日曜日、メルヴィル・プポー特集上映のラストは
「エロス療法/Eros Thérapie」
監督はカイエ・ドュ・シネマの批評執筆から監督へと転身したダニエル・ドゥブリュー女史。
「ボーダーライン」の頃は、華やかな雰囲気の女優さん兼監督として、超注目してたんですけど、その後、「誘惑者の日記」は見逃したままになっていて、この2003年の「エロス療法」はケッサク!
キャストもみんなハマリ役ばかりで、あらららら、楽しい~。
SMクラブのメトレス役のクレール・ヌヴェールなんて、懐かしい!!
アンドレ・テシネの作品で見たきりかしら? SMの女王ピチピチレザーコスチュームに包まれたダンサー出身のグラマースリムなボディが爽快。
メルヴィルもある意味、はまってます。ダニエル・ドゥブリューはうまく彼のイノセント&クリュエルな資質をつかんで活かしてます。
最近こそ、フランス映画界では若手の才能ある女性監督ががんがん輩出されていますが、あの頃は、アニエス・ヴァルダ、ディアーヌ・キュリス、ジョジアーヌ・バラスコ、そして・・・というくらいしか名前が浮かばない。
そんななかでダニエル・ドゥブリューは、インテリなんだけど、ちょっとアブナイ感じで、大いに期待してたんですが、その後寡作で・・。
久々に見た彼女の作品、快作(怪作)だったのでホッとしました。
とはいえ、あれからすでに9年か・・また撮って欲しいなあ。