友人のライブ

に行った。

高校時代に同じバンドでベースを弾いてたやつだ。

ギターの弾き語りで２月にソロデビューし、沖縄から関東に拠点を移し、頑張っている。
ライブ先は全国区に広がっているそうだ。

さて、ライブはというと、とてもよかった。
とてもよかったという言葉では俺の思いの１０００分の１も伝えられないが、とてもよかった。
一緒に行った人間は、アーティストとは初対面の人間だったが、「鳥肌が立った」という。とにかく素晴らしいライブだった。

演奏している間は、
そいつのクラスに遊びに行って（俺とは違うクラスだった）ギターをジャカジャカ鳴らして遊んだり、一緒にスタジオに行って練習したり、チャゲアスとシングライクトーキング（この２グループが大好きなやつだった）の話に花を咲かせたり、一緒にタイタニックを観にいったり（１時間ほどの道のりを自転車２人乗りで観にいった気がする）、浦和市立の文化祭に紛れ込んでちゃっかりライブしたり（これは一部の教職員にはばれていたらしい）、そいつの琉球大学受験についていったり（これが俺の沖縄初体験だった）、沖縄に旅立つ直前に一緒にカラオケに行ってスピッツの「スピカ」を歌ったり…
という思い出が走馬灯のように去来して、まともにやつの顔を見られなかった。


成長しているな、とひしひしと感じた。
一方、俺は何をやっているんだろうと。

一緒に音楽やってたやつのなかには、音楽自体をぱったりと辞めたやつもいれば、こうしてデビューしたやつもわずかながらいる。
それぞれ、本望ではない仕事をしながら、空いた時間で本気で音楽に取り組んでいる。

俺はというと、ずるずると本気なんだかおふざけなのかよくわからないＤＪを続けている。レア盤に特化するわけでもなく、ハウス・テクノＤＪとして世界を目指すわけでもなく、スクラッチを極めるでもなく、なんとなーく好きな音楽を買って、適当に流している。内輪内で。


せめて、昔の仲間を全力で応援していきたいと思う。
音楽に対しては、なんだか中途半端に半身で付き合っているのかもしれないけど。

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そんな気分に今日チューン：
Latoya Jackson/MY LOVE HAS PASSED YOU BY
この曲、ここに上がる頻度が高いな。
大好きだから仕方ない。

越路吹雪/愛の讃歌