3711 大雨が止まず、8時から10時に変更して、チャガールアラムに入った。完全に、大量の水が、どこもかしこも、登りも下りも、歩く、狭く開けた場所は雨水が流れていて、登り始めから靴の中に水が入ってしあったい、とに角、滑る、つま先で蹴ってあること、必ず滑る、足の裏全体で蹴りながら登る。もっとも、この歩き方が山登りの基本だから、その歩き方は慣れていた。それでも、ちょっと急で、細い木の根が露出していない場所は、必ずと言っていいほど、ずるっとすべってしまう。そして、問題は下りだ、下りの場合はとにかく、滑りそうもない場所を探して足を置く、それでも、数え切れないほど尻もちをついたり、仰向けに転んだり、左右にも転んだ。泥だらけである、傷だらけだ。
倒木が多い、木の途中で折れているもの、根っこから抜けて倒れているもの、元々、ハッキリしていない道だが、それを完全にふさいでしまっている場所が多数、迂回しるには、生い茂った林の中、小枝ら蔓をかき分け、横たわる木をまたいだり、くぐったり、手をついてかがんだり、足を大きく上げてまたがったり、疲労と体のあちこちが痛む。頭を何回も打った。
そして、雨季の後半の今、意外では見られない水の流れ、石の上を歩くが、最初から、靴の中に無図が入ってしまっているので、お構いなしに流れに足を入れて歩いた。滑る石の上に載って、何回転んだか、水量が最大だ。パナンジュンの滝壺迄降りた。私一人できているので、下りた。連れが一緒だったら、絶対下りない、それほど、下り登りが、厳しい、一年で最大の水量の時期、普段は無い滝がいくつも現れていた。いつもの滝壺迄降りるためには、無かったはずの滝の下を頭から水を被って通過する。帰りもそこを通った。もし、一緒の人がいれば、絶対無理だ。
そこまで、ラフレシアには会えない、逢うのは蕾と腐ってしまって真っ黒の残骸ばかりだった。
帰りは、滝の上まで出て、ちょっと休憩、歩き出したが、その滝の上の沢を遡らなければならない、大量の水が勢い六流れている。その中を道を探しながら歩く、ラフレシアに匂いは全くなし、ひたすら、転びながら上り下りを繰り返しながら、とにかく、早く逃げ出したい、この環境から、という一心でひたすら、休憩もせず、歩きとおして、戻った。昨日の足が攣ったなどは、今日の足の攣り方は、序の口だ、平坦な場所に下りてきても、足が言うこと聞かない、右往左往しながら、車にたどり着いた。
結局、咲いたラフレシアには会えなかったが、大量の水のお陰で、いつもは見られない滝を幾つも見たし、その水量は、何十回も来ているが、最大で、豪快だった。落下の水によって、風が起きていた。一人でと買った、誰かを連れてきていれば、この情景を見ることはできなかった。
ゲート前の信号の四差路にできたモニュメント、日の暮れる前と暗くなってからのライトアップ
年寄りは痛みだすのに時差がある、明日の朝が心配だ。
豪快 転び 滑り