今年の大学入学共通テストの英語・リーディング第6問で「世界で最も丈夫な生き物」として知られるクマムシ(tardigrade)の特徴や生態を紹介した英文が紹介されました。
私はこの英文を読み始めた時、「あ~、クマムシね。英文を読まなくても内容は分かるな・・・」と超速読で読み、物の数分で解き終わりました。実は、2017年度第2回英検準1級の長文で同内容の英文が出題されており、準1級を受ける生徒には過去問対策で必ず触れる英文だからです。『ブキミ生物絶叫図鑑』のクマムシも見せて、英文だけでなく内容も徹底的に理解させてます。
『ブキミ生物絶叫図鑑』より
英語の長文読解は、もちろん英語力は必要です。でも、そこに書かれている内容に詳しいと、当然ですが理解度は爆上がりします。つまり、背景知識を持っているということが、英語の長文読解の理解においては大きな比重を占めています。
大学受験問題や英検、英字新聞や英字雑誌で、英語の長文を多読する。私たちは日本人なので、興味を持ったことは日本語で調べる。毎日、日本の新聞を読む。そうやって様々な事象について背景知識を深めておくと、英文を読んだ時の理解度は等比級数的に(exponentially)アップします。