おれおれ日記

平成の快楽主義者な管理者による酒の話、現代美術の話、音楽の話、世間話をただただ垂れ流す日記。

まったく

2010-10-07 12:04:10 | Weblog
山にでもこもって畑でもやって隠遁したい。
そんな気分が続いている。
俺の実家の環境ならできるし、まじめに考えてみてもいい。

とりあえずの資金はあるし、うどんやでもやるか。
うどん作りには自身があるし(これはマジ。ダシは煮干とコンブと鶏肉といういたってシンプルなもの)。
ってな甘っちょろい考えに逃げ込んだりしている。

このままだと早晩、うつでも発症して病院送りだ。

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大江と高行健の対談で興味深い指摘がされていた。
高氏いわく、「現代文学は社会の中の人間関係を書いてきた。これは早々に行き詰る。フロイトに端を発した人間性の内面を深堀りする探求がなされるべきだ」と。確かそんな感じのことを言っていた。その点からいうと大江の「個人的な体験」は現代文学史まれに見る傑作だと(ここまでは褒めてなかったかな)。これは鋭い視点ではないか。
それと、大江が高氏の代表作「霊山」のなかの一説を引用して言及した、「現代では愛情と性欲とがまったく乖離してしまった」という指摘(これはうまく書き表せていない。詳しくは読売新聞10月6日号朝刊を参照されたい)。これはものすごく深い考察だ。
「霊山」。超ド級の長編のようだが、読んでみたい。

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とりあえず、今回の文学界には落ちたようだ。
今思うと当然っちゃあ当然。
今回号に選考座談会が催されていたので、それを読むとなるほどなあと思う。
自意識と無意識だけで書いたものは駄目と。そりゃそうだよな。
そんでもってその座談会で俺が今書いているテーマが思いっきり否定されていた。
これはきつい。
今から書きかけの別の作品に移行するか…でもこれは全く自信がなくてテーマ自体のチェンジを模索しているものだったり。

まあ、精進精進。
次回も望み薄だが、次々回に期待を込めて。

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