昨日は仕事始め。「年末年始にタイに行って来ました。気持ちばかりですが、お土産です」と、ある高一生からお土産をいただきました。
彼女のお兄さん(ドイツ留学中)とお姉さん(大学1年生)も指導させてもらっていたので長い付き合いですが、こうやって気にかけていただけるのは嬉しい限りです。
さて、私もタイには2度旅行したことがあるので当時の話で盛り上がりましたが、その後、タイ語の話から大学での第二外国語へと話題が移りました。
大学に合格した生徒から「第二外国語は何語を選択したらいいでしょうか」と、よく相談を受けます。「第二外国語の選択は、興味本位で選べばいい」が私の答えですが、次のような話も必ずします。
私はドイツ語を選択しました。私が大学生だった1990年代当時、GNP(当時はGDPではなかった!)は1位がアメリカ、2位が日本、3位がドイツだったので、「経済学科だし、ドイツ語をやっておくべきだな」という理由でした。
私のようにメジャーな第二外国語を選択するのもいいですが、見方を変えてマイナー言語を選択するのも一手です。中国語やフランス語、ドイツ語などは、多くの学生が選択するので、少しできても英語と同じく、one of them になりがちです。でも、例えば、タイ語やマレー語など、第二外国語としてあまり選ばれない言語を選択し、身につけることができたのなら、 only one になれる可能性も出てきますね。将来の仕事につながるかも知れません。
私は、大学時代を含めて3回も旅行するほどマレーシアが好きになってしまいましたが、英語以外の現地の言葉でコミュニケーションを取れたらもっとマレーシアという国を愛し、留学まで考えてしまっていたかも知れません。今なら間違いなくマレー語を選択するでしょう。
マレーシア・ティオマン島のティオマン空港で(1999年11月16日 撮影)
学びやすさや単位の取りやすさやなども検討材料になりますが、やはり時間が自由に使える大学時代。多少難しい言語であっても自学で勉強を深めていく心意気で、興味ある第二外国語を選んでもらいたいです。