おれおれ日記

平成の快楽主義者な管理者による酒の話、現代美術の話、音楽の話、世間話をただただ垂れ流す日記。

一週間は早い

2008-04-04 12:57:37 | Weblog
ほんとに早い。
もう金曜か。

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こないだタクシーに乗ったときのエピソード。

さんざん酔っ払って俺がキャロル・キングの話などをし、
「あのーなんだっけ?リトル・エヴァが歌ったあの歌。あれもキャロルキングが作ったんだよなー。曲名なんだっけ?」
と度忘れぶりを発揮していると、
そのときの運ちゃんが突然、
「ロコ・モーションでしょ」と。

「あ、そうだ。確かキャロルキングが作ったんですよね」
と驚きながら聞くと、
「そうですよ」とのこと。
「運転手さんさすがですね」
と、音楽フリークなのかと思っていると、そうでもない様子。
「その世代ですから」
と控えめなコメント。

「その世代ですから」―。
ロコ・モーションが巷を席巻していた世代。
共通体験としてキャロルキングとリトルエヴァが語れる世代。

俺たちの世代は共通体験として何が語れるだろう、と考えて悲しくなってしまった。

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引き続きAORが熱い。

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阿部定。
いやー期待しないで読んだが、「阿部定伝説」、やっぱりよかった。
文学としての阿部定事件。

編者は阿部定が事件について語った調書について、「あれは優れた文学だ」と一貫して主張しているが、激しく同意。
なんでもかんでも「文学だ」なんていって芸術性を認めてしまうことは好きではないが、この調書に関しては稀有な特殊性を持った物語だ―と思う。

大島渚「愛のコリーダ」も再評価したい。
調書に基づいて忠実に再現されていることがわかった。
なんにしてもあの口調。松田英子、藤竜也という配役。
これまでにあれほど優れたキャスティングは見たことない。
無修正版、どっかで手に入れたい。

大林宣彦の「SADA」も観ようかな。どう考えても最悪だと思うんだが。
黒木瞳には定役はつとまらないと思う。まあ、観てから判断するか。

ほー、「四畳半襖の裏張り」という作品もあるのか。
観てえ。


うわ、うわ、うわ、
http://www.geocities.jp/tsumuji13/abesada.html
これは貴重だ。貴重すぎる。