3904 日本は、最初から、バンドゥンではなく、北街道の高速鉄道を推奨すべきだった。どう考えても、山の中の都市、バンドゥンを通って、スラバヤまで高速鉄道を作りには無理があるし、バンドゥンの為に多くのことが犠牲になる、費用は当然だが、安全性にリスクがある。これで、完全に、バンドゥンから先、中国高速鉄道を延長する必要が全くと言っていいほどなくなった。
それより、スラバヤから東に中高速鉄道を延長し、ジャワ島からバリ島の海底トンネルを作りバリ島まで延長する可能性の方が高くなる。と言うことだが、
日本とインドネシアは、共同で調査開始をするとになったが、2021年から工事が始まる予定になっている、それまでに、フライオーバーや地下道など、踏切を無くす費用、現国鉄のルートはスラバヤの手前で北に迂回する場所がある、それを直線にするのかなどが、主な検討項目になる。
まさか、調査だけ日本に頼んで置いて、今の中国高速鉄道ジャカルタ、バンドゥンのように、中国と工事契約を結んでしまうということはないと思うが、全く。あり得ない話ではない。今回のジャカルタ、スラバヤの話、中国もリニ大臣も、相当、悔しい思いをしているはずだ。まだ、諦めてはいない。彼らがどういう手段に出るか、常に警戒する必要がある。
そもそも、この話が出たのは、2016年ころ、中国が高速鉄道の起工式をしたころに、本格的にジャカルタ、スラバヤ間をどうするかと言う話が出て、時速350kmなんていう速度は必要ない、200km程度でいいから、スラバヤまで、作ろうという話が出た。その時、バンドゥンまでを日本にやってもらうことを勧めていた、若干、日本に後ろめたい気持ちを持っていた何人かの大臣が、今度こそは、日本に頼もうという状況だった。
とにかく、彼らにしてみると、あれから3年、やっと、日本と共同で工事を始めるための調査契約ができたと満足感が感じられる。しかし、さて、一年半後、どうなっているでしょうか。またかよ、と言うことにならないことを祈る。
MM2100とチカランバラット間。建設が進んでいる中国高速鉄道の橋脚、それが、延々と建てられる。
今日、もらったおつり、ずっと以前から、インドネシア人のお札の保管仕方は、くしゃくしゃにしてしまうことをなんとも思っていない。道端の店、どこでも、出すおつりは、こんなものだ。払う方もくしゃくしゃ、そして、臭い。
調査 契約 不安