お久しぶりでございます。
3月3日に発症した腰痛は今も続いていますが、それでも東京のいつもの整形外科の先生に
「科学的に説明して下さい!」と迫ったので、わたしの背骨のレントゲン写真を見ながら、現時点で陥っている問題が解明されたので、ちょっと安堵してます。
腹圧がないので、背骨が反っちゃっているみたい。
腹筋、そういうえばもう半年以上、さぼってます。ジムにも忙しいのを口実に昨年春来、ほとんど行ってなかったものね。
というわけでわたしの問題に適した腰痛体操を3つほど教えてもらって、毎朝毎晩、やってますと、あら不思議、少しずつ楽になっています。
まだ長時間、母の病室でこまごまと中腰になって片付けやなにやらしていると、腰がびびびびと言い始めるんですが、帰ってまたすぐストレッチしてます。
思うのは、田舎のお医者さんは説明してくれないので不安が増長される。
東京の先生は「あなたの場合、神経には来てないようです」とか、安心することも言ってくれる。
電気治療も東京のリハビリのほうがはるかに強力で、終わったあとも、ぴくぴく、ってするほどで効いてるって感じがしましたよ。
というわけで、看病人のわたくしの方は着実に回復の道をたどっています。
母は、手術は成功。女医さん、やはり上手かった! 合併症もなく、快調に複数のチューブもとれて抜糸もして、外科的には非常に急ピッチで回復しています。
でも、やっぱり栄養を点滴に頼るぶん、老人はぐっと筋力がなくなりますからね、足腰のリハビリも今後の課題です。
「毎日、イベントがあって疲れるの・・・」とはベッドでぐったりする母の弁ですが、このイベントというのは何かしら母がストレスを受ける治療のことで、まさに障害物レースのように次から次へとストレスを伴う治療があり、母は苦痛に耐えながら、先生や看護婦さんに励まされながら、毎日、乗り越えてます。
ゆっても後期高齢者ですからね。私たちだって歯医者さんでビーーーンという音を聴いてるだけでグッタリ、そういう拷問チックな治療が続くわけですから神経もそうとう参ると思います。
「やはり、ご家族のかたがいらっしゃるとしゃっきとされます」という言葉をお医者さんや看護婦さんから耳にすると、がんばって通いがいがあるというものです。
車の運転もかなり慣れてきましたしね! バッテリーは一回あげて、バックミラーがプラスチック!とやわいので木造の蔵の壁にこすって壊れましたけど、プラスチックなんて知らなかった! もっと頑丈かと思って、がががと押したのだけど。ま、蔵が崩れ落ちるよりは良かったわけです。
それにしても三寒四温というのですか、丹波では春が足踏みしてるのがつらいですわ。
夜もすっかり誘眠剤にたよってますし、昨日はなしでがんばろうと思って、お気に入りファブリス・ルッキーニのラジオ対談番組を睡眠剤がわりに、イヤホンして床に就きました。
彼の饒舌を聞いてれば眠気も来るだろうと思ったら、大間違い。
けっきょく30分番組3本聞いちゃって午前2時。しかたなく誘眠剤に手が伸びました。
でも悲壮感はないのでご心配なく。
先週、東京ではミシェル・アザナヴィシウス監督(『あの日の声をさがして』/4月24日公開)のハードスケジュールインタビュー通訳も無事こなしましたし、なんとか壊れず正常に生きてます。
逆境時において人間は順応能力を発揮する、とは監督のお言葉でしたが(第二次チェチェン紛争が舞台の映画で9才の少年と19才の青年が、真逆の方向に順応していく姿が描かれております)、
わたしも順応してます。福ちゃんも順応してくれてます。
ここ数日は、夕食7時過ぎまで待たせてるもんね。
でも、夜は10時まで起きてても叱りません。環境の変化をいっしょに乗り越えてますよ。