Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

そこに山があるから

2005年04月30日 | old diary
 よーく飲んだ…気がする。調子こいてあれこれしゃべってた…気がする。お恥ずかしい。

 茅ヶ崎のおいしい焼き鳥屋さんで、いろんな人に会った。イラストを描いてる人とか、ヒマラヤを登ったことのある人とか。で、みんなが共通して昔のアメリカ音楽を大好きだったりする。そんな人達に囲まれて楽しい時間だった。その夜は友達が僕の家に泊まっていったので、2人でギターを弾いたり、レコードを聴いたりした。だらだらと。朝の4時頃まで。

 ブートをいくつかいただく。エリック・カズの日本公演、そしてThe Whoものを数枚。思わず声をあげて喜ぶ。ありがとうございます。今は『Tommy』のデモ集を聴いてるところ。やっぱり凄いよ。マジックがあるね。これに1969年アムステルダムと1976年トロントのライヴ。こちらも聴くのが楽しみ。たまにご好意でいただくブートCDR。なぜかThe Whoのものが多かったりするんだよな。

 今夜から山スキーをしに北アルプスへ出かける予定。山スキーとは、スキーをもって(あるいは履いて)山を登り、上から滑ってくるというもの。もうかれこれ3年以上はやってないから、果たして体力がもつのだろうか。かなりあやしい。で、天気予報によれば雲行きもあやしいという。

 友人:「明日の午後から(天気が)崩れるらしいんだよ」
 MIYAI:「ほんと。嫌だなぁ」
 友人:「日帰りにするか」
 MIYAI:「そうだよな」

 というわけで、2泊の予定がすんなり夜行日帰りとなった。行き先も白馬岳から、もうちょっと楽そうな針ノ木岳へ変更。ほらね、けっこう軟弱なのだ。でも、夜行日帰りってのも、それはそれで大変だと思いませんか?片道5時間くらいかかるんですよ。どっかで1泊くらいしろよって気もする。

 まぁ、いいや。多分、明日の夜には江ノ島に帰ってきてるはずです。

MYLON

2005年04月28日 | old diary
 MYLON。マイロンと読む。グループ名であり、先日買ったレコードのタイトルでもある(1970年発売)。スワンプ寄りのシンガーソングライターといったサウンドが実に心地よい。かかっていたレコード屋で即買いした、かなりお薦めな1枚。プロデュースはアラン・トゥーサン。

 グループの中心人物はマイロン・ルフェーブルなる人物。僕はこの人のことを全然知らなかったんだけど、これだけ内容がいいとちょっと気になるわけで。早速、ネットで検索開始。

 するとなんとまぁ、ジョージの名前が出てきてびっくりしたのだった。えっと、このマイロンさん、1973年にテン・イヤーズ・アフターのアルヴィン・リーとの連名でアルバム『On the Road to Freedom』を発表している。これって麻薬中毒だったマイロンを友人であるアルヴィンが助けようと企画したもので、錚々たる面々がレコーディングに参加している。その中にジョージもいたというわけ。しかもだ、かの名曲“So Sad”をプレゼントし、スライド・ギター、ベース、コーラスと大活躍しているというじゃないか。“So Sad”、大好きなんだよなぁ。これと“Simply Shadyのコンビは、ボブ・ディランでいうところの“Simple Twist of Fate”と“You're a Big Girl Now”の関係に等しい。『Dark Horse』のハイライトだね。このマイロンとアルヴィンのヴァージョンの方が最初に世に出たことになるんだよな。うーん、聴いてみたいな。ちなみに、12弦ギターを弾いているのはロン・ウッド。これまたダークホース的。

 さらに調べてみると、このマイロンさん、なかなか面白い人生を歩んでいた。まず、17歳のときに“Without Him”という曲を書くのだけど、この曲をメンフィスの教会で歌っていたとき、それをたまたま聴いて感動した人物が、この曲をレコーディングする。その人物こそ、なにを隠そう、かのエルヴィス・プレスリーその人であった。かくして“Without Him”は、エルヴィス初のゴスペル・アルバム『How Great Thou Art』(1966年)に収録され、それからの1年でマイロンの曲は130人近いミュージシャンによってレコーディングされることになる。若くして巨万の富がころがりこんできたマイロン。こうなりゃあとはジャンキー・ロードをひた走るっきゃないと。そういうわけござい。でも、その後、友人達の助けと、神のご加護があったのか、ゴスペル・シンガーとして成功。80年代後半にはグラミー賞までいただいちゃうのだから、ほんとに才能のある人だったんでしょうね。

 結論:すべての道はビートルズとエルヴィスに通じる。

2005年04月27日 | old diary
 髭剃りをする。でも、毎日じゃない。週に1~2回くらい。「さぁ、今日は都内でもぶらぶらするかな(もちろん仕事です)」という日の朝に、なんとなーく剃ってみたりする。で、今日は剃ってみたりしたと。そんなとこ。濃い方じゃないので、1回剃れば3日くらいは放っておいてもあまり気にならない。

 僕はいわゆる古典的な方法で髭を剃る。シェービング・クリームをのばし、T字型のカミソリを下から上へと移動させ、最後にお湯で洗い流す。たまにだけど、アフター・ローションをつけて肌を引き締めることもある。全行程、せいぜい5分くらいで終わる。

 髭を剃らなかったからといって困るようなことって今のところないし、伸びてくるとついそのまま伸ばしたくなったりもするのだけど、僕なりに鏡にうつる自分の顔を分析するに、まだ髭面がしっくりとこないような印象をいつも受けるので、なんとなく剃ってしまう。そんな年月がつづいている。

 でも、基本的に僕は髭が嫌いではない。僕が幼い頃から憧れてきた人達は、みんな髭が似合う人たちばかりだった。ロバート・レッドフォードとか、ジョージ・ハリスンとか。だから、いつかかっこよく髭をはやせたらいいなぁと今も思っている。昔はよく自分の写真にマジックで髭を描きこんだりもしたっけな。さすがにもうやらないけどさ。

 ちなみに、ジョンとポールはあまり髭が似合わないと思う。これまでで一番髭が似合わないと思ったのは、ミック・ジャガーかな。ふざけてるのかと本気で思った。リンゴは髭があった方がいいな。ピート・タウンゼントもそう。スプリングスティーンは、今ははやさない方がいい。若い頃はよかったけど。ディランは不精髭がよく似合う。

脱線事故があった日の夜に

2005年04月26日 | old diary
 昨日は誰もいない実家へ帰った。両親が旅行に出かけているので、庭の花に水をやったり、ポストにたまった郵便物をとるのが、まぁ目的といえば目的。でも、夜にはしっかりした雨が降ったから、僕が水まきする必要はなくなってしまった。

 誰もいない実家でやることなんて、どこをさがしたって数えるくらいしかない。とりあえず、テレビをつけてビールを飲んだ。悲しい脱線事故のニュースをしばらく見ていた。ビールを2本飲んだところで、今度は新聞でも読むかと思ったのだけど、旅行にでかけてる間はとめているようで、古新聞しかなかった。Who Wants Yesterday's Paper♪メールチェックでもするかとPCを立ち上げるが、なぜかネットにつながらない。メールで自分のアドレスに送っておいた仕事の資料も開けず。

 ふむ、いよいよなにもやることがなくなったぞ、と思ったときに、そういえばバッグの中に文庫本を入れていることを思い出す。角田光代の「まどろむ夜のUFO」。ありゃ、まだ読み終えてなかったんだっけと、ソファに寝っ転がってページをめくっているうちに、ついうとうと・・・。結局、今もまだ読み終えていない。

 音楽でも小説でもそうだけど、女の人が書く物語には独特の空気がある。それは男である僕には、これからもきっと理解できないのだろうなと思わせるなにかであって、そこが魅力でもありつらいところでもある。すぐれたソングライターなり作家であればあるほど、物語は言葉にならない気持ちを多様にしゃべりだす。この多様さの矛先が、男と女では、どうも違っているように僕には感じる。決定的な違いのようでありながら、密接に結びついているようでもあり、どうにかシンクロしている程度に思えるときもある。

 女の人が女の人として生きている姿は美しく、僕はそんな彼女達に強く惹かれる。しかし、実際にそういう人と一緒にいるのは難しいのかもしれない。これが彼女達の歌を聴いたり、本を読むときのに感じる、僕のささやかなジレンマだったりする。

奴らはクルーザーに乗ってやって来た

2005年04月25日 | old diary
 アースデイの清志郎、出演したのは昨日だったんですね。なーんだ、もともと行けなかったわけか(僕は午後の3時30分には横浜のライヴ会場にいる必要があった)。ネットで写真観たけどすごい人だったようで。これを観てからmoe.のライヴに来たという友達と会場で会った。「“宝くじは買わない”とかやったんですよー」と彼女は楽しそうに話していた。いいな。

 moe.のライヴもすごくよかったと思う。けっして技巧的なわけじゃないのに、緩急つけたインプロで会場の熱を上げていくのはさすが。ジャム・バンドの醍醐味。とにかく、ものすごく、盛り上がってた。ステージがはねた後も歓声はむしろ高まるばかりで、楽器を片してる兄ちゃんたちが「お前ら、うるさいからもう帰れよ」みたいなことをジェスチャーしてたくらい。

 僕は半分仕事だったんだけど、行ってみればやることもなく、開演前からビールかっくらってた。ライヴの間も飲みっぱなしで…。こんなんでいいのだろうか?福岡出張でお世話になった人が来てくれて、嬉しかった。

 会場は、倉庫が建ち並ぶドックの中にあって、けっこうわかりにくい場所にある。1階が中国系のレストランになっているのだけど、これが馬鹿みたいに広い。オープン・デッキの席でビールを飲んだのだけど、いくつかのグループはなんとクルーザーで乗りつけていた。きれいな女の人たちを連れた褐色の肌をしたおじさん達。いかにも「俺たち、金もってまーす」といった顔で、アルゼンチン株がどうしたとかそんな話をしてたりする。映画だと、こういうところで悪い奴らが麻薬の取り引きをしたりするんだろうなと思った。「ほら、あの船はね、埼玉県から来てるそうですよ」と、この日会ったばかりの人が教えてくれた。さいたま?海ないだろ。ってことは、川下ってきたのか?まぁ、気持ちのいい日だったから。

 でも、なんか感じ悪いですよねぇ。なにがっていうと、うーんと、なにがだろうな?きっと、全部だと思う。妙にさわやかな海風から、出てきたスペアリブがやたらと美味かったことまで、ほんと全部。

音楽的な夜の出来事

2005年04月24日 | old diary
 昨日行ったイベントは、千葉の市川にある「VIS-A-VIS」というバーの10周年。僕は店に行ったことはないのだけど、話によると ジャマイカ~アフリカンなどの南向きなゆるい音楽がメインの店らしい。昨日のパーティーは、ライヴとDJ&お酒と料理という楽しいものだった。僕の友達はブルースの7インチを数枚持ってきて、ギュンッとグルーヴのある空気が作り出していた。

 友人「なんか悪いなぁ。今日はアースデイに清志郎が出てるのに」
 MIYAI「ほんと?」
 友人「うん。フリーコンサートだよ」 
 MIYAI「……。先に言ってよ」
 友人「いや、そしたらそっち行っちゃうと思って」

 うーんと……、いや、行かねーっつーの。そりゃ清志郎観たいけどさ。ちゃんとこっち来ますって。

 でも、嘘偽りなく、僕はこのイベントに行って本当によかったと思っている。(おそらくは)清志郎以上のパフォーマンスを、この夜、僕は観ることができたのだから。

 ライヴは4つのバンドが登場し、どのバンドもいい演奏していたと思う。でも、最後に登場した吾妻光良トリオは、すべてを(それこそありとあらゆるものを)根こそぎかさらってしまった。かのThe Swinging Boppersで名の知れた吾妻氏。恥ずかしながら、僕は名前しか知らず、登場したときは想像以上におやじなんでびっくりした。すっかりハゲあがった頭にでっぷりした体型(「人間ドックで太ってますねと言われました」とか言ってた)。しかし、演奏する姿はあまりにかっこよかった。

 吾妻氏はブルースを歌った。ジャズもカリプソもブルースっぽく歌った。でも、僕がこの夜聴いたのは、ほんとにブルースだったのだろうか?とにかくハートがダイレクトに伝わってくる。音楽への愛情が熱い塊となって僕を直撃する。脳天と心臓と股間が同時に総毛立つこの感覚が(大袈裟に言ってるんじゃないよ)、ステージで顔を楽しそうにしかめてギターを弾いているこのおじさんからもたらされていることだけは、はっきりとわかった。もうジャンルなんて少しも意味をなさない。これは“音楽”なんだと思った。こういう瞬間に出くわすからこそ、僕は今も飽きることなく音楽を聴きづつけているのかもしれない。そんな気持ちにさせられた夜だった。

 さて、今日は横浜でmoe.のライヴ。えっと、半分お仕事です。もしお暇でしたら、皆さんもぜひ横浜ベイホールまで。入口で僕の名前を出せば無料で入れてもらえる……わけがない。勘違いしないように(はいはい)。

リンゴのコンピあげます

2005年04月23日 | old diary
 リンゴ、いいなぁ。繰り返し聴く『Choose Love』。トパトパと音をたてるリンゴのドラムは、今日の青空のように気持ちがいい。

 昼にパスタを茹でる。なんか週末になると洗濯をして、パスタを食べてるような気がする。今じゃすっかり手のこんだものは作らなくなった。買い物にも行かないから、冷蔵庫はいつもからっぽ。野菜とか買ったって、どうせ腐らせてしまうだろうし。あれこれ考えてはせっせと自炊してた頃が、今では懐かしく思える。ふりかけるだけで出来上がりの明太子パスタのチープな味が、そんな僕の気持ちに作り物のパセリのような嘘くさい彩りを添える。

 でも、今僕の部屋にはリンゴのニュー・アルバムが流れている。僕の自炊の時代はいつしか去ってしまったけど、一足早い夏のようにリンゴの歌声がここにある。みんなより一ヶ月半くらい早く。悪いね。

 そこでというかなんというか…。昨日か今日か、カウンタも区切りのいい数字を突破したみたいだし、久しぶりに全員プレゼントをやらせていただこうかと。今回はもちろんリンゴです。といっても、新作じゃないですよ。それはちゃんとお金出して買ってください。え?僕ですか?そりゃもう買いますよ。当たり前じゃないですか。嫌だなぁ。

 『Time Takes Time』、『Vertical Man』、『I Wanna be Santa Claus』、『Ringorama』。これら大充実の4作品から、僕が酔っぱらいながら選んだ愛すべき佳曲の数々を1枚のCDRにコンピしたもの。え?新作からはないのかって?だから、それはちゃんと買えって言ってるだろ。しょーがねーな。え?なに?いや…、僕だって買いますよ。当たり前じゃないですか。嫌だなぁ、もう。

 というわけで、欲しいという方がいらっしゃいましたら、メールでお名前とご住所をお知らせください。そんなの欲しくないという方は、えっと、お知らせいただかなくても大丈夫です。

 では、僕はこれから出かけます。とあるイベントを観に渋谷まで。友達がDJをちょっとだけどやるみたいなので。まぁ、リンゴはかからないと思うけどね。もしお暇でしたら、ぜひ渋谷O-NESTまで。入口で僕の名前を出せば無料で入れてもらえる……わけがない。お間違えのないように(なんのこっちゃ)。


Choose Love

2005年04月22日 | old diary
 大変ありがたく申し訳ない話だが、一足早くリンゴの新作『Choose Love』を聴くことができた。昨日、日付けが変わる頃に部屋に戻ってみると、ポストの中でリンゴが僕の帰りを待っていた。慎ましく、出しゃばらず、でも威厳をもって。さすがに酔っ ぱらった状態で聴くのは失礼だろうと思い、昨日はそのまま就寝。そして今朝、ちょっとどきどきしつつ、プレーヤーのスイッチを押したと。そういうこと。ぼちっとな。

 途端に部屋の空気がハートウォームなものに変わっていく。これがリンゴなんだよな。まだ、さらっとしか聴いてないけど、ひっじょーにリンゴらしいアルバムだと思う。ほどよいセンチメンタリズムに、あの独特のドラムがドパスパ鳴ってるんだからね。気持ちいいったらないよ。

 『Time Takes Time』が出たのが確か1992年だっけな?あれ以来、リンゴのオリジナル・アルバムの充実ぶりには目を見張るものがある。サンタさんのも良かったし。あとは、好サポートをつづけるラウンドヘッズを従えてのツアーが実現してくれればいいなと思う。で、来日してくれることを願うばかり。頑張れ、リンゴ!

恵比寿の立ち呑み屋にて

2005年04月21日 | old diary
 昨日は恵比寿の立ち呑み屋で一杯…というか「いっぱい」というか。ここはいい店だったね。軽い気持ちで(それこそビールを1~2杯飲んだら帰るつもりで)入ったのに、出てくるものがどれも美味しくて、ついつい気持ち良くなっちゃって、話もはずんじゃって、気がついたらいい時間になっていた。

 例えば、黒豚味噌。豊潤で深みがあって、実に素晴らしかった。以下は、これを舐めながら、日本酒をちびちびやりつつした会話。

 同僚「この味には、メジャーになりきれない硬派な感じがありますね」
 MIYAI「そうそう。でも、わかる人にはちゃんとわかるというかね」
 同僚「ミュージシャン仲間にはやたら信頼されてるみたいな」
 MIYAI「昼というよりは断然夜でしょ」
 同僚「間違いないです。暗い部屋の片隅でギターをつま弾いてる感じかな」
 MIYAI「つらい過去をいっぱい持ってるんだけど、普段はそんなこと言わない」
 同僚「そうそう。で、歌うときにだけ吐露するというね」
 MIYAI「でも、トム・ウェイツって感じじゃないんだよな」
 同僚「確かに。もっと目立たないというか、さりげないというか」
 MIYAI「ここはウォーレン・ジヴォンってことにしときましょうか」
 同僚「あーいいですね。そうしましょう」

 ……いったいなにが「そうしましょう」なんだ?こんなことを嬉々として話す男2人。こんな僕らのことを、どうか優しく愛してほしい。

 今日は千葉へ。昼くらいには出かけてしまおう。で、帰りはビール飲みに津田沼の店にでも寄ろうかな。しかし、最近ちょっと飲み過ぎだな。よーく飲んでる。ときにじっくり、ときに調子良く。そんな感じ。

10月のNY

2005年04月20日 | old diary
 トップのポール、かっこいいですね。いつまでも若々しいポール。どんなときも笑顔を忘れないポール。誰がなんと言おうと、そんなポール・マッカートニーのことを、僕は世界で一番えらいと思っています。

 というわけで、今朝は我が生涯最大の感動だった2002年4月26日のMSG公演(ブート)を聴いて、そりゃもう胸を熱くしているのです。ほんとにあの夜のことは‥‥(涙)。そして今年は(あの年と同じく)、ポールとスプリングスティーンがツアーに出るわけで、やはり僕も(あの年と同じく)この2人に会いに行きたいと、そう思っているのです。

 ただ、日程に問題があって、スプリングスティーンのツアーは春、ポールは秋と、まったくかすりもしない。さすがに2度も渡米できるとは思えないしな。ひとまず僕の仮説としては、「スプリングスティーンのツアーは夏に再開され、10月のニューヨーク公演でファイナルを迎える→ちょうどポールも10月にニューヨーク公演(それもMSG!)がある→あらら、両方とも観れるじゃん」という展開になるんじゃないかなぁと、かなり具体的かつ楽観的かつ希望的観測的に思っているわけです。だから、既にはじまっているスプリングスティーンのチケットも、今週からはじまるポールのチケットも、当面は押さえるつもりはありません。なーに、チケットなんて直前でもどうにかなるものです。きっと。多分。おそらく。

 さらに、ここでもしもですよ、リンゴのツアーが秋に決まったとするでしょ。それも10月にニューヨーク公演があったりして。そうなったらもう大変ですよ。リンゴのステージにスプリングスティーンが飛び入り、ポールのステージにリンゴが飛び入り、スプリングスティーンのステージをリンゴが鑑賞(くらいかな?)。はぁ…、どきどきし過ぎて気持ち悪くなってきた。

 大好きな人達がこんなに頑張っているのだから、僕も僕なりに頑張って、「2005年はポールとリンゴとスプリングスティーンだったな」というだけで終わっちゃわないように、実りのあるいい1年にしようと思います。押忍。