Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

雨上がりの昼下がり

2005年06月30日 | old diary
 朝に家を出たときは雨が「とても」と言ってもいいくらい降っていたので、僕は大きめの傘を持って外に出た。江ノ島駅から電車に乗って、同僚の丘ヤドカリにまつわる怒りと悲しみの一部始終を聞いて、鎌倉駅に着いたときには、雨は「ほとんど」と言っていいほどやんでいた。

 あっけない。所在なさげな大きな傘。これもまた人生なり。

 今日は外人が妙につっかかってきて、かなり嫌な気分になった。でも、予期せぬ嬉しいお客さんが来てくれたので、僕の気分は晴れたのだった。

 とはいえ、また外人につっかかってこられたら、せっかく晴れた心がまたも雨降りになりかねない。だから、僕は表通りへと飛び出した。♪うぉっおっおっお♪見上げた空は「とても」と言っていいくらい青くて、いつの間にか暑い1日になっていた。

 でも、朝は雨が「しっかり」と言っていいほど降っていたのだよ。僕の手にある大きな傘が、そのことをなによりも雄弁に物語っていた。

傘をさして外へ出る日の朝

2005年06月29日 | old diary
 雨が降ってるわけでして。今日は渋谷へ行くつもりでして。でもって、珍しく会社へ戻ってくる予定でして。つまりですね、なんかこう、やることがいっぱいあるわけでね。せめて雨くらいは上がってほしいなぁとつぶやいてみたりもするわけでね。あがれ。でも、もっとひどい雨が降っている場所があることは知ってるし、殺人的な激務に追われている人がいるのも知っている。だから、僕は、いいのです。

 スプリングスティーンのツアーも、ヨーロッパ・レグが無事終了。最終日のアンコールで、かの名曲“Hungry Heart”が歌われた。さぞやみんなも一緒に歌ったことと思う。いいな。♪Everybody's got a hungry heart...。誰もが満たされない心をもっていると、スプリングスティーンは歌う。賭け金をはらってゲームに参加したところで、心が満たされるわけじゃない。誰もが一人ではいたくない。そんな歌を、僕らは、スプリングスティーンと一緒に歌う。そして最高に楽しい瞬間を分かち合う。それは幸せなことだけど、奇妙なことでもある。

 結局、ロックン・ロールはいろんなパラドックスを飲み込んで進んでいくのだと思う。なにもわかってなくてもいい。きっと前に進むことで、僕らはいろんなことを乗り越えてきたのだと思う。

 もし雨があがったら、傘を忘れずに持って帰るよう気をつけよう。おー。

立ち飲み屋でのジャズ話

2005年06月28日 | old diary
 なんだかんだと暑い日がつづいております。空を見上げれば、なんとなく夏な雲が気持ち良さそうに寝そべってたりします。僕も一緒に寝そべってたいのであります。

 まぁ、いいや。今日もせこせこと生きていこう。

 仕事帰りの立ち飲み屋で、たまたまご一緒したジャズのレコード・コレクターさんと話す。ビル・エヴァンスが一番好きだというその人は、真空管アンプとか持っていて「これからの季節は暑いんだよ、あれ」と嬉しそうな顔で言っていた。真空管のアンプ。そんなものでアナログ・レコードを聴いたら、さぞかし楽しいことでしょう。でも、僕の持っているレコードは再発ものが多いから、それだとほんとにいい音では鳴らないのかな?ちょっと試してはみたい。

 リー・モーガンが好きだと言うと、「リーのどこが好きなんだい?」と訊ねられた。「えっと、気風がよくて、そのくせバラードが沁みるあたりかな」と応える。デリケートな情感を心の裏側に隠しもったようなリー・モーガンのトランペットが、僕は好きだ。

 そんわけで、久しぶりに部屋でジャズでも聴きたい気分になったのだけど、そこはぐっと堪えてThe Whoの『The Kids Are Alright』を観る。やっぱりこれは最高の映像だね。The Whoの魅力てんこ盛り。あまりのかっこよさに、にこにこしたり、はぁはぁいってるうちに、あっという間に時間が過ぎてしまった。焼そばとサラダをつまみつつ、ビール飲みつつ、初夏の夜に観る『The Kids Are Alright』。おーいぇー。

 でも、やっぱり出番の少なかったエントウィッスルさん。そして、ついついピートを中心に観てしまう自分。うーん。まぁ、しょうがないかな。

The Ox

2005年06月27日 | old diary
 今日はThe Whoの素晴らしきベーシスト、ジョン・エントウィッスルの命日。これまであまたあるミュージシャン達が彼岸へと旅立っていったけど、とりわけ彼の死には強い想いを抱かざるを得ない。ジョージのことがあってまだ7ヶ月後で、まだ悲しみが心に残っていた頃の出来事だった。

 3年前のあの日のことはよく覚えている。朝、ネットのニュースで知った。嘘だろ?って思った。だって、The Whoは翌日からアメリカ・ツアーに出ることになっていたのだから。元気にきまってるだろと。しかし、世界のThe Whoサイトを見てまわってわかったのは、彼の死が事実であるということだった。僕はただ茫然とするしかなかった。

 音楽仲間に連絡をし、あの頃いつもお世話になっていた掲示板に事実を伝える書き込みをした。そして1日中、The Whoのレコードを聴いて過ごした。The Whoはこれからどうなるのだろう?そんなことをぼんやりと考えたりもした。

 あれから3年、The Whoは今もつづいている。ロジャーは「ピートの意志を尊重する」と言い、ピートはツアーに出ることを表明した。翌年には新曲が発表され、2004年7月には遂に日本の地を踏んだ。「今日のステージには2人ほど亡霊もいるかもね」。来日公演のステージでピートがそんなことを言った。

 僕は今のThe Whoにも、サンダーフィンガーやムーニーの影を見つけることができる。ファン特有のロマンティックな心理にすぎないのかもしれないけど、これはとてもスピリチュアルな感覚だし、そう思われたとしても僕は気にしない。音楽とは心と心をつなぐもの。たくさんの心を結び付けたミュージシャンは、消え去ることなく、いつまでも生きつづけるのだと思う。

Wrong All the Time

2005年06月26日 | old diary
 音楽的な週末を過ごすのはいいものだ。昨日は茅ヶ崎のブランディンというレコードだらけのお店で行われた「ストレンジ・ルーツ・アメリカーナ」なるトーク&DJナイトへ。集まったのはほとんど知り合いばかりで、かなり内輪的ではあったけど、すごくいい音楽に溢れ、たくさんの笑顔に囲まれて、とても楽しい夜だった。中には(初めてお会いしたのだけど)かなり著名なイラストレーター( エッセイスト)さんもいたりして。僕はたまたまその人の隣に座ったもので、あれこれと話ができたのも嬉しかった。あと、いつもお世話になりっぱなしの人が翌日に誕生日を迎えるということで、同僚とアロハをプレゼントしたところ、喜んでもらえてほっとした。 ケーキも用意され、みんなでお祝いできたのもよかった。

 今日は、前述のイラストレーターさんに声をかけてもらって、インタープレイという地元のライヴハウスへ。どんな集まりなのかもよく知らずに友達を2人誘っていざ乗り込んでみたところ、それはスティール・ギターを中心としたカントリー・ミュージック同好会の月例演奏会だった。昨日とは逆に僕らは完全な部外者。さすがに溶け込むこともできず、みなさんの弾く気持ちのいいスティール・ギターの音色を聞きながらなんとなくビールを飲んでいると、「ほら、ギター弾きなよ」とか「ドラム叩いたらいいよ(友人はドラマーである)。一緒にやろうよ」と、その人が気を使って声をかけてくれる。大変ありがたいのだけど、さすがにあの中でギターを弾く勇気はないなぁ。

 店を出た時間が早かったので、その後は中華屋で飲み直しつつ、あれこれと音楽の話をする。友人のひとりは、アメリカ南部の音楽に関して異常なほど精通しており、ただ話を聞いているだけで感心することしきりである。今はスワンプ・ポップに心を奪われているのだとか。うーん、スワンプ・ポップ…。初めて聞く言葉だ。「そんなジャンルがあるのかい?」と訊ねると、「ありますよ」ときっぱり言われたので、間違いなくあるのだろう。

 で、今は部屋でリンゴを聴いていると。ほのかな疲れを残した体に、リンゴの歌う“Wrong All the Time”が優しく沁みてます。これはカントリー・バラードだね。

 この先もやっていける理由を僕にくれないか
 でなければ、僕はあのドアから出ていくよ
 僕がいなくなったら君は気づくだろう
 僕が前と何も変わってないってことを

海とサンドウィッチとトンビと犬と…

2005年06月25日 | old diary
 海に行って来た…と、いちいち報告してたらキリがないわけだけど。今日は天気も良かったから、文庫本を1冊もって、道すがらのコンビニで体に良さそうという理由で選んだ野菜ジュースとハムのサンドウィッチを買って、僕はとことこ海まで歩いていった。

 湘南の海には(というか空には)トンビがたくさんいる。実にあさましい奴らで、人の食べ物を頭上で物色し、これだというのが決まると、音もたてずに背後斜め頭上から素早く忍び寄り、瞬時のうちにかっさらっていく。僕はそんな現場を幾度となく目にしているので、サンドウィッチを食べてるときも気が気じゃない。常に背後や頭上に注意を払わないといけないのだから、落ち着かないことこの上ない。さらに今日はトンビの脅威に加え、2匹のでっかい犬が「よぉ、そのサンドウィッチうまそうじゃねーか。ちょっと分けてくれよ」ってな顔で近づいてきたりするものだから、「駄目だよ。これは僕のなんだから。朝からなにも食べてないんだから」と焦り顔で急いでサンドウィッチを口につっこむはめになった。

 というわけで、海を眺めながらお弁当でも食べようって考える人も多いとは思いますが、湘南では上記のような事情から僕はあまりお薦めしません。まぁ、BBQなら人数もいるし、トンビもそうそう寄ってこないけどね。犬は寄ってくるかもしれないけど、そのときはケチらずにお肉を何切れか分けてあげればいいでしょう。

 昨日は、リンゴとヴァン・モリソンの新作を買った。昨晩はヴァンを、今朝はリンゴを聴いた。どちらもひじょーに素晴らしいので、別の機会にお話したい。

 では、これから茅ヶ崎へカントリー・ミュージックを聴きに行ってきます。レコードがたくさん置いてあるというお店で、数名が自慢のレコードをあれこれかけながら、僕らは僕らでビールを飲む。そんな集まりなんだというが、さてね。茅ヶ崎は面白い人がたくさんいるところだと思う。

愛はすべての人に

2005年06月24日 | old diary
 ピート・タウンゼントが自身のサイトの日記を更新した。今回は長い日記で、英語が苦手な僕にはとても読めたもんじゃない。でも、幸い僕には英語が上手な友達がいて、都合のいいことに彼女はThe Whoのサイトを彼女の友人達とやっていて、僕のように怠惰で理解することへの気力が著しく欠けた輩にもわかるように、やっかいな英語をわかりやすい日本語に翻訳してくれてたりする。

 今回の日記の中でピートはマイケル・ジャクソンの裁判に触れている。

 「彼の羽根はきっとひどく焼けこげてしまっただろうし、他の部分も傷だらけになってしまっただろうが、それでも彼はどこか天使のようなところがある人間だと思う」。

 裁判のことなんてよくわからないし、真実がどこにあるのかも知らない。ただ、ピートがそう言うなら、僕はそれを信じようと思った。すごく個人的な考え方かもしれないけど、少なくとも僕がそう思ったのなら(そして僕のように感じる人が他にもいるのなら)、ピートがこんな日記を書いたことや、彼女がその日記を訳したことには(多分、彼女が訳したのだと思う)、なんらかの意味があるのだろう。

 というわけで、勝手にリンクを貼ってしまおう。こちら。ピートとスプリングスティーンってなんか似てるんだよなぁ、と思うときが僕にはある。

 昨日は、大変ビートリィなお2人と、信じられないくらいコアな飲み会をしてきた。連れてってくれた韓国料理屋さんはほんとに美味しくて、おかげさまでビールもすすみ、話もはずんだ。「“Off the Ground”はシングルとアルバムではまったく別物だよ」という(僕にも)有益なことから、「“Whatever Gets You Through the Night”の500円盤と700円盤では、スリーブの文字が違うんだよ」という別に知らなくても困らないけど、知ってるとなんとなく楽しいことまで、話はビートルズという宇宙の中で多岐に渡った。他にも、リンゴのインスト・アルバムがあって、そのドラムはフィル・コリンズが叩いているとか。そんなアルバムがあること自体、知らなかったよ。聞いたこともないレア・アイテムの名前が当たり前のように飛び交った新橋の夜。いやいや凄かったなぁ。唯一、腑に落ちなかったのは、“Daytime Nightime Suffering”と“Sally G”の人気のなさ。この2曲は最高でしょう。ねぇ?

 最後に、昨日の感動大賞。「クラプトンが次のアルバムでジョージの“Love Comes to Everyone”をカヴァーするらしい」。胸がいっぱいになったのでした。

Wild Billy's Circus Story

2005年06月23日 | old diary
 amazonよりスプリングスティーンの『Born to Run』をのぞく紙ジャケ5タイトル、ポールのDVD、友達よりビートルズのブートを2タイトル(『Rubber Soul』と『Revolver』のアウトテイク集。各2枚組)、クリーム再結成ライヴ(2枚組)、アレサ・フランクリンのフィルモア(4枚組)、いろんな人が歌った“Willin'”を集めたコンピ、…が昨日届いた。

 さて、どこから手をつけたらいいものやら。嬉しい悲鳴でございます。

 とりあえず、昨日は“Willin'”のコンピを聴いた。全部で17のヴァージョンが収められている。バーズ、ディラン、リンダ・ロンシュタッド、コマンダー・コーディ、などなど。これだけあるとさすがに飽きるかなぁと思ったら、そんなこともなく、最後まで一気に聴いてしまった。それだけ“Willin'”がいい曲なのか、それとも僕がそれだけWillin'”を好きなのか。多分、どっちもだろう。

 これはさすがにブートだけど、世の中にはこういった主旨の(同じ曲を集めた)CDというものがオフィシャルでも存在している。僕の友達はキング・クリムゾンの「21世紀の精神異常者」ばかりを集めたという、まったくなんて表現したらいいものやら途方に暮れてしまいそうなCDを持っている。「とんがりたいときにいいですよ。MIYAIさんも買わないと」と言われたが、もちろん買ってない。

 今朝は、スプリングスティーンのセカンドを。理由は、コペンハーゲン公演のセットリストを見て。
 
 滑走路が偽りの夜明けのように目の前に広がり
 太ったビッグ・ママ、ミシー・ビンボウが
 椅子に座って、あくびをしている
 野獣人間は檻の中でポップコーンの匂いを嗅いでいる
 そしてミゼットは指をなめて、
 ミシー・ビンボウに笑われたことに心を痛めている
 サーカス・タウンが生まれた

 ビッグ・ママに笑われてしょんぼりしてるミゼットさんが、いいなぁと思ったりする。サーカスに入るような人は、みんな孤独で傷つきやすいのだと思う。

When I Was a Boy

2005年06月22日 | old diary
 amazonからの荷物は今日到着するとのこと。それなので、スプリングスティーンを並べて遊ぶのは今夜ということになります。うーん、やばいね。あと、ポールのDVDもあるし、リンゴの新作もあるし、ほんと忙しいなぁ。ブライアン・ウィルソンの『Smile』ツアーのDVDまで手がまわらないよ。困った、困った。

 朝から雨がどしゃどしゃと降っている。こんなに無遠慮に降る雨は久しぶりなので、ちょっとびっくりしてみた。関東沿岸を中心に激しくやってくれてるそうな。「おぅ、俺様は雨雲だぜ。太陽なんか怖くないぜ」といった感じか。まぁとにかく、陽が差さない薄暗い部屋で、今朝はThe Whoの『Rarities Vol.2』を聴いているのです。

 手抜きもはなはだしいジャケットからして、いかにも「僕はレア・トラック集だよ。それもしがない第2弾ね」みたいな顔をしてるけど、これが実に侮れない内容なのだからまいってしまう。だって、“Join Together”でしょ、“I Don't Even Know Myself”でしょ、“Heaven and Hell”でしょ、“Let's See Action”でしょ、“Relay”でしょ、“Water”でしょ…。ほらね、これだけでもう立派なオリジナル・アルバムだぜ。これらって純粋にシングル盤として発売された曲たちで、結局、どのアルバムにも収録されなかったものばかりなんだけど、それがこのクォリティなのだから、まったくこの頃のThe Whoは気がふれてたとしか言いようがない。

 ビートルズもそうだったんだよね。シングルとアルバムをはっきりと区別してた。だから、オリジナル・アルバムに入ってない名曲がたくさんある。まぁ、さすがにビートルズほどとは言わないけど、この時期のThe Whoには似たものを感じる。

 僕にとって6月といえばポールの誕生日なんだけど、それが過ぎるとThe Whoを聴く機会が増える。もうひとつの忘れられない日が今年もあと少しでやってくる。この『Rarities Vol.2』に入っている“When I Was a Boy”が好きだ。これはあなたが書いたんですよね、サンダーフィンガー。

 ところでこのアルバム、“Join Together”ではじまって“Baby Don't You Do It”で終わるのだけど、この2曲って1枚のシングルのA面とB面だったんだとか。小さなこだわりを感じなくもない。ほらね、けっこう侮れないんだよ。

Redemption Song

2005年06月21日 | old diary
 今売られている『SIGHT』の表紙が『Born to Run』で、『レコード・コレクターズ』が『Darkness on the Edge of Town』だったりする(バックに薄く『Born to Run』)。それらをテーブルの上に並べてみる。うーん、いい感じだね。次にこの2枚のレコードを引っ張り出して、雑誌の横に並べてみる。おー、いいんじゃないの。スプリングスティーンがいっぱいだ。そういや、今日は紙ジャケがamazonから届くはずだから、帰ったらそれも横に並べてみよう。そうしよ、そうしよ…。

 えっと、朝からしょーもないこと考えてることくらい、百も承知です。ほっといてください。

 『The Concert for the Rock and Roll Hall of Fame』のCDを友達が貸してくれたので聴く。あまりに豪華な面々が集まっていることに、改めて驚いてしまった。スプリングスティーンも入っているのだけど、ちょっと演奏がもったりしててハイライトとは言えない仕上がりなのが残念。素晴らしかったのが、ジャクソン・ブラウンの歌う“Redemption Song”。この精神性の高いボブ・マーリィ・ソングに、ジャクソンの声がどハマリ。あんまりいいので、3回ほどくり返して聴いた。その後に始まったブルース・ホーンズビーが、これまた素晴らしかった。故ジェリー・ガルシアに捧げるデッド・ナンバー“I Know You Rider”。気持ちの入ったけっこうやばい演奏で、思わず2回つづけて聴いてしまった。つづいてディランが登場。“All Along the Watchtower”。うーん、すごいね。こういういろんな人が出てくるライヴって、玉石混合な内容のものが多くて、僕はあまり好きじゃなかったりするのだけど、これはけっこう楽しめたな。オールマン・ブラザーズ・バンドとかもすごく良かったし。

 これを貸してくれた友達は25歳で、「ジャクソン・ブラウンが好きなんですよ」と言っていた。「でも、同年代の友達はジャクソン・ブラウンなんて誰も聴いてませんね」とも言っていた。確かにそんな気がする。でも、それってほんともったいないよね。この“Redemption Song”なんて、聴けばきっと感動するのにな。

 まぁ、いいや。帰ったらスプリングスティーンを並べて遊ぼう(暗い)。