Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

Spaceship Races

2008年07月31日 | diary
 いやー、びっくりした。ザ・フーにつづいて、キャロル・キングの単独来日公演が決まっちゃうなんて。しかも、同じ11月にやってくるなんて。ぽつぽつ仕事をしてた18時50分頃、大学時代からの音楽仲間である先輩からの電話で、僕はこの衝撃的なニュースを知った。で、つづいて携帯のメールが鳴った。それからは、仕事にならなかった。だって、これは大変なことだよ。ねぇ?

 とにかく、観に行かないという選択肢はあり得ない。どんなに生活を搾ってでも、行く。必ず、キャロルに、会いに行く。

 というわけで、ずっとキャロル・キングが流れっぱなしな部屋だったりする。今朝も、冷やしうどんにゆずぽんずをかけて、ずずずっとすすりながら、『Writer』をかけてたりする。

 いやー、ほんとびっくりだよね。1年振りのキャロル・キングだよ。感動的だなぁ。果たして彼女は、あの日客席にいた僕のことを覚えているだろうか?

 キャロル:「あら、久しぶりね。また会えて嬉しいわ」
 MIYAI:「こちらこそー。まさかこんなに早く再会が叶うなんて、夢のようです」

 ほらね、やっぱり覚えててくれた。キャロルはとても優しい。

 キャロル:「なにか聴きたい曲はある?」
 MIYAI:「あーうーあーうー。そんな難しい質問されてもなぁ。へらへらへら」

 と、僕は馬鹿みたいにへらへらすることくらいしかできないだろね。間違いないね。11月までにしっかり考えとかないと。

 そんなわけで、すっかりいっぱいいっぱいな11月だったりする。どうかポールもリンゴもスプリングスティーンも、しばらくは日本に来ませんように(身がもたない)。

Songs in the Attic

2008年07月28日 | diary
 朝からカレーライスを食べた。美味かった。テレビをつけたらビリー・ジョエルが出てたので、なんとなく『Songs in the Attic』をターンテーブルにのっけた。懐かしかった。そんな朝だったりする。

 昨日はだらだらと1日が過ぎていった。理由は、夏バテ…ではなく、恋わずらい…でもなく、単なる飲み過ぎなのは明らかなので、軽く反省しないでもない。気がつけばすっかりからっぽな冷蔵庫。ご飯にマヨネーズとソースをかけて、「お好み焼き味!」と自分に暗示もかけて食べるのが、ここ数日つづいていたのだけど、さすがに嫌になり、昨日近所のスーパーで88円のレトルトカレーを買ったのだった。それが今日の朝ご飯になったと。美味しかったなぁ。

 つーか、もっとまともなもん買えよ…と言いたい。

 あと、どうもマヨネーズ&ソースご飯は太るようで、久しぶりに体重計にのってみたところ、しっかり増加していた。夏に太ってる場合じゃないだろ…と小声で言ってみたりする。

 土曜日は、いつものアナログ・バーにて友達のDJがあって、かっちょいいUKロックをたくさん聴けて嬉しかった。イージービーツがとりわけかっちょよかった。いつかレコードを買おうと思った。それにしても、ほとんど知らない曲ばっかりだったなぁ。みんなすごいなぁ。

 さて、今日は神保町方面へお出かけ。それからぶらぶらっとして、夜は新宿三丁目へ。友人の試験が終わったようなので、ちょいと乾杯してこようと思っている。つーことは…、

 やっぱり飲むんだなぁ。そっかぁ、きっとそういうものなんだなぁ(しみじみ)。

指相撲

2008年07月27日 | diary
 夏に入ってから、なんだか心配事がつづいている。つい先日、おじさんが突然倒れて入院したと思ったら、今度はばぁちゃんが入院したとの知らせ。高齢なだけにとても心配だったりする。来月には親父が検査入院することになっているし、なんかおかしい。みんな早く元気になってほしい。

 「俺、指相撲が強いんです」と友人が言うので、勝負してみたらほんとに強かった。「へぇー、すごいねー」と最初は普通に感心してたんだけど、「なんかさぁ、俺わかっちゃうんだよねー。負けたことないっすからねー」とあまりに誇らしげに言うもんだから、なんだかその自信を打ち砕いてやりたくなって再挑戦。激しい攻防の末、今度は僕が勝利。「よっしゃー!勝ったぁ!」と喜んでいると、「違いますよ!今のは8秒で指を抜いたでしょう。10秒押さえ込まれてないから俺の負けじゃないですよ。もう一度やりましょうよ」と挑んでくるので、もうひと勝負。今度こそしっかり10秒押さえ込んでやった。友人はものすごーく悔しいらしく、「うがぁ~~~」と雄叫びを上げ、もう1度やろうと言ってきたけど、それは断る。だって、もう午前2時を過ぎてたからね。指相撲やってる場合じゃないでしょ。それにしても、人それぞれにいろんな自負があるんだなぁと思った。

 たかが指相撲、されど指相撲。

Artie Traum

2008年07月25日 | diary
 敬愛するアーティ・トラウムが、20日にウッドストックの自宅で亡くなった。肝臓ガンだった。享年65才。この悲しいニュースを、僕は昨日知った。何日も知らなかったなんて…。すぐに2人の友人にメールをした。それからしばらくはアーティの歌とギターを聴いて、天国にいるアーティを偲んだ。

 僕が今も新鮮な気持ちで音楽を聴けているのは、アーティのおかげかもしれない。あのとき『Happy and Artie Traum』というレコードを聴いていなかったら、“Rabbit's Luck”や“Going Down To See Bessie”を聴いていなかったら、僕は今とは違う人生を送っていたと思う。そのことは以前もこの日記にたびたび綴ってきた(これとかこれとかこれとか)。

 ウッドストックという小さなコミュニティで、そこの住人となり、町に溶け込み、世界に向けてではなく自分と周囲の人達のために、アーティは歌い、ギターを弾いた。ちょうど僕が、自分や家族や友人のために生きているのと同じように。ウッドストックには、今でも素晴らしいミュージシャンが、僕らと変わらないごく当たり前の生活をしている。もしハッピーとアーティの兄弟がいなかったら、そんなコミュニティはきっともう存在していないだろう。アーティは、ウッドストックの精神そのものだった。

 アーティ達の音楽を聴いて、僕はひとつの場所に根づいて生きていくことを、具体的に考えるようになった。大きな成功を望むのではなく、自分にとっての幸せがなんなのかを、改めて考えるようになった。僕はただ、愛する人達や親しい人達と良好な関係をつづけ、思いやりをもって生きていきたい。そして、そこでは当たり前のように、音楽が流れていてほしい。衣食住と同じように、けっして切り離すことのできない生活の一部として。アーティの人生がそうであったように。

 僕をここまで導いてくれてありがとう。あなたの音楽をこれほど近しく感じられたことを、心から幸せに思っています。

Nude Man

2008年07月24日 | diary
 結局、昨日も酒を飲んでしまった。海の家でビールを1杯。帰りがてらのバーではビールを2杯。魚系の居酒屋さんにて瓶ビール1本と日本酒2合。マグロとカツオのお刺身、大変おいしゅうございました。しかし、こう連日飲んでると、だんだん朝ちゃんと起きれなくなってくるので、それがちと問題だったりする。午前中がすぐ終わっちゃうから。

 しかしなんだろね?なんでこうも飲んじゃうんだろね?わかんないなぁ。

 熱帯夜のせいか、最近、目が覚めると全裸になってることがたびたびある。僕はひとり暮らしなので、寝てる間に誰かに服をひっぺがされてる可能性は非常に低いから、自分で勝手に脱いでいるのだろう。そういや、一ヶ月ほど前、終電を乗り過ごした友人が泊まりにきたときも、目が覚めたら下半身だけ何もはいてなくてびっくりしたことがあった。その友人は女の子だったので、なんとなく心配になり訊ねてみると、「あたし、脱がしてませんからね!」とのお答え。ふむ…、ということは、僕は人がいようがいまいが脱いじゃうってことになるね。うーん、そんなクセがあるとなると、迂闊に人を泊められないなぁ。あらぬ誤解を招きそうだし、場合によっては身の危険を感じないでもない。気をつけよう。

 …って、どうでもいいですね。こんな話。

 さて、今日もじりじりっと暑かったりする。ビールが美味しそうだったりする。あとで海でごろんちょとしてこよう。で、もう少しだけ黒くなってこよう。仕事はそれからそれから。

自転車に乗って

2008年07月23日 | diary
 「笑っていいとも!」を見ながら、パスタをいただく。ほとんど風もなくて、じわーと汗がにじむような夏の1日。外ではセミが鳴いてたりする。

 昨日は、自転車旅行から帰ってきた友人と、昼からビールを飲んだ。タイ料理屋さんで汗をかきながら、僕の仕事につきあってもらいながら、海でぼんやりしながら。夕方には僕の部屋に戻って、旅のお土産話をあれこれと聞いた。ママチャリで日本一周してる女の子に会ったというから、「へぇー、変わった子がいるもんだね」と僕が言うと、「別に変わってませんでしたよ」と言われた。そうなんだ。あまりいないと思うんだけどな。

 この友人は今37才(だったと思う)。ちょうど一ヶ月ほど前に江ノ島を出発して、青森まで走って、そのまま走って戻ってきた。道すがら、山形に住む両親の家に寄ったところ、感心されると思いきや、「この歳になってそんなことして。もっと他にがんばることがあるでしょ」と言われたそうな。まぁ、確かにそうなんだけど、この歳でこんな旅ができたのも、それはそれで素敵なことだと僕は思う。

 夜には別の友人も合流し、みんなでギターを弾いたりして遊んだ。ディランとかザ・バンドとかエルヴィスとか。そんなことをしてるうちに、夜はいつしか更けていったのだった。

 さて、これから海の家をあちこちまわってこよう。これも仕事のうち。がんばってこう。

21時半からだった

2008年07月22日 | diary
 フェイセズの『A Nod's As Good As a Wink...』は、世界で一番楽しいレコードの1枚だと思う。こんな暑い日に、空が青い日に、窓を開けて、近所迷惑にならない程度に音を上げて、汗をふきふきしながら、聴くのにぴったりなレコードだと思う。で、とりわけ好きな“Love Lived Here”と“Stay with Me”と“Debris”は2回づつ聴くと。そんな感じ。

 昨日は、ラジオ出演のため20時過ぎに局へ。ところが、「MIYAIさんの出番は21時半くらいになりますので、それまでどっかで時間つぶせますか?」とのこと。ありゃま…。番組が20時半からだから、出番もてっきりその頃だと思ってたよ。さらに、30分番組だと思いきや90分番組だったりしてね。全然よくわかってなかったりする。えっと、昨日の日記を読んで、20時半に番組を聴いてくれた方がいましたら、ごめんなさい。

 せっかく時間ができたわけだしと、ときどき行ってる近所のバーで、ディランやダグ・サームを聴きながらビールを飲む。「これからラジオに出るんだよ」と話すと、「おー、じゃ聴いてますよ」と軽く盛り上がる。ラジオ出演そのものはあまり上手にいかなかったけど、ああいう現場は新鮮で楽しかった。音楽はラジオ局の人にも気に入ってもらえて、「独立したコーナーを作りますよ」と言ってもらえた。実際どうなるかわからないけど、もし実現したらとても嬉しい。

 終わってからは、踵を返すようにしてさっきのバーへ直行。ブルーノートが編集したニューオーリンズ・コンピを聴きながら、やっぱりビールを飲む。やっぱり夏はビールが世界で一番美味しいと思う。やっぱり。

 友人が、一ヶ月の自転車旅行から帰ってきた。さっき「昼飯でもどうですか。暑いからインドとかタイとかベトナムとか」というメールがきたので、ひと仕事してから出かけることに。旅のお土産話が楽しみなり。

My Song

2008年07月21日 | diary
 金曜日、土曜日、日曜日とお酒を飲んだもんで、「うぃー、なんとなーくかったりぃなぁ」と思ったりした今朝の起きがけ。今日はやることもいっぱいあるし、体のためにも飲まないでいようと心に誓った。ところが、お昼に冷蔵庫を開けると、そこに缶ビールを発見。「わっ、わっ♪」とすぐさま手にとり、プリングをプシュー。

 …僕の誓いなんて、しょせんはそんなもんだと悟った瞬間だった。

 外はとてもいい天気。ほんとは海でぼんやりしたいんだけどね。ちっと無理かな。残念だな。

 昨日は、ソウル上映会。ビールで乾杯し、ローストビーフとコールスローをおつまみに、まずは1979年のネヴィル・ブラザーズからスタート。あの地を這うようなグルーヴは、ほんとあり得ないと思う。10月の来日公演に行きたいなぁとつくづく思った。行けるかなぁ。行けるといいなぁ。それからスタックスのヒストリー・ビデオを鑑賞。僕はキング牧師暗殺以降のスタックスの歴史をほとんど知らなかったんだけど、やっぱりどんな偉大なレーベルであれ、いい面もあれば悪い面もあるんだなぁと思った。ここで友人ひとりが合流。ソウル・フードと言えばチキンということで、照焼きチキンや焼き鳥を買ってきてもらい、ビールで乾杯。そのまま『ワッツタックス』へ。この映画、けっこう夏向きかもしんない。ステイプル・シンガーズ、ルーファス・トーマス、アイザック・ヘイズなど、当時のブラック・パワーの熱いうねりが伝わってきて、素晴らしかった。つづけて1967年のスタックス・ヴォルト・レビューを鑑賞。アーサー・コンレイ、サム&デイヴ、そしてオーティス・レディング。もうねー、悪いはずがないよね。やっぱりこの頃のソウルが一番好きだなぁと再認識。オーティス最高。おーいぇー。

 …と、さすがにこれだけ濃い音楽をつづけざまに観聴きすると疲れるもので、用意していたオーティス・レディングのヒストリーDVDは次回ということに。あとは友人のシングル・コレクションをのんびりと聴きつつ、あれこれと談笑&クールダウン。アレサ・フランクリンの“My Song”という歌がとてもよかった。

 さて、今夜はなんと僕がラジオにゲスト出演しやす。レディオ湘南という地元のFM局なんだけど、初ラジオ出演なので、けっこう楽しみ。インターネットでも聴けるので、もしよかったら聴いてみてやってくださいませ(こちら→link)。午後8時30分からです。どぞよろしくー。

Hope of Deliverance

2008年07月20日 | diary
 ビリー・ジョエルのシェア・スタジアム公演は、なにやら凄いことになってたようで。トニー・ベネット、ジョン・メイヤー、ドン・ヘンリー、ジョン・メレンキャンプ、ガース・ブルックス、ロジャー・ダルトリー、そしてポール・マッカートニー。すごい豪華なゲスト陣。取り壊しが決まっているシェア・スタジアム。多くのミュージシャンにとっても特別な場所だったんだなぁと、改めて思ったりした。

 さて、梅雨明けにふさわしいびーかんな青空。海ではビーチ・バレーの大会がやってたりする。僕は部屋の窓を開けて友人を待っている。今日はソウル上映会をやるのだ。スタックスのDVDとか、ずっと観たいと思っていた映像を持ってきてくれるというので、ちょっとわくわくだったりする。暑い夏に聴く熱いソウル・ミュージック。ふぅーふぅー言いながら、ビール飲みながら、盛り上がるんだと思う。で、飲み過ぎちゃうんだと思う。うりゃっ!

 今、ラジオからポールの“Hope of Deliverance”が聞こえている。カーテンが風に揺れている。空はとても青い。なんかいい感じ。いい1日っぽい感じ。

Shine Silently

2008年07月19日 | diary
 つゆあけー。夏になりました。じりじり暑いっす。でも、嬉しいっす。

 昨日は都内のお店をあちこちまわってから、とても久しぶりに神保町のロック・バーへ。マスターは、いつも僕の仕事を応援してくれてて、トイレにはうちのフライヤーがあきらかな特別扱いで貼られてたりする。ビールを飲みながら、居合わせた人をまじえつつ音楽談義。ニューオーリンズのこととか、フライングフィッシュ・レーベルのこととか…。で、そろそろ帰ろうかなぁと思ったときにかかったのが、当BBSでも話題にあがっていたニルス・ロフグレンのニール・ヤング・カヴァー・アルバム。これがすごくよかった。ヒューマンな魅力をたたえた歌とギターはもちろん、ニールの歌に対する、ニルスの親愛と尊敬の念がしっかりと伝わってきたし、そこにはやっぱり長い時間の流れが横たわっていた。こんな歌を聴いたら、なんか帰れなくなっちゃって、しばしニルス談義で盛り上がる。ようやっとお会計を済ませて席を立つと、「最後に“Shine Silently”を聴いていきませんか?」とマスター。「いいですねー」ということになり、最後は“Shine Silently”を。いつ聴いても素敵な歌だった。

 藤沢に戻ってからは、友人と魚系居酒屋さんで待ち合わせて、日本酒と板わさでもうひと飲み。僕はわさび漬けってほんとは苦手なんだけど、この店のはとても美味しかったりする。で、そのままいつものアナログ・バーへ流れて、さらにもうひと飲み。ワインをいただいて、すっかりほろ酔いに。良い夜だったな。

 そんなもんだから、今日は昼過ぎに起床。で、カーテンを開けたら晴天で、梅雨も明けていたと。名実共に夏になっていたと。そういうことね。これからひと仕事して、夜は友人のDJイベントへ。熱い南部音楽を聴きながら、夏の到来をお祝いしようと思う。