安部公房「夢の逃亡」読了。
安部の作品群の中でダントツに難解だった。
難解さでは「終わりし道の標に」が知られる所だが、いやはや。「終わりし」の方がまだいける。幻想がごちゃまぜになった「夢の」に収録されている作品は、はっきり言って俺の読解力ではほとんど理解できなかった(作品によるが)。
が、それでも若き安部青年の苦悩(と精神疾患!)と思索の変遷を味わえて満足。
南米文学との類似性もなんだかあるようだ。
で、その次に何を読もうかなと逡巡。
ライトなものをと思って藤澤清造を手に取ってみたがしっくりこない。開高「夏の闇」は旅行先で読んだ方がよさそう。池田まっすーもなんだか違う。小島信夫の気分ではない。フォークナーの長編はまたの機会に。
と、何やかややった挙句、カバンに入れたのは筒井康隆編「実験小説名作選」。
多分俺はしたたか殴られて昏倒したいのだろう。
安部から続く迷宮組曲に絡め取られてしまっているのか。
---------
今日はソウル気味。
ソウルシャドウでも流そう。
安部の作品群の中でダントツに難解だった。
難解さでは「終わりし道の標に」が知られる所だが、いやはや。「終わりし」の方がまだいける。幻想がごちゃまぜになった「夢の」に収録されている作品は、はっきり言って俺の読解力ではほとんど理解できなかった(作品によるが)。
が、それでも若き安部青年の苦悩(と精神疾患!)と思索の変遷を味わえて満足。
南米文学との類似性もなんだかあるようだ。
で、その次に何を読もうかなと逡巡。
ライトなものをと思って藤澤清造を手に取ってみたがしっくりこない。開高「夏の闇」は旅行先で読んだ方がよさそう。池田まっすーもなんだか違う。小島信夫の気分ではない。フォークナーの長編はまたの機会に。
と、何やかややった挙句、カバンに入れたのは筒井康隆編「実験小説名作選」。
多分俺はしたたか殴られて昏倒したいのだろう。
安部から続く迷宮組曲に絡め取られてしまっているのか。
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今日はソウル気味。
ソウルシャドウでも流そう。
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