Box of Days

~日々の雑念をつらつらと綴るもの也~ by MIYAI

鹿

2007年05月31日 | diary
 えー飲み過ぎたのです。ちょっと頭が痛いのです。でも、気にしないのです。

 昨日ははやく帰れると思って、朝に豚肉を解凍して出かけたら、アメリカ音楽好きの知人から連絡が入り、気がつけばお茶の水の焼き鳥屋。で、そのまま近くのロック・バーへ。さらに地元のアナログ・バーにも寄ってしまい、帰宅したのは午前1時。

 そんなわけで、豚肉はさっき食った。ぽんずにつけて。美味しかったけど、朝向きじゃなかったかもしんね。

 昨日、知ってびっくりしたこと。レヴォン・ヘルムは、鹿の解体ができるらしい。そんなロック・ミューシャン、なかなかいないと思う。ザ・バンドの音楽が本物である理由の一端は、こういうところにもあるのかもしれない(ないのかもしれない)。

 マリーザ・モンチが来日してて、僕はそんなに詳しくないんだけど、ブラジル音楽好きの方々の間では大変な話題になっていた。先日、「チケットが余ってるから行きませんか?(買ってくれませんか?の意味)」と言われて断ったんだけど、その後どうにも気になっていた。で、昨日、最後に寄った地元のバーにマリーザ帰りのその子がいて、「すごい良かったですよー」と言われた。むーん、やっぱり行っとけばよかったかもしんない。店ではエリス・レジーナがかかっていた。マリーザはエリス直系の歌声なのかな、となんとなく思った。

 でも、とにかく昨日はレヴォン・ヘルムにつきる。なんつったって、鹿の解体だからね。レヴォン、あなたは凄い。

新しいジーンズとスニーカーを買った

2007年05月30日 | diary
 昨日、ちょうど帰宅したとき、郵便屋さんがやって来て、レコード・サイズの荷物を置いていった。「なんだろう?」と開けてみると、中身はレコードが2枚と、あと、欲しいなぁと思っていたCDRが1枚は入っていた(どうもありがとうございます)。早速、レコードをターンテーブルへ。ブルース・スプリングスティーン、1981年5月7日のストックホルム公演。これ、すげーかっこいいでやんの。「そうか、ストックホルム公演に名演多しだね」と、なんとなく思ったりする(多少の根拠あり)。“Hungry Heart”では、やっぱり観客が一番の歌詞を全部歌っていた。なごむような歌詞じゃないが、なぜか、なごむ。

 仕事帰りに地元・藤沢で買い物など。ジーンズとスニーカーなどを。かつてに比べると、ジーンズもいろんな形のものがあって、正直、どれがいいんだかわからなくなる。間違ったものを買ってしまうと、なんだか若者ぶってるみたいで、40代の背中もちらちらと見え始めている身としては、「あーあー頑張っちゃって」と、それはそれで痛々しいことにもなりかねない。あと、全体的にお値段も上がってたりして、「あ、これかっこいいな」と思って値札を見ると「2万8千円です」とかね。

 たかがジーパンだろ?

 と僕は言いたい。ラーメンが600円以上するのも腹がたつけど(たかがラーメンだろ?)、払えないわけではないから、まぁいい。でも、ジーンズで2万8千円は、(少なくとも僕にとっては)いささか問題である。むーん、いつからこんな難しいことになったんだ。たかがジーパンだろ?スニーカーだろ?えらそうにすんなよ…。と、そんな一抹の不安を抱えつつのお買い物。で、結局、僕が買ったのはというと…

 コンバースとリーバイス。

 なんなんだ?この「ド・定番!」ぶりは?と、自分でも思ったんだけど、自然とこうなってしまったのだから、しょうがないのだ。まずは、コンバース。これはね、「半額以下だったから」が8割、「そういや、もう10年以上はコンバース履いてないなぁ」という懐かし感が2割。と、あまり積極的な理由とは言えないかもしれないけど、これからの季節に合わせて、少し軽快なカラーを選んでみる。で、リーバイスだけど、こちらはもうちょっと積極的。形はオーソドックスなんだけど、妙に風合いがいいのがあって(きっと加工の仕方が違うのだと思う)、よく見ると細かいところ(ステッチの色とか)にこだわりがあったりして、「ヘイヘイ、よく見ろよ。俺みたいなのって、その辺にいるようで実はなかなかいないんよ」的オーラをさりげなく発してたりする。そんな好印象感が6割。「そういや、もう5年以上はリーバイスってはいてないなぁ」という懐かし感が2割。そして、「ちょっと高いけど、どうにか買えるかな?」というお値段設定が2割。ほらね、コンバースよりは積極的な感じがするでしょ。

 さて、無事目的を達成し、なんとなく浮かれ気分で帰宅。鏡の前で買ったばかりのコンバースとリーバイスを合わせてみた(お恥ずかしい)。で、思ったことはというと…

 定番って、やっぱすげー。

 ということ。だって、買ったばかりの新しいスニーカーとジーンズなのに、「ん?どうして?」と思うほど、見覚えありまくりなのだ。で、妙な安心感があったりもする。うーん、デ・ジャヴだぜ…。つまり、これが定番の定番たる由縁なのかもしんないなぁ…と素直に感心したのだった。

 僕もいつしか30代後半に差し掛かり、未だスーツを着る機会はほとんどなく、これからもあまりなさそうなので、せめてジーンズやスニーカーくらいは、それらしく着こなせたら嬉しい。別にかっこよくなくてもいいから。なんとなく「着こなせた」くらいでいいから。

 今日は雨が降るんだとか。ロニー・レインを聴きながら、出かけよう。

新しいジーンズとスニーカーが欲しい

2007年05月29日 | diary
 ここ数日、よく寝てたりする。普通に寝てるというか。それなんで、今日は遅くまで起きてよう…と思ってみたりする。えっと、がんばろ。

 来月の15日で今の会社を辞めるので、折を見つけて方々に挨拶などをしたりする。そうするとよく訊かれるのが、「あー、どっか他のレーベルに行くの?」とか「おっ、メジャーに引き抜かれたか?」などなど。そんな屈託のない声が返ってきたりする。大学を出て初めて勤めたのも同じ業界だったんだけど、ここはどうにもつぶしがきかないというか、長くいればいるほどそうというか、業界内を渡り歩く人がやたら多い。実際、僕も同じ人の違う名刺をいくつも持ってたりする。「あ、どうも。今はこちらにいるんですね。その前は、えーっと、あそこでしたっけね。あれ?初めて会ったのは確か…」なんてことが、少しも珍しくない。で、僕も今回はそうなわけで(どっか他に勤めるわけじゃないけど)、「はいー、今度はこんなことをしようと思ってまして…」と答えたりする。すると、「そっかそっか、そうだよねー。これからもよろしくね。じゃ、忙しいからまたね。今度飲みにでも行こうよ」ということになる。もうちっとびっくりしたり寂しがったりしてくれた方が、張り合いあるんだけどな。まぁ、いいんだけど。

 今日は少し涼しい。Tシャツの上にパーカーをはおったら、ちょうどよかった。ボトムはたいていジーンズをはいている。3本をはきまわしてるんだけど、どれもいいかげんボロくなってきてたりする。1本なんて勝手にチャックが開いちゃうし。スニーカーもみすぼらしくなってきたから、今日時間があったら合わせて買ってこようかな…と思ってみたりもする。

From the Heart of Me

2007年05月28日 | diary
 さっきゴミを出しに外へ出たら、風が気持ち良かった。どれくらい気持ちよかったかというか、意味もなく伸びなどしてしまうくらい。部屋に戻って、窓を開けたら、さっきの風が入ってきた(気がした)。グレイトフル・デッドの『Shakedown Street』をかけてみた。やっぱり、気持ちよかった。ドナ・ゴドショウのヴォーカルが、いい感じ。

 結局、昨日はなにもしない1日だった。すべきこともせず、しなくていいこともしなかった。少し珍しかったことといえば、久しぶりにキウイ・フルーツを食べたことくらい。あと、友人がふらりとやって来た。彼は歯切れの悪い感じで近況を語り、エアロスミスの“Dream On”を聴こうと言った。この曲を聴くのも久しぶりだったけど、キウイ・フルーツほどではなかった。ただし、CDプレーヤーの調子が悪くて、僕らは2004年の横浜でのライヴ映像を観た。暑かったあの夏の日を思い出した。

 部屋ではドナ・ゴドショウが“From the Heart of Me”を歌っている。なんとなく、いい感じ。

 昨夜、ちょっとだけ嫌な夢を見た。僕は一生懸命仕事をしていた。時間がなくて、歩きながら紙とペンを持って、あるものを仕上げていた。すると、男女ペアの警察官がやってきて、なぜかその紙を没収された。なんの説明もなく。涼しい顔で。僕はかなり本気で腹がたって、ジョン・レノンばりの鋭さで喰ってかかった。その後の展開は、幸い僕の方が攻勢だったのでよかったけど、もしこれでやりこめられてたら、かなり目覚めが悪かっただろうな。そんなわけで、またひとつ警察への不信感を募らせた朝だったりする(勝手に)。

 でも、今はドナが歌っている。多分、僕のために歌ってくれている(ということにしておく)。そのうしろではジェリー・ガルシアのギターが鳴っている。窓からは涼しい風が入ってきている。それだけでもう十分だよなぁと思ったりする。

 さっき髭を剃った。すっきりした。月曜日の朝に髭を剃るのは、悪いもんじゃないなと思った。

Lazy Afternoon

2007年05月27日 | diary
 ベッドからとろとろと起き出したら、あともう少しで午後になる時分だった。あー。

 昨日は、横浜の大桟橋で行われたグリーンルーム・フェスティバルというサーフ系のイベントに、名目は仕事、内情は遊びで行ってきた。昼間っからビールを飲みつつ、展示された絵や写真を眺めたり、床にぺったり座っておしゃべりをしながら、かなりゆるゆるな空気の中で、ライヴを楽しんだ。良かったのは、オーヴァーグラウンド・アコースティック・アンダーグラウンド、ミック・ハート、ブルー・キング・ブラウン、あたり。一応ライヴがメインのイベントなんだけど、足を運んでくる人達は熱心な音楽ファンというより、イベントそのものの自由な雰囲気に惹かれて遊びにきている感じ。そんな気楽なところが、僕もそれはそれで、けっこう気に入ってたりする。来年も行こうかな。

 しっかり1日遊んで、藤沢に着いたのが23時過ぎ。そのまま馴染みのアナログ・バーへ。途中で昨日が誕生日の友人がやってきて、一緒に乾杯することができたのが嬉しかった。お店のギターを借りて、友人に弾かせ、歌わせ、僕も1曲歌った。気がつけば午前2時を過ぎていた。家までは歩いて帰った。さすがに疲れていたのか、足をひきずるようにして、とぼとぼと歩いた。

 で、今朝、ベッドからとろとろと起き出したら、あともう少しで午後になる時分だった。あーうー。オーディナリー・ボーイズを聴きながら風呂に入り、簡単な昼飯を食べて、今はラリー・ジョン・マクナリーを聴いている。自転車に乗りたいけど、やることがいっぱいなので、今日はあきらめよう。あとで買い物だけ行ってこよう。近所のフジスーパーまで。いらんもの買わないように気をつけないとね。ビールとかビールとか…、えっと、ビール、とか。

 昨日は暑い1日だった。夏みたいだった。海風が気持ちよかった。

Glad and Sorry

2007年05月26日 | diary
 「生きてこそ人生。それを忘れちゃいけない」とロニーは言った。昨夜、僕はロニー・レインに会ってきた。で、今朝はフェイセスを聴いている。トーストに卵をのっけて食べている。で、コーヒーが美味い。

 映画『ロニー~MODSとROCKが恋した男』は、ロニー・レインの生涯を綴ったドキュメンタリー。結局、ロニーは自分のやりたいことを、ちゃんと知っていたんだと思う。彼は音楽を愛したし、人を信じたかったし、自分らしく生きたかったんだと思う。そのためなら、財産を失おうとも、ライヴにお客さんが来なくて落ち目だと言われようとも、やっていける。もし、それがロニーの考えるの本当の人生だったのだとしたら、その気持ちは、僕にもよくわかる。スモール・フェイセス~フェイセス~スリム・チャンス~ソロ…。なにより素晴らしいのは、ロニーがそのときどきで、いい音楽を残してきたという事実だ。歌う内容が変わり、サウンドが変わり、着るものが変わっても、ロニー・レインはロニー・レインでありつづけることができた。だから、たくさんの仲間から慕われ、尊敬されたのだと思う。

 でも、ロニーは発病してしまう。病気は長い長い心の闘いを、ロニーに強いることになった。先の見えない不安の中を生きること。その苦しみを、僕は想像することしかできない。自分の経験の中から、できるだけ似た感情を引っ張り出して、重ね合わせるくらいのことしかできない。でも、それはどうしようもないことだ。大切なのは、多くの人がロニーの音楽を愛し、敬意を払ったこと。そして、ロニー自身が音楽をつづけたいと願ったことだと思う。病気は確実に進行していったけれど、ロニーもまた自らの歩みを止めることはなかった。それは大変な勇気だったと思う。最後には追いつかれてしまうのだけど…。

 この映画を観て思ったのは、結局、自分の人生は自分にしか見つけられないということだ。人はいつでも理解してくれるわけじゃないし、いいときもあれば、悪いときだってある。でも、それが自分の見つけた人生なら、それを生きたいと、僕は思った。

 「生きてこそ人生。それを忘れちゃいけない」とロニーは言った。その通りだ。生きてりゃなんとかなるもんな。ありがとう、ロニー・レイン。

65 Revisited

2007年05月25日 | diary
 ボブ・ディランのDVD『Don't Look Back』のデラックス・エディション。それについているもう1枚、裏『Don't Look Back』ともいうべき『65 Revisited』を観た。若者らしい優しさやナイーヴさを素直に出しているディランの姿は、ちょっとないくらいの感動だった。この時期のディランは、とかく研澄まされたナイフのような鋭さで語られることが多いけれど(実際そうなんだけど)、歌を聴けばそれだけじゃないことくらいすぐにわかる。でも、そうした姿を映像で観るのは初めてだった。なんというか、自分がどうしてこうもディランに惹かれつづけるのか、その理由がわかったように気にさえなった。こういう人だからこそ、僕はこの人の歌を聴き続けているのだなぁと思った。そして、ノーカットで収められた何曲かのライヴ・パフォーマンスは、どれも本当に素晴らしいものだった。本編だとカットされてたからね。すっきりした。

 僕が初めてボブ・ディランを聴いたのがいつだったのかは、よく覚えていない。ラジオから流れてきた『Infidels』の中のどれか(“Jokerman”とか)。『Real Live』の特集で聴いた“Highway 61 Revisited”。あるいは、普通に“Blowin' in the Wind”か“Like a Rolling Stone”か。どれにしても、中学生の頃だったのは間違いない。でも、よく覚えているのが、高校1年生のときに行った赤城山への林間学校、その道中のバスで友人が聴かせてくれた『Greatest Hits Vol.1』だったりする。とにかく新鮮で、どうしようもないくらいかっこよくて、あの瞬間、僕の中でボブ・ディランは、本当の意味で、居着いたのだと思う。1985年の、ちょうど今くらいの季節だった。

 最初は、出してるアルバムの数があまりに多いのに、頭がくらくらした。でも、いつかは全部聴くことになるだろうとは思っていた。ディランの歌詞は、いつだってとても大人で、出てくる女性もすごく大人っぽかった。意味なんてわかんなかったけど、どういうわけか無性にかっこよかった。例えば、“A Hard Rain's A-Gonna Fall”にしたら、青い目をした息子がいて、霧につつまれた山があって、7つの悲しい森があって、12の死んだ海があって、墓場の入口を1万マイルすすんでって、それで、ひどいひどい雨が降っている…なんて歌われると、僕はただただ圧倒されてしまい、胸をかきむしられてしまい、「そりゃ雨だってどしゃどしゃ降っちゃうよ」と、わけもなく納得させられてた。“I Want You”も“VIsions of Johanna”も“Stuck Inside of Mobile with the Memphis Blues Again”も、そして“Subterranean Homesick Blues”も、とにかくみんなそんな調子だった。そんな風にして、ディランにどんどん惹かれていった。

 で、今も惹かれっぱなしなわけでね。まったくね。

Happy Birthday, Mr. D

2007年05月24日 | diary
 只今、チャンピオンズ・リーグ決勝を観戦中。ACミラン対リヴァプール。もちろん僕はリヴァプールを応援中。

 今日はボブ・ディランの誕生日。おめでとう、ディラン。もう随分、ディランのライヴを観ていない。そろそろ日本にも来てほしい。ひとまず、今日あたりamazonからDVD『Don't Look Back』が届くはず。今夜はそれでお祝いをしよう。そうしよう。

 昨日、ポールの新曲“Dance Tonight” のプロモ・ビデオを観た。とてもポールらしくて、なんだか嬉しくなってしまう。この曲が収録されたニュー・アルバムの発売も近い。そして、ポールの誕生日も、近かったりする。

 ジェシ・マリンという人のプロモ・ビデオ に、スプリングスティーンが出演しているというので、それも観た。曲はたいしたことなかったけど、ギターを持った動くスプリングスティーンを観れてよかった。歌声も聴けたし、文句はない。どうせなら、もうちょっといいミュージシャンと共演すればいいのに…とも思ったけど、きっと友達なのだろう。それもまた、スプリングスティーンらしい。

 さて、しばしサッカーに集中。リヴァプールを応援中。

Love, Reign O'er Me

2007年05月23日 | diary
 起きて早々、ぱたぱたと忙しくしてたりする朝。夜にひとつメールを出したら、返事がきたんで、またメールをした。で、今はようやっと落ち着いて、トーストかじって、お茶をすすって、こうして日記をつけてたりすると。そんな感じ。

 仕事帰りに、ちょっとだけ馴染みのアナログ・バーへ。ドアを開けると、カレーの匂いが鼻を刺激した。ここはランチにカレーをやってたりするんだけど、「今日はなぜかすごかったんだよ」とマスター。ひっきりなしに客がきて、大変だったらしい。まぁ、けっこうなことなんだけど、さばき切れずに断ったりしたらしい。「来ないときは全然来ないのにね」とのこと。なかなかうまくいかないのだ。店内では僕の知らないジャズのレコードが流れていた。ビールを一杯だけ飲んだ。

 帰り道、大学時代の友人が自転車で通りかかったので、声をかけた。飯でも食うかということになり、でも金ないよなぁということになり、そいつがそのまま自転車で弁当とビールを買いに走ることになった。僕は作ってあったサラダを出すことにした。2人で音楽をかけながら、ビールを飲んで、コーヒーを飲んで、あとはどうってことのない話をどうってことない風にした。GWに磨いた自転車を見せて「ほら、きれいになったろ」と僕が言い、友人が「ほんとだな」と答えるみたいな。ほらね、どうってことないんだよ。あと、ふとThe Whoの“Love, Reign O'er Me”の話題になり、「あれはすげーかっこいいよなぁ」と友人は言うので、「そりゃもうすげーかっこいいよ」と僕は答えた。だって真実だから。

 昨夜も遅くまでパソコンの前に座って、あれこれとやることをやった。一向に眠くならなかったけど、やっぱり寝といた方がいいなと思って、ベッドに入った。午前3時くらいだった。新聞屋のバイクのエンジン音がまだ聞こえてこない、静かな夜の時間だった。

 今日も都内へ。パール・ジャムを聴いて出かけよう。気持ちが攻め気味になってる。いい感じ。がんばってこう。

Quadrophenia

2007年05月22日 | diary
 The Whoの『Quadrophenia』を聴く。邦題『四重人格』。間違いなくThe Whoの全てのアルバムの中で一番たくさん聴いていて、間違いなく一番好きな作品。偉大なる“Baba O'riley”を擁した『Who's Next』もいいとこまでくるんだけど、『Quadrophenia』にはどうしたってかなわない。なんというか、この作品からは、言葉では到底表現しようのない心の機微が、信じられないほどのリアリティと感傷を伴って、胸に響いてくる。ピートが弾くギターの音色が「とにかく」切ない。キースの叩き出すドラムが「確実に」永遠の中の一瞬を切り取っている。ジョンもロジャーも…って、まぁいいや。すべての曲の歌詞が大好きだし、ブックレットの写真も隅から隅まで頭に入っている。もう何度聴いたかなんてわかるはずもないよ。『Quadrophenia』には、いつだって胸をしめつけられる。それは今も少しも変わっていない。

 …と、昨夜は、そんな特別にして最高なこのアルバムを聴いた。ブックレットを眺め、目を閉じて、The Whoの単独来日を祈った。で、今朝はThe WhoのTシャツを着てたりするんだよね。初来日のときにライヴへ着てったやつ。えっと、そんな気分。今週は月曜日から金曜日まで、ずっと外をまわる仕事。The Whoを聴きながら、街を歩くのだ。おーいぇー。