Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

3年数ヵ月振り

2021年05月22日 | diary
 どうも皆さん、こんにちは。えっと、誰かいますか?3年数ヵ月振りのご挨拶です。

 先日、ピート・タウンゼントが76歳になりました。「そうかぁ」という感じです。さぞや扱いの難しい爺さんになっていることでしょう。それとも案外物わかりが良かったりするのでしょうか。

 僕が初めてピートを知った時、彼は37歳でした。僕は12歳でエレキギターが欲しくてしょうがない子供でした。ステージでギターを壊すピートを観て「とんでもねー野郎だ」と思いましたが、数年後にはファンになってました。

 ここで僕が言いたいのは、簡単に言うと、時の流れというものです。あれからずっと僕はピートの音楽を聴いています。こういうのって嬉しくもあり、ちょっぴり切なくもあります。なぜなら、その間に世界はどんどん変わっていったからです。僕は置いていかれ、ピートもまた置いていかれました。でも、それが歳を重ねるということなのでしょうね。

 このブログは書いていた頃、つまり30代前半のことですが、僕は自由を求めてやまない気持ちと、平穏な生活を手に入れたいという間で、右往左往していたように思います。今はといえば、自由の意味も変化し、このささやかな生活を守ることが僕の自由なのだと思っています。そして、そこに心の平安があるのだと。

 それって人から見るとつまらないことなのかもしれません。少なくとも、誰かの人生を奮い立たせるような要素は、正直、見当たりません。でも、僕にとっては今のこの生活が大切なのです。

 人って歳をとるとつまらなくなるのでしょうか?わかりません。でも、実感として、生きているだけで意味があるような気もします。それはけっしてつまらなくはないだろうと、そんな気もするのです。