英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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主語と動詞

2009年11月04日 | 英語勉強法
「英語ができる人」という定義は人それぞれだと思います。TIMEをスラスラ読める人、流暢な英語を話す人、字幕なしで洋画を観られる人・・・。

私は「瞬時に英文構造を把握できる人」と定義します。瞬時の英文構造把握力は、4つのスキル(reading, listening, writing, speaking)すべてに共通して大切な力だからです。英語を英語の語順で理解して操るには、英文を“型”でとらえる、つまり英文構造を瞬時に把握し、主語と動詞を指摘できることが不可欠です。

私は大学受験英語を勉強し始めたときから、英文を読むときは常に「主語・動詞・・・、主語・動詞・・・」と心の中でつぶやいていました。大学に合格しても、英検準1級に合格しても、TOEICで800点以上を取れるようになっても、英語に触れる時は常に「主語・動詞、主語・動詞」。その繰り返しでした。

ところが、ある時を境に、主語と動詞を意識せずに英語に接することができるようになりました。それは、留学中、ビジネス英語の授業でプレゼンテーションをせねばならず、ワシントン大学の図書館で大量の関連文献を読み漁っていた時です。締切りまで時間も限られていたため、来る日も来る日も図書館にこもり、大量の英文を速読せざるを得ない状況が続きました。そして、ある瞬間気づいたのです。「そういえば、日本語を介さないのは当然のこと、主語と動詞も意識せずに、英文を英語のままで読めている!」と。

私の実体験から、英検1級に合格したりTOEIC900点以上とれる人は、瞬時の英文構造把握ができていると思います。しかも無意識にです。そこに到達するには、長い時間が必要です。知識を無意識化するためには大量のインプット学習が必要だからです。普段の学習から、文法に基づいて主語と動詞を意識し、英文を読んだり聞いたりして、それを繰り返す。つまらない単純な作業ですが、英語ができる人は、自ずとその作業を積み上げてきただけなのではないでしょうか?



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