当ブログ「英語道」を私が書き始めたのは、まだブログという言葉自体が世間に知られていなかった黎明期の2005年ですが、その年、信濃毎日新聞が主催する「信毎ホームページ大賞 2005」のブログ部門にノミネートされました。その贈呈式で、特別賞を受賞した60歳を過ぎたおじさんと知り合い、連絡先を交換、以降、親交を深めました。2009年に私がブログ投稿でちょっとしたトラブルになった時など、わざわざ自宅まで電話をいただき、アドバイスをいただいたほどです。
しかし、2020年6月ころまでは頻繁に更新されていたおじさんのブログの更新頻度が急に落ち、たまに更新されても、文面から以前のような勢いを感じられず、誤字脱字も多く、文脈も飛んでいるような印象を受けました。ご本人も「しばらくブログから離れていたので、写真のアップや更新の仕方を忘れてしまった」「認知症の始まりかな」と書かれていました。
そして、2022年6月からは一切更新されなくなってしまいました。「体調を崩されたのかな?」と、気にはなっていたものの、時代はSNSへと移り、ブログを通しての交流が絶えてしまいました。
そして昨日、そのおじさんのことが気になり、ネットで検索してみたら、先月お亡くなりになっていることを知りました。享年83歳。ブログを通じて第二の人生をいかに有意義に生きるかを発信されていたおじさん。きっと、第一も第二の人生も充実した時間を過ごされて、旅立たれたと思います。改めて、お悔やみ申し上げます。
おじさんはご自宅の庭の草花を愛で、写真をアップするのを楽しまれていました。亡くなられた7月はどんな花が咲いていたんだろう・・・。
ブログ「英語道」は、来年5月、開設20周年を迎えます。2013年1月からは毎日更新をしており、今日で連続更新が4,238日となりました。最古参のブロガーの一人として今思うことは、どんなに長けていても、継続していかないと技術というものは衰えていくものだということです。そして、読み手に伝わる文章を書き続けることが、実は最高の脳トレーニングなっているとも思います。毎日ブログを更新することは、時に面倒に感じる時もありますが、自分の生きている人生の記録として、そして何より、脳を活性化しいつまでも生き生きし続けるために、これからも書き続けていこうと思います。