1027 間もなく、ジャカルタから日本へ出発する。今回、インドネシア滞在は日本で使う金型を準備し、作って日本へハンドキャリすることと、日本からの中古設備をインドネシアの会社で使ってもらおうと再提案し、推進する事でした。とにかく三週間で二種類の金型のデザインをし、図面を書き、金型を作ると云う神業的迅速さでこなさなければならなかった。もし、日本で作れば図面の費用も発生し、金型費用を含めれば、三倍以上の価格がするでしょう。また、納期も、どんなに急がせても、二カ月以上かかるでしょう。
そして、日本へ金型を持ち込んだら、装置は入荷しているが細かな準備が出来ていないので三日ほど準備を完了し、その後一週間で二つの製品を作るつもりだ。どんなに遅くても、製作依頼を受けて40日以内には二つのサンプルを作り上げる。私が試される。
Idul Aduha この行事は大嫌いです。人間を生贄にしていたのを動物に変えたのですが、子供も見ている前で、残酷なやり方だと思う。流石に、テレビではその部分はボカシになるが、どうなっているか、想像はできる。止めてしまおうと云う人はいないのでしょうか。
折しも、ハジのシーズンです。メッカ巡礼の季節なのです。待遇のひどさがいつも話題になるし、バゲジが無くなってしまったと云う話も繰り返される。それでも、続く。
一昨日の前夜祭から昨日の本番、イドゥル アドゥハ(犠牲祭)この行事はイスラムにとってレバランラマダンに次ぐ重要な行事です。多くの牛、ヤギ、ヒツジの民衆の前で首を切って殺し、さばいて、細切れにし、参加者に分け与えるのです。資産家が多くの動物を寄付して貧乏人がよってたかって奪い合うと云う風習はずっと以前から変わっていない。ラバラン、レバランの時のスンバコの配布と同じようなものです。いろいろな会場へ行って、できるだけたくさんの分け前を貰おうと、皆さん必死です。パニック、ヒステリーはいつものこと。何回も受け取りに来ます。肉屋さんが代理人が代理人を差し向けることもあります。
獲得した肉やスンバコをどうするかというと、お金に変えるのです。売るのです。当り前のことですが、大多数の人は、肉や洗剤や砂糖より現金を欲しいのです。イスラムの振る舞うと云う習慣も金持ちの罪滅ぼしというか、自己満足を満たすにはいい機会かもしれないが、一般庶民の本心は、現金を配ってもらいたいのです。モハメッドさんもその庶民感覚を分かっていなかったようです。
其の会場を出た処の道端で、路上販売が行われている。
ぎりぎりの夕方5時過ぎに金型とインボイスを受け取った。空港に入る時のX線チェックでやっぱりバゲジを開けられ、持ち出しは認めないと云われた。しょうがないから30万Rp別室で払った。今度はカウンターで5kgオーバー、別のキャッシャーで40万Rp払った。仕方がない。
支払い 袖の下 重量オーバー
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