Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

Moment

2007年01月31日 | diary
 昨夜は21時くらいにはパジャマに着替えて、ベッドの中にもぐりこんだ。他にやることなんていくらでもあるはずなのに、なんだか病人みたい。僕はベッドがぬくぬくといい気持ちになるのを待ってから、読みかけの小説をひらいた。そして、日付けが変わる頃にそれを読み終えた。

 本多孝好の『Moment』。僕が今年最初に買った文庫本。とてもセンスのある作家さんで、「これはちょっとすごい人かもしれないな」と思ったりもしたんだけど、読み終わってみると、全体的にはまぁまぁな印象。うーん…。彼は僕と同世代で、それは語り口や視点からはっきりと伝わってくる。伊坂幸太郎を読んだときに近い親近感みたいなものを感じたのも、きっとその辺に理由があるのだろう。会話での軽妙なユーモア感覚など、とてもよかったし、面白かった。ただ、きっとこの人は、根っこがまっすぐな、いささか真面目な性格なのかなぁとも感じた。それはそれで素晴らしいことなのだけど、そういうある種のわかりやすさが、すぐれた小説に必要な(と僕が思っている)不整合性を損なわせているのかもしれないなぁ…と思ったりもした。

 当たり前のことだけど、小説は、音楽のように演奏や歌声といった肉体的なリアリティを俯瞰することができない。多くの場合、ページをめくる僕らは、ひたすら字ずらを追いかけていくことになる。それはどこか根気のいる作業だと思うし、だからこそ、僕のようにさしてかしこくない人間には、どうしたってある種のわかりやすさが必要となってくる。しかし、それが少しでも行き過ぎると、その小説は薄くなっていく。陳腐になっていく。かといって、あまりわけのわからないものも読みたくないし、けっこうやっかいだよなぁと思ったりしないでもない。

 でも、彼の小説はもう1冊くらい読んでみたい。今回の印象だけで切り捨ててしまうには、なんだかもったいない。そんな気持ちにはさせるなにかをもっている作家さんではあると思う。

 で、今朝はThe Whoの『Sell Out』を。わかりやすいようで、なんだかよくわからない。ふざけてるんだけど、とにかくリアリティはビシビシ伝わってくる。そんな歌が詰まったアルバム。こんな小説があったらいいのになぁと、なんとなく思ってみた。

Waitin' on a Sunny Day

2007年01月30日 | diary
 うーいい天気。どうやらちょっとはあったかくなりそうな感じ。いい事なり。最近は、寒い冬をどうにかはやく終わらせる方法を考えてたりする。万年夏製造機とか誰か作ってくんねーかな。寒いのは嫌だ。

 昨日はなんだかひどく眠くて、夜10時過ぎにはベッドにもぐりこんだ。本を読んではうとうとして、うとうとしては本を読んで、いくつかメールを返したり、返せなかったりしているうちに爆睡。今はすっきりを通り越してぼんやりしてたりする。そんな朝にエリック・クラプトンの『Another Ticket』をかけてたりする。日記をつけてたりする。

 町田と藤沢の店に顔を出した。先週はずっと鎌倉の事務所に缶詰だったので、仕事で外に出たのは久しぶりな気がした。やーやーどーもどーもと挨拶し、注文をもらったりしつつ、どうでもいい話をあれこれとする。最近、音楽業界はほとんどいい話を聞かない。特に、僕が関わっているのは、元々売れない洋楽のさらに売れない世界なので、その暗さたるや、ちょっと救いがたいものさえ感じる。きっとしばらくはそんな状態がつづくだろう。でも、僕は気にしないよ。いい音楽はいつの時代にもあって、なくなることはない。それくらいのことは、僕にだってわかる。だったら、音楽の力を信じて、しのいでいこう。そうしよう。ただ、去り際に「じゃ、今度飲みいきましょうね」と反射的に言ってしまうのは、そろそろやめようと思ってるけど。せつやくせつやく…。

 読みたい本がたまっているのに、飲んでばっかで、なかなか時間をあてられないでいる。元旦に買った小説はずっとバッグに入れっぱなしだし、借りてるのもあるし、いただいたのもある。平等に手元にきた順番で読んでいきたい。

 週末に、これまたいただきもののMP3プレーヤーに、ジョージとスプリングスティーンを入れた。江ノ電の座席に座って、海を眺めながら聴く“Life Itself”や“Sandy”は穏やかでいい。もう1月も終わりなんだなぁ、はやいなぁとを思ってみたりする。結局、悪いことばかりじゃない。どうせなら楽しくやっていこう。

One More Weekend

2007年01月29日 | diary
 週末になにをしていたかと言えば…。

 土曜日:海岸線を小1時間ほどサイクリング。風が強い中、スプリングスティーンを聴きながら、せっせとペダルをこぐ。ずっと向かい風だったんだけど、折り返して追い風になったときちょうど“Born to Run”が流れてきたもんだから、「うぉー!」と思わず力まかせにこぎまくったりした(アホだ)。夜は高校時代の友人が誕生日のお祝いをしてくれた。18時に待ち合わせ、藤沢の名店「久昇」に向かう。この日は、いつも行く支店がいっぱいだったので初めて本店へ。こちらも混んでいたけど、どうにか入ることができた。ビール飲んで、おから食って、煮込み食って、くじら食って、白子バター食って、はまぐり食って、他にもいろいろ食べて、日本酒飲んで、それらを全部友人が支払ってくれた。ありがとう友よ。お金以上に、変わらぬ心づかいに感謝したい。それから僕の部屋へと流れ、ビールやジンを飲みつつ、ポールやジョージを聴きながら、僕らはいろんな話をした。気がつけば午前3時を過ぎていた。

 日曜日:昼過ぎに起き出して、しばしぼんやりし、藤沢に出て、遅めの昼飯を食べて、友人は帰っていった。僕は江の電の中からメールをひとつして、部屋に戻ってからは、ベッドに横になり、ひとりぼんやりする。微妙に体が疲れてたので、このままベッドで本でも読んで過ごそうかとも思ったんだけど、馴染みの店のマスターがDJをやってるというので、それを聴きに行った。店に入ると友人2人が楽しそうに踊っていた。かなりあげあげな選曲で、僕もビールを飲み、体を揺らし、なにげに汗などをかいたりした。ソウルやレゲエ、それにラテンっぽいナンバーが多かったけど、ラストはオリジナル・モッズのナンバーがつづいたもんで、思わず一緒になって歌ったりした。知った顔ばかりの内輪なDJナイトだったけど、30人ほど集まって、いい雰囲気の夜だったと思う。

 そんなこんなの週末。楽しい時間はあっという間に過ぎていく。そういうもんだし、それでいいんだと思う。

Racing in the Street

2007年01月27日 | diary
 朝のインスタント・コーヒー。朝のブルース・スプリングスティーン。“Rosalita”。“Thunder Road”。天気のいい土曜日。洗濯機がぴーぴーと音を鳴らしている。

 来日公演がお流れ中のThe Who。でも、最近になってピートがまた「今年の冬に日本へ行くことがほぼ決まっている」なんてことを言っていると知り、昨夜はせっせとThe Whoのレコードをターンテーブルにのっけてた。“Baba O'riley”。“You Better You Bet”。お腹がすいたので、まぜご飯をチンして食べた。

 それから、いただいたDVD『グレイスランド』を観た。これはハーヴェイ・カイテル主演の映画で、ハーヴェイ演じるエルヴィスと名乗る男が、心に傷をもった若者と一緒にエルヴィスの故郷メンフィスを目指すというもの。以前にも一度観たことがあって、割といい映画だった記憶があるのだけど、久しぶりに観てもやっぱりいい映画だなと思った。ラストに本物のエルヴィスの歌声が流れる。“Long Black Limousine”。“If I Can Dream”。深遠なる歌声。この夜はエルヴィスを聴きながら寝た。
 
 で、無事に朝に迎えて、今はコーヒーすすりつつ、スプリングスティーンを聴いてると。そういうこと。さて、そろそろ洗濯物を干そう。それからコーヒーをもう1杯だけ飲んで、海へ行ってこよう。今日はきっときれいだと思う。で、夜は高校からの友人が、僕の誕生日祝いをしてくれる。いい歳して、いつまでお誕生日会やってんだって感じだけど、えっと、さすがに今日で打ち止め。地元の飲み屋さんへ行く予定。ここのおからは本当に美味しいと思う。

 スプリングスティーンの“Racing in the Street”の歌詞にセブンイレブンが出てくる。高校生のときにこれを読んで、「へぇー、セブンイレブンってアメリカにもあるんだ」と思った。元々アメリカの店なのにね。それから、夏の夜にセブンイレブンの駐車場に集まる車のことを思い浮かべたりした。夢破れた者が走る路上のレースのことを思い浮かべたりした。

 今夜、ハイウェイは輝いている
 邪魔するなよ、ミスター、怪我しないように
 夏が来て、路上のレースにはいい季節になった

あんこう鍋を食べたのだった

2007年01月26日 | diary
 昨日はもんじゃの町、月島へ。といっても、もんじゃ焼きを食べたわけじゃなくて、いつもお世話になりっぱなしのビートリィな友人が、新年会と誕生日会を兼ねて、あんこう鍋をご馳走してくれたのだ。で、これがちょっとびっくりしちゃうくらい美味しい店だった。土地柄お刺身がすごいのはわかるんだけど(築地が近いし)、ごま豆腐はこれまで僕が食べたことのあるごま豆腐の中では間違いなく一番美味かったし、なにより鍋にたーんとのっかったあんきもをそろりと舐めたときは、思わず絶句してしまうほどのやばさ加減だった。「きっと今日は特別な日に違いない」と深く確信しそうになったくらい。その後は量の多さに腹がくるしくなり、そんな気持ちも次第に薄らいでいったわけだけど、それにしても美味かったな。すごかった。

 既にプレゼントとしていただいていた、いくつかのCDやDVDの感想を話しつつ、鍋をつつき、日本酒を飲みつつ、いつしか話題はビートルズの『Love』へ。で、『Love』の話になると、僕は途端に歯切れが悪くなってしまうわけでね。じっくりと向き合ってきた友人の持論を聞きつつ、ふむふむと頷いたり、思ってることをはさみこんだりしてた。『Love』が好きで『Let It Be...Naked』がいまいちな友人と、『Let It Be...Naked』が好きで『Love』がいまいちな僕とは、同じようにビートルズを愛していても、やっぱり向き合い方はそれぞれだったりする。その辺もまた面白かった。

 その後はたっぷりした腹を抱えて、何度か連れていってもらったことのある銀座のビートルズ・バーへ。友人のポールのライヴ渡米エピソードなどを聞きながら、のんびりとビールを飲みつつ、楽しくビートルズを聴いた。なんだか幸せな夜だった。

 結論:あんこう鍋とビートルズがあればやっていけそう。

 で、前日にひきつづき終電のいっこ前に乗って帰宅。途中、寝過ごさないようにというメールをもらい、「そうだね」と答えながらも、あやうく寝過ごしそうになった。やー気がついてよかったよ。あぶねーあぶねー。

いつまでもスプリングスティーンを…

2007年01月25日 | diary
 今日はブルース・スプリングスティーン。かつて自分で作ったCDRの元?を、iTunesで聴いてたりする。

 昨日は渋谷でこじんまり新年会。とても楽しい夜だった。「ウメ子の家」とかいうどう考えても小洒落てるはずのない名前の小洒落たお店のこじんまりとした部屋で、僕らは乾杯し、あれこれと話をしつつ、僕はビールと日本酒を、友達もやっぱりビールと日本酒を飲んだ。誕生日プレゼントとして、彼女が好きだという本を2冊いただき、DVDも2本貸してくれた。ちゃんと覚えといてもらえたことが嬉しかった。さらにすっかりご馳走にもなり、こんなことなら毎日が誕生日だといいのにと深く思った。

 2軒目は「かまどか」という釜飯系の居酒屋さんへ。安心感のあるお値段が並んだメニューを見て、なんだか落ち着いた気分になったりする。僕らは乾杯し、あれこれと話をしつつ、僕はビールと日本酒を飲み、彼女は緑茶割りを飲んだ。銀杏ととりわさとなめろうをつまみ、最後にシャケといくらの釜飯をお茶漬けのようにして食べて、また飲もうねと言って別れた。うまく終電のいっこ前に乗ることができた。

 最近、物をけっこう捨てたんだと彼女は言った。例えば、以前に人からいただいたもので、捨てられずにいたものなどを。かつてつきあってた人からもらったもの。今はそれほど親しくない友人からもらったもの。そうしたものを自然と整理する時期って、やっぱりあるのだと思う。で、なんとなく不安になり、「あのさ、前に俺があげたスプリングスティーンのCDRは残ってる?」と訊いたら、ちゃんと残っていると言ってくれてほっとした。あーよかった。

 で、今はそのスプリングスティーンを聴いてたりする。『Greetings from Asbury Park, N.J.』から『The River』までの曲が入っている。どうかいつまでも捨てられることなく、彼女の手元にありますように。

今宵はおそらく渋谷へ

2007年01月24日 | diary
 なんとなく気分をあげていこうとThe Whoの『Endless Wire』を久しぶりに聴いたら、えらいかっこよかった。で、こういう心の高揚は大切だなぁと思った。僕もロジャー・ダルトリーのように、明確な意志をもって生きていきたい。

 昨日、事務所でチープ・トリックの『at Budokan』をかけてたら、「懐かしいねー。このときの歓声はまるでビートルズのライヴみたいだよねー」と一緒に働いてるアメリカ人(今年50歳になる)が言ってきた。で、聴き終わるや、「さぁ、懐かしいシリーズ第2弾です」とピーター・フランプトンの『Frampton Comes Alive』をかけたのにはおののいた。「うぉっ!なんでそんなもんがここに(事務所に)あるんですか?」と僕が叫ぶと、「そっちこそー」と笑われた。…まぁね。

 ピーター・フランプトンといえば、昔読んだ架空ビートルズ本の最高峰『え?ビートルズ奇想天外抱腹絶倒物語』の中に出てくる。再結成されたビートルズが、ひどいニュー・アルバムを発表し、まともなツアーさえ行えず、そのとき飛ぶ鳥を落とす勢いだったピーター・フランプトンのライヴの前座に起用してもらうというもの。

 これを読んだ中学生のときはよくわからなかったけど、今にして思うと、ロック・ミュージックへの愛情がいっぱいにつまった楽しい本だった(ような気がする)。とっくの昔に売ってしまったけど、もしまた機会があったら読みなおしてみたいものだ。

 英語の勉強をしようと思っているのだが、これがちっともすすまない(というか、始まってさえいないくらい)。昨日は1日事務所で作業をしていたのだけど、「あ、そうだ。英語の勉強はしてるんですか?」と友達が訊いてきたので、「うん、NHKの英会話講座をビデオに録画してあるよ」と答えたら、「あーあ、録画って段階でもう駄目ですね。それだけでやった気になっちゃってるでしょ?まだ見てないでしょ?」と言われた。…まぁね。

 でも、大丈夫。これからだから。ちなみに、次回分も新年会があって見れないので録画の予定。大丈夫だよ。これからなんだから。

 今宵は、とあることが起こらなければ、大切な友人と渋谷でこじんまり新年会。昨日ちゃんと頑張っておいたので、定時にあがれるはず。仕事なんかさっさと終わらせて、渋谷へ向かおう。そうしよう。

Who Knows Where the Time Goes?

2007年01月23日 | diary
 ティモシーB.シュミットをかけてる朝。空はカリフォルニアのように青い。これにはディランの“Make You Feel My Love”のカヴァーが収められている。

 昨日はひとつのことをじっと考えていた。それは永遠に答えの出ないことであり、また、既に答えが出ていることへの確認作業でもあった。曖昧なまま終わらせていたことに対して、きっと僕はなにかを語る必要があったし、伝えるべきなにかがあったんだと思う。僕は短い言葉を語り、それに対していくつかのまじめな返事をもらうことができた。その内容は忘れられないくらい嬉しくもあり、どこまでも淋しくもあった。でも、僕はどこか救われた気持ちになれた(それはきっと束の間のものだろうけれど)。だから、正しい事かわからなかったけど、久しぶりに長いメールを書いた。きっと、しばらくしたら返事が届くことだろう。メールではなく、手紙という形で届くのだと思う。

 鎌倉の事務所では今週はずっと作業がつづく。後半には抜け出せるかな?抜け出せるといいんだけどな。

 フェアポート・コンベンションの“Who Knows Where the Time Goes?”の歌詞を検索して、読んだ。残念ながら、英語力が乏しくてよく意味がわからなかったけど、シンプルな言葉には凛とした美しさがあった。たくさんの気持ちがつまった歌なんだと思った。

中途半端はよくないと思った

2007年01月22日 | diary
 なにやら寒い日がつづいていて、いつまでもベッドの中でぬくぬくしていたいと思いがちな今日この頃。今朝なんてほんとにもうそんな感じで、抜け出すまでに割と真剣な葛藤があったりした。今日は1日鎌倉の事務所で作業。いつもならかったるいんだけど(出かけた方が楽なんだけど)、こう寒い日にはそれもまた悪くない。

 昨日は、何枚かのいいレコードを聴かせてもらった。ひとりは名前を忘れちゃったけど、あとはケニー・ランキンとニュー・バース。グラタンを食べたり、ワインを飲んだりしながら、まったりと聴いた。あと、友人からいただいたばかりのDVD『カーズ』を観たりした。字幕版と日本語吹替版があって、こういう映画は吹替でも問題ないかなと思ったんだけど、観終わってから字幕版をちょっくら確認したところ、こちらには歌詞の対訳がしっかりついていた。「うーん、やっぱりこっちの方がよかったかもなぁ」と音楽的に思ってみたりした。

 小雨が降る中、自転車に乗って家に帰った。胸が痛んだのは、すべて僕自身のせいだった。

 また昨日は、いつもお世話になっている人から、淋しいメールをもらったりもした。なにか僕にできることがあればいいのだけど、それも難しいと思ったとき、ひどく申し訳ない気持ちになった。

 僕もいろいろちゃんと考えなくちゃいけないなぁと思った、そんな日曜日の雨の夜だった。

JBを讃えた夜のこと

2007年01月21日 | diary
 昨日は両親が僕の誕生日を祝ってくれた。鉄板焼きの店でランチを食べて、アウトレット・モールでパーカーとシャツを買ってもらい、夕食は実家で寒ブリを焼いてくれた。どうもありがとうございます&いつまでもしっかりしない息子ですみません。

 それから江ノ島へ戻って、夜は地元のアナログ・バーでJB追悼ナイト。数名のDJが交代でレコードをかけていくのだけど、なんだかんだ言ってもちゃんとJBナイトになっていたのには感心した。みんなよくシングル盤を持ってるなぁと思う。アトランティック・ソウルもたくさんかかり、こちらのトリビュートにもなっていたのも良かった。

 それにしてもジェームス・ブラウンはとんでもないな。まったくこの人ってのは、いったいなんて人なんだろう…。つくづくそう思わずにはいられなかった。

 ラスト・ナンバーの“Licking Stick-Licking Stick”から、閉店を告げるコルトレーンの『Ballads』へ。しばしの歓談後、みんなそれぞれの帰途についていった。時計の針は午前3時をさしていた。

 だから、今日はしっかり寝坊。現在、午後2時30分。洗濯を済ませ、簡単な食事を済ませ、ほっと一息ついて、いただいたショーン・レノンの『Friendly Fire』を聴いている。もうしばらくゆっくりしたら、自転車に乗ってでかけよう。