Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

31歳というと

2004年01月14日 | old diary
 2001年1月。妙に戦闘的な1年をどうにかやりすごし、ちょっとは落ち着いた心持ちで僕は31歳になった。その日は、転職が決まって遠くへ旅立つ友達が遊びに来てくれ、地元の飲み屋でごちそうしてもらい、一緒にラーメンなんぞを食ったりしている。

 手帳をめくりつつ他のことを思い出してみる。ふむ、スノー・ボードとか行ってたんだな。雪山スキーも。そういえば、もう随分行ってないな。おっとー、株に手を出してますね。やばいやばい。最重要事項は、Bob Dylanのライヴに4回足を運んだことか。これはほんとに素晴らしかった。ライヴは他にもいろいろ。年末にはクラプトンも観ている。あとは、W杯前年ということもあり、サッカーも代表戦はけっこう観に行っている。えとせとらえとせとら…。

 ざっと思い返してみると、それなりにいろんなことがあった。気力も充実し、いい1年だったように見える。しかし、そのどれもが僕にはぼんやりとしているのだ。靄がかかったみたいに、輪郭がはっきりしない。それはやはりジョージの死の印象が、あまりに強いからだと言わざるを得ない。正直な話、この年はジョージが亡くなったことしかまともに思い出せない。11月30日夕方、受話器から聞こえてきた妹の声を、僕は一生忘れないと思う。

 決定的に暗い年の瀬であったことだけは間違いない。