明日はいよいよ大学入学共通テスト。一年後に迫った高校2年生の中にも、ようやく大学受験を我がことのように感じられる生徒が多くなってきました。これまで部活に夢中だった生徒も、慌てて勉強を始めようとする時期です。
「英語はどんな勉強をしていけばいいですか?」
よくある質問ですね。単語、イディオム、文法、英文解釈、長文読解、英作文、リスニングなど、やるべきことは山ほどありますが、綺麗事は置いといて、まずは英単語を覚えることです。大学受験用の単語集1冊を完璧に覚えれば、偏差値は60前後になりますし、英検2級は受かります。
英単語を見たら瞬時に発音ができ、意味が言える。例えば、intellect を見て、「えーと、”知性”」と言っているようではダメです。その「えーと、」が成長を邪魔しています。
「1冊だけで大丈夫ですか?」という質問もよくありますが、1冊すら完璧にできないようでは、他をやっても結果は同じです。自分が使っている単語集をよく見て下さい。見出し語の他に、発音・アクセント、意味、語源、他品詞、派生語、同義語、反意語、例文など、様々な情報が載っています。それらを全部覚えもせず表面的にやっただけでは完璧とは言えませんよ。
この地域の進学校である伊那北高校2年生は『英単語ターゲット1900』、1年生は『LEAP』、伊那弥生ケ丘高校2年生は『データベース4500』を使っていますが、単語集なんて大学受験用であれば何でもいいんです。その一冊と心中する覚悟で完璧にできるか・・・。そこに、大学受験英語での成功がかかっています。
因みに、私は大学受験時代に『試験にでる英単語』(通称『でる単』)の1冊しか単語集はやっていません。でも、文字通り完璧に覚えて、今の英語力の礎になっています。