来年度の英検の検定料が改定されたので、今年度との比較ができるよう、表にまとめました。大学受験生が最も受けるであろう2級で2,300円も上がり、9,700円に。経済的事情で受けられない生徒が増えるのは必至でしょう。
しかし、他にも問題点が見えてきます。「準会場」とは、受験者が所属する団体(学校・塾・企業など)でまとめて申込みをして受験する、いわゆる団体受験ですが、この準会場の値上がり幅は小さく、本会場との差が従来以上に大きくなりました。経済的負担を考えれば、準会場で受験する方を選ぶでしょう。しかし、準会場はどこの学校でもやっているわけではありません。これでは地域的格差を助長してしまうことになります。
また、準会場受験はその会場となる中高の先生が試験準備、監督、発送を行うことになり、相当な負担がかかります。試験日は金・土・日のいずれかですから、残業や休日出勤となり、ただでさえ“ブラック”と言われている教職員の負担がもっと増えることになります。そして、考えたくはないですが、自分の学校の合格率を高めたり、特定の生徒を合格させようとして、受験後の答案に不正が施される可能性が高くなることも、否定はできません。
2019年11月に大学受験への英語民間試験導入が見送りにされ、2024年度からの導入予定とされました。しかし、英語検定試験の中で受験者が最も多い英検の検定料改定によって、経済的・地域的格差が更に大きくなり、公平性も担保されないわけですから、英語民間試験導入の可能性は実質的にゼロになったことを意味しているように思えます。
しかし、他にも問題点が見えてきます。「準会場」とは、受験者が所属する団体(学校・塾・企業など)でまとめて申込みをして受験する、いわゆる団体受験ですが、この準会場の値上がり幅は小さく、本会場との差が従来以上に大きくなりました。経済的負担を考えれば、準会場で受験する方を選ぶでしょう。しかし、準会場はどこの学校でもやっているわけではありません。これでは地域的格差を助長してしまうことになります。
また、準会場受験はその会場となる中高の先生が試験準備、監督、発送を行うことになり、相当な負担がかかります。試験日は金・土・日のいずれかですから、残業や休日出勤となり、ただでさえ“ブラック”と言われている教職員の負担がもっと増えることになります。そして、考えたくはないですが、自分の学校の合格率を高めたり、特定の生徒を合格させようとして、受験後の答案に不正が施される可能性が高くなることも、否定はできません。
2019年11月に大学受験への英語民間試験導入が見送りにされ、2024年度からの導入予定とされました。しかし、英語検定試験の中で受験者が最も多い英検の検定料改定によって、経済的・地域的格差が更に大きくなり、公平性も担保されないわけですから、英語民間試験導入の可能性は実質的にゼロになったことを意味しているように思えます。
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