体験する事が結構あります。今日もありました…

事故は絶対に起こしたくないですが、人身事故だけは絶対に避けたいです(〃ー〃)。○
事故にあってないのは、運がいいんですよね♪
これからも安全運転に心掛けて運良く過ごしていきたいでーす☆

LUXEL [2007年11月15日 21:17]
こんばんは。
私がクルマを運転している時は、周りのクルマはもちろんの事、歩行者の動きも絶えず注意しながら運転するようにしており、私自身が自己防衛の運転していても、事故に巻き込まれる事があるかもしれません。
中には大きな障害物が道路に落ちているなど、避けられない事故もありますね。

お互いに安全運転に努めましょうね。

EP82-SW20 [2007年11月16日 20:34]
>五里霧中さん、こんばんは。
コメントありがとうございますw

出勤途中の事故だったのですが、一日中頭の中で「何故避けられないタイミングで飛び出したのさ」と、そればっかりでした。
仕事がまともに手が付かない状態でしたよ(^_^;)
相手が犬で命を奪わずに済んだとはいえ、精神的に立ち直るには少し時間がかかりましたよ(汗)


>ラクちゃんさん、こんばんは。
コメントありがとうございますw

そうですね、紐が見えていても「1匹はつながれていないかもしれない」と考えて通過すれば、轢かなくて済んだと思いますよ。
そこまで推測できなかったですね(^_^;)
私は動物も含めて事故を起こしたくないですよ。
でも、陽気の良い雨の日に道で飛んで遊びまわっているカエルちゃんは、轢かないで済まないですけど(^_^;)

EP82-SW20 [2007年11月16日 20:35]
>LUXELさん、こんばんは。
コメントありがとうございますw

防衛運転することは自らの危険回避のためにも重要ですよね。
でも巻き込まれる確率は少なくなってもゼロにはなりませんから。
以前当たりませんでしたけど、先行する大型ダンプカーから石が一つ落ちて道路で弾み、当時の愛車カローラ屋根の上の高さまで跳ね上がった時は、肝を冷やしましたよ(^_^;)
この時は避けられましたけどね・・・。

ファシスト [2007年11月17日 23:16]
こんばんは。
車を運転する以上、いつも事故の可能性がありますよね。
それは車に乗ってなくても一緒ですが。
近頃、朝の原付隊に赤ヘルおばちゃんが
加わったんだけど、キケンな運転のオンパレードです。
事故を予測できないってキケンですよね。
EP82-SW20 [2007年11月17日 23:45]
>ファシストさん、こんばんは。
コメントありがとうございますw

私が良く見る危険運転の車は「ナビでTVを見ながら運転している」車です。
夜前にそんな車が走っていると、後ろを走ってる私からも映像が見えますからね(苦笑)
こうなってくると、「危険」を認識すらしていないのではないかと・・・・。
コメント
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