Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

ソーホーの雨の夜

2007年06月30日 | diary
 昨日はポーグスを聴いて寝た。で、今朝もポーグスを聴いてたりする。シェインの歌声は、刹那だけど永遠な、そんなロマンティシズムに溢れている。“Rainy Night in Soho”とか。

 あれこれと考えを巡らせたり、ぼけーっとしたりをくり返していたとき、恋に悩む友人が弁当を持ってやってきた。「いやーまいったよ。こんなにまいったことないよ」と言いつつ、友人はけっこうこってりした弁当をぺろりとたいらげた。恋をしても腹は減る…のである。彼女の写真を僕に見せ、揺れる心情をひとしきり話し終わると、床でうとうとしだしたので、「眠いのか?」と訊くと、「そりゃ夜勤明けだからね」と友人は言い、「さて、なにしに来たんだかわかんない感じだけど、眠いし、もう帰るわ」と去っていった。恋をしても眠いときはやっぱり眠い…のである。

 しばらくして雨が降り出し、しばらくして止んだ。

 再びあれこれと考えを巡らせたり、ぼけーっとしたりを繰り返しいると、今度は別の友人がギター・ケースとビールを抱えてやって来た。ケースを開けると、たくさんのハープが入っていた。「横須賀で買いました」と友人は言い、ぷわ~んと音を出してみせた。それから僕らはビールを飲み、疲れるくらいボブ・ディランを演奏した。“It Ain't Me Babe”とか“I Want You”とか“Mr. Tambourine Man”とか“Like a Rolling Stone”とかを。友人は40分ほどの道程を、ギター・ケースを抱えて歩いて来たという。なんでそんな疲れることをするのかと訊ねると、「旅に出るには鍛えておかないといけないから」と言った。人にはそれぞれに努力すべき理由があるのだなぁと思ったりした。僕は最後にジョ・アン・ケリーの歌うブルースをかけた。友人はそれを聴いてから、やっぱり40分ほどの道程を、ギター・ケースを抱えて帰っていった。

 いつしか夜はしっかりと更けていた。僕はポーグスをかけて、ベッドの中に潜り込んだ。そして、しばらくある考え事をした。“Rainy Night in Soho”が聴こえていた。シェインの歌声は、刹那だけど永遠な、そんなロマンティシズムに溢れている。

 僕は雨宿りをして 
 君の腕の中にすべりこんだ
 ソーホーの雨の夜
 風が得意気に音をたてていた
 僕は悲しかったことのすべてを君に歌って聞かせた
 君は嬉しかったことのすべてを僕に話してくれた
 あの古い歌はどうなったのだろう
 あの少女や少年はどうなったのだろう

 歌が終わりに近づいても
 僕たちにはその意味がわからない
 でも僕の前には希望がある
 君が僕の夢を叶えてくれる
 夢を叶えてくれるんだ

On a Night Like This

2007年06月29日 | diary
 ほっとひと安心なメールが届いた午前中。おかげで僕の心も軽かったりする。これから冷やしうどんでも食べようと思う。きっといつもより美味しいと思う。

 昨日は昼過ぎに家を出て、横浜で映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』を観る。えっと、まぁまぁだった。注目のキース・リチャーズだけど、役が本人のキャラそのまんまだった。なのに、おかしな海賊達の中にいてもなんの違和感もない。「この人は本当に海賊のように生きてきたんだなぁ」と、変なところで感心したりした。そのまま渋谷へ向かい、夜は スパゴーのライヴ。これはかっこよかった。さすがにこなれているというか、もってくところはしっかりともっていく。曲を知らなくても全然問題なし。「やっぱ、ずっとメジャーで食ってるバンドはだてじゃないなぁ」と、素直に感心した。なんでも、幼なじみの3人が組んだバンドなんだそうで、20年くらい前に北海道のちっちゃい村から楽器持って東京に出て来て、以来ずっと一緒にやってるんだとか。なんかいいよね。ジミヘンとC.C.R.の曲も聴けたりして、それも楽しかった。終演後はビートリィな友人と近くの居酒屋へ。ここはビルの14階にあるだけに、夜景がとてもきれいだった。友人の人間ドックの結果が思わしくなかったということで、この日は野菜中心のオーダー。で、いつものようにビートルズやポールの話をあれこれとした。

 終電ひとつ前の電車に乗って、藤沢へ。このまま家に帰ればいいんだけど、途中で馴染みのアナログ・バーのマスターからメールがはいり、寄り道することに。店のドアを開けると、友人が座っていて、カウンターの上にはボブ・ディランのレコードが何枚も並んでいた。つまり、そういうこと。寄り道しないわけにもいかない。で、やっぱり黙ってもいられず、早速レコードを手に「いやーこれはさー俺さー」と、自分の意志とは関係なく、気づいたらしゃべりだしていた(どうもすみません)。あれこれとディランばかりをかけて、こんな夜もあるんだなぁとしみじみして、しっかり閉店までいて、ディランを口ずさみながら、家まで歩いて帰ったのだった。

 そんなわけで、最後はボブ・ディランが全部もってっちゃったというね。なんだろね。

 さ、これから冷やしうどんを食べよう。そして、The Whoを聴こうと思う。2日ほど遅れてしまったけど、ジョン・エントウィッスルを偲ぼうと思う。

Rockin' All Over the World

2007年06月28日 | diary
 会社を辞めてほぼ2週間。そろそろ曜日の感覚がなくなってきた。いいことなのか、そうでないのか。まぁ、楽しいからいいんだけど。というわけで、今朝はジョン・フォガティの傑作ファースト・ソロからスタート。“Rockin' All Over the World”からスタート。いいタイトルだよね。ほんとに世界中がそうならいいのにね。 

 今日は渋谷までお出かけ。つい最近まで一緒に働いていた事務姉が、スパークス・ゴー・ゴーというバンドのヴォーカルさんの奥様なもんで、そんなスパゴーのライヴに今夜ご招待いただいたと、そんな次第。せっかく都内に出るんだしと、映画でも観ようかなと、あれこれ考えて、『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』を観ることにした。選んだ理由は、海賊が好き、ジョニー・デップが好き、キース・リチャーズが出てる、前2作も観ている、頭からっぽにして観れそう。えっと、そんなところ。だから、昼飯食ったら出かける予定。で、夜は友人とお酒を飲む予定。

 先日、その友人のご厚意で、ポール自身による『Memory Almost Full』全曲解説なるものをいただいた(来月に発売されるデラックス・エディションに付くものらしい)。やっぱり、創作をした人の話というのは、たくさんの示唆にとんでいて、とても面白かった。それはつまり、アイディアを具現化していくということであって、小さな決断を積み重ねていくということであって、そのすべてが自分の責任であるということだったりする。で、そういえば自分はそういうことを久しくしていないなぁと思ったりもした(創作という意味ではない)。だから、今は、そんなぼけた心と頭のサビ落としをしている時期なのかもしれないなぁと思った。しっかり落としたいと思う。

 とにかく、今は楽しい。会社を辞めてほんとによかった。毎日わくわくしてる。ジョン・フォガティが“Rockin' All Over the World”を歌えば、僕も一緒になって歌いたくなる。そんな気分でいられるのが、とても嬉しい。

Peach

2007年06月27日 | diary
 昨日の串揚げ屋さん、なかなか美味しかった。串揚げと魚の店なんだけど、魚も美味しかった。もちろんビールも。「いつも使ってるブートDVD屋が閉めることになって、今ならどれも半額で買えるんですよ。なんかあったら、MIYAIさんの分も頼んでおきますよ」。友人はそう言って、ブートDVDのリストを僕に渡した。「いやぁ、そんな急に言われてもなぁ」と言いながらも、素早くリストに目を通し、「じゃ、ビートルズのシェア・スタジアムをひとつ…」と結局頼んでみたりする。僕らは音楽のお仕事的な話をあれこれし、しっかり飲んで、お会計の後はいつものアナログ・バーへ向かい、黒人の女性アーティストだと誰が一番きれいかを語らい(結論出ず)、あとはギターなど弾いて、下手な歌まで歌って、気がつけば午前2時のクロージング・タイム。やれやれ。

 で、今朝はしっかり寝坊して、ベッドから起き出したのは昼の12時だった。一緒に飲んだ友人は、朝の5時とか6時に起きて仕事に行ったはず。えらい。そして、申し訳ない。財布を見ると、金が随分と減っていた。ぼけた頭で記憶を辿り、あれこれ計算するが、1万円ほど足りない気がするのはなぜ?

 まぁ、いいや。考えたって、ないもんはないんだから。

 買い出しをしに近所のスーパーへ。野菜や魚やバスタを買う。「さて、あとはコーヒーでも買って…」と思ったところに、ふと目に入ったものが…。

 フルーチェ。

 わー懐かしいなぁ。隣にはチーズ・ケーキ「クールン」。これまた懐かしい。なんだか無性に食べたくなり、フルーチェにするかクールンにするかすげー迷った末に、作るのが簡単そうなフルーチェをカゴの中に入れた。「でも、ちょっと恥ずかしいなぁ。レジで笑われたらどうしよう」といらぬ心配をし、「いや、娘が好きでしてねぇ」といらぬ嘘まで考えたりする。あほだ。

 というわけで、現在フルーチェを冷やし中。味はピーチね。そこんとこよろしく。

みんな雨に濡れている

2007年06月26日 | diary
 We Love Elvis! …と、なんとなく言ってみたくなった朝。『Platinum : A Life in Music』という4枚組のDisc.2をかけながら。紅茶をすすりながら。そんな風にして、エルヴィスからはじまる1日というのも、やっぱりあったりする。

 さて、僕のベランダ事情。僕の部屋にもベランダなるものがあるんだけど、そこに置かれているものといえば、すっかり使わなくなった(というか、あまり使われることのなかった)ボディ・ボード、壊れたPC本体、サビついた自転車スタンド、取り外された自転車の泥よけ、そしてビニール袋に入った大量のビールの空き缶。…ほとんどゴミ置き場と化してるな。ま、ボディボードは海で遊ぶときに使えるからいいとして、自転車のスタンドも整備をするときに(あんまりしないけど)使えるからいいとして、あとはどうしようもないものばかり。泥よけはもうつける予定ないし、動かないPCなんてあってもしょうがないし、空き缶にいたっては「はやく捨てろよ!」って感じだし。で、そんなベランダの前には、シートがズダズダに破れて、タイヤの空気も抜け抜けのスクーターが1台置かれている。一番みすぼらしいのは、もしかしたらこれかもしれない。廃品回収車の人に「無料で引き取りますよ」フダをつけられたこと多数。でも、このスクーターは捨てないよ。いつか修理しようとずっと思っている。

 でも、今日みたいな小雨まじりの日には、こうしたものがいつもよりも残骸力をパワーアップさせて、僕の目に映ったりする。雨に濡れたボディ・ボード、壊れたPC、サビついた自転車スタンド、取り外された泥よけ、シートがズダズダ&タイヤの空気抜け抜けのスクーター。そして、大量のビールの空き缶…。みんな雨に濡れている。

 でも、そんな雨も、しばらくしたら止むだろう。止まない雨はないわけだし。

 今宵は、このほど仕事を辞めることが決まったという友人と、串揚げ&ビールで乾杯をすることになっている。串揚げとビールかぁ。よしよし。いいぞいいぞ。 

Paris 1985

2007年06月25日 | diary
 昨日はしとしとと雨が降ったわけで、どこにも出かける予定のなかった僕は、どこにも出かけなかった。おかげで、お財布の中の5円玉も1円玉も、減ることはなかった。

 ま、でかけたところで減りようもないんだけど。5円玉1枚と1円玉5枚なんて。

 というわけで、今も僕の財布の中身は合計10円。10円玉じゃなくて、合計ってとこがけっこう気に入ってたりする。でも、今日は給料が振り込まれているはずだから、いつまでもこのままではいられないわけだし、あとで生活費をおろしてこよう。で、なんかお弁当でも買ってこよう。

 さて、昨日はとある方のご厚意により、当BBSでも話題にあがったブルース・スプリングスティーンのブートDVD『Paris 1985』を鑑賞。

 いやーよかった!ぐっときた!全然クールじゃないし、ステージングだっていまいちかっこよくないんだけど、とにかくお客さんを楽しませることに徹していて、それがもう完全に突き抜けちゃってて、ここまでやられるともうなにも言えないというか、ある意味全然かっこつけてないところが、場合によっては、かっこつければつけるほどかっこ悪くなっていくところが、なんだかとてもかっこよかった。

 そして改めていいなぁと思ったのが、この時期の涼し気なスプリングスティーンの顔。悪そうとか、あぶなそうとか、なんかやりそうとか、そんなありがちな呪縛からスカーッと抜けちゃったような清々しい表情をしている。突如背負わされた時代の重荷を、音楽の力ですべて受け止め、幸福な形で投げ返したスプリングスティーン。その方法は、いつになく単純でわかりやすいものだった。そんな彼のことを時代は愛したんだなぁと、改めて思ったりした。

 結果的に、このときの成功が、その後の彼を長年に渡って苦しめることになるわけだけど、このおかげで僕はスプリングスティーンと彼の音楽を知ることができた。つまりはそういうことだし、それでよかったんだと、僕は思う。そして、あのような状況の中で自分の見失わずにいられたスプリングスティーンは、やっぱり心がきれいな人なのだろう。

 1985年の来日公演に衝撃を受けた人は、本当にたくさんいる。残念ながら僕は観ることができなかったけど、もし観ていたら一生の想い出になっていたと思うし、それ以上のなにかがあったかもしれない。そんな気持ちにさせられた夜だった。

JPY 10

2007年06月24日 | diary
 レッド・ツェッペリンのセカンド。今さらに言うまでもなく名盤。60年代後半にイギリスで盛り上がったブルース・ロックのブームも、すべてはここに辿り着くための礎だったのかもしんない。もしツェッペリンが出てこなかったから、それこそ古色蒼然としたイメージだけしか残らなかったかもしんない。…と、けっこう乱暴に思ってしまうくらいの名盤。それくらいツェッペリンのサウンドは革新的なインパクトをもっていたと思うし、今聴いてもしっかりとかっこいい。きっと昇華された熱量がケタはずれなんだと思う。

 と、朝からレッド・ツェッペリンな日曜日。メンバーだと、僕はロバート・プラントが一番好き…ということにしている。

 さて、昨日はサンバとボサノバのライヴを観に行った。地元のお店で午前0時のスタート。すっかり酔っぱらってるおじさん達や、ライヴとは無関係にただ飲み食いしにきたお客さん達、僕のようにライヴが目的で来ている人達など、サンバのリズムに合わせて、それぞれが大きな声を出したり、手を叩いたり、体を揺らしたりした。僕はビールを飲み、蟹あんかけチャーハンを食べながら、細かいニュアンスを大切にしたギターの音色に耳を傾け、こもりがちなマイクを通して聴こえてくる明るい歌声を楽しんだ。

 ライヴは午前1時半を過ぎた頃に終了。ジョッキに残った最後のビールを飲み干して、知った顔に挨拶をしてから、僕は会計をすませた。その結果、現在の財布の中身はというと、

 5円玉が1枚と1円玉が5枚。えっと、10円…ですね。

 あぶなかったー。足りてよかったよ。

 そんなわけで、今日は10円で過ごす予定。明日になれば、今月の給料が振り込まれるはずなので、今日のところは10円で。10円…なにができるかな?ねぇ、なにができると思います?

Tomato

2007年06月23日 | diary
 フェイセスはとてもいいバンドだ。こんなにてらいなく、ざっくりとした演奏ができるんだからね。わけあって早起きした朝に、そんなことを思ってみたりする。ハーブティーをすすってみたりする。で、僕もざっくり生きてこうと思ってみたりする。

 昨日はHP作成ソフトで遊ぶと言っておきながら、実際はしっかりと遊ばれてしまった。僕は頭をかしげてかしげてかしげて、「本に書いてある通りやってるのに…。なんで?」とつぶやき、ちょっと知識があれば30分で終わるところをしっかり3時間くらいかけて、最後まで驚異的な牛歩ペースをキープしつつ、どうにか最低限の操作ができるようになったのが午前0時。気づけばなんも食べてなかったんで、さすがに腹が減ったけど、今更という気もして、結局、トマトを1個だけ食べたのだった。

 そんなトマトが、なんだかとても美味しかった。

 5年ほど前、僕は喉を腫らして入院したことがある。ある日、喉が痛いなぁ風邪かなぁと思って、でもなんとなくやりすごしていたら、ものを食べるのもしんどくなってきて、当時はしゃべる仕事をしてたんだけど終わると明らかにやばい状態で、それでもお酒は飲みつづけていて、そんなときに親父とお袋が昼飯に鰻をご馳走してくれたんだけど、それを楽しく食べられなかったことにショックを受け、ようやく病院に行ったら、その日のうちに入院することになった。点滴をしっかりと打ち込まれ(流し込まれ)、まずい流動食を食べること2日。それでかなり元気なった。そのまま3日ほど入院し、すっかり元気になったところで退院した。

 そういやそんなこともあったなぁと、トマトを食べながら思った。今日はちゃんとご飯を食べようと思う。うーらら♪

Ferguson Road

2007年06月22日 | diary
 昨日の海はとても穏やかで、風もそよそよと吹いて、いつものボードウォークも「さぁ、好きなだけごろごろしてっていいのよ」と言ってくれてるみたいだった。だから、お言葉に甘えてごろごろさせてもらったら、今日は顔とか胸あたりとかが、ちょっとだけ、ひりひりしてたりする。すんごーく昔に買ったシーブリーズがあったので、とりあえずつけてみる。

 数日前にキャロル・キングの来日が発表された。知ったときはかなーり興奮した。で、今もどきどきしてたりする。昨日は部屋で『Music』を繰り返しかけていた。今朝は『Rhymes and Reasons』をかけている。すべての歌が安心の中から生まれたような、そんな気持ちにさせられる。そんなおおらかな優しさがこの2枚にはあると思う。大好き。来日公演はもちろん観に行く。メアリー・J・ブライジとファーギーとのジョイントものだが、気にしない。チケットの値段が15,000円だろうが、気にしない。で、もし単独公演が決まったら、当然そっちも行く。なんつったって、キャロル・キングだからね。躊躇しないよ。

 途中、海でしばしごろんちょはしたものの、昨日もせっせとやるべきことをやっていた。で、気がついたら夜になっていた。そういや3日ほど誰とも口をきいてないなぁと思って、自転車こいでいつものアナログ・バーへ。ビールを飲んだら、ほっと溜息が出た。知り合い数名から阿部公房をすすめられる。僕は彼の本を1冊も読んだことがないのだけど、話を聞いてる限り、天才かもしれないと思った。とりあえず『壁』を買ってみることに決める。

 仕事用にと、ヤフオクでHP作成ソフトを落札した。でも、取り説がついてなかったので、それらしい本も買ってみた。数日間つづいていたPCトラブルも一段落ついた感があるので、今日はこれらでちょっくら遊んでみようと思っている。今日は外もどんよりしてるし、きっと雨も降るだろうから、部屋にこもるにはうってつけの日…っぽいから。

 “Ferguson Road”が流れている。ここには並木道があって、主人公はその下に立って、自分がどれだけ大きくなったかを確かめようとしている。それから冷たい石ころばかりの河原を歩くのだという。つまり、彼女は自分を元気づけようとしているのだと思う。これはそんな歌だったりする。

リトル・フィートとコーヒーと…

2007年06月21日 | diary
 表札をつけてみた。といっても、ワードでプリント・アウトしたのを厚紙に貼って、はめ込んだだけだが。そんなんでも、けっこう真剣に作ってみたりする。その間は、ボブ・シーガーとデヴィッド・ボウイをかけていた。で、今ははめ込みを完了し、コーヒーをすすりながら、リトル・フィートを聴いている。で、「やっぱりリトル・フィートだよなぁ」と思ってたりする。

 昨日もひきつづきパソコンにふりまわされた。そもそもこのトラブルは、僕の無知とこらえ性のなさが引き金となっているため、誰にも文句を言えないのが、精神衛生上大変よろしくない。だから、もう、今日は、ふりまわされない。絶対、ふりまわされない。相手にしない。

 暫定的結論:臭いものにフタをするのもたまには必要だ。

 今日も天気がいいので、後で海へ行ってくるつもり。昨日はとても風が強くて、ボードウォークでごろんちょしてても、砂がとめどなく飛んでくるもんで、いっこうにのんびりできなかったけど、今日はどうだろね?なんにせよ、「天気がいいから海へ行く」とか言ってられるのは、精神衛生上大変よろしい。燦々と輝く太陽と、高くて青い空と、どこまでも広がる海が、心と体に悪いわけがない(ということにしておく)。

 気がつけば37歳も半分くらい終わってたりする。最初の会社を辞めてこっちに引越してきたとき、僕は28歳だったから、どうにかぎりぎり10年はたっていないことになる。でも、それもあと半年くらい。それまでにひとつくらい納得のできることをしておきたいなぁと、さすがに思ってみたりする。なんせ10年だかんね。すごいね。

 コーヒーも飲み終わった。リトル・フィートも終わった。僕も次のことをはじめよう。