ここではないどこかへ -Anywhere But Here-

音楽・本・映画・サッカーなど興味の趣くままに書いていきます。

頭がいい人、悪い人の話し方/樋口裕一

2006-01-31 22:24:22 | 
新書がちょっとしたブームになっている。
「バカの壁」(まだ読んでいない)とか「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」(これもまだ)など話題のベストセラーも生まれているが、新書ってなかなか買わないんですよね。なぜか。
それと図書館の便利さに目覚めてくると、特に新書などは「借りればいいや」と思ってしまうのである。

地元の市立図書館は本当に便利。インターネットから蔵書検索が出来るし、見つかればすぐに予約が可能。
貸し出し可能になればメールで連絡が来るし、市内にいくつかある分館のどこでも受け取れる。
本当に便利である。税金を使った市民サービスとしても本当に納得できる。
そんなの今や当たり前と言われるかもしれないけど。

話がそれてしまったが、話題の本はすぐに予約でいっぱいになってしまうので、予約してから実際に読めるまで半年以上かかってしまったりする。
この本もずいぶん前に予約していた本で、ちょっと前に本屋で平積みになっていた。

なんだか自省の念を呼び起こさせるような内容だ。
この本に出てくる「頭の悪い」話し方やふるまいは程度の差はあれ誰にでもあるのではないかと思う。
そしてまたこういう厄介な人たちというのも結構身近にいるものである。
自分がどう思われているかはこの際棚に上げておいても、「どこにでもいるんだよなあ、変な人って」と思いながら、具体的な顔が浮かんできたりする。

著者が語るように頭の悪い話し方というのは文章にも共通して表れてくるという。このブログもそんなことになっていないか、常に自省、内省していかなければと思う。
限りある資源を使って「バカ」を撒き散らすわけにはいかないもんね。

今日のランニング

2006-01-31 21:45:26 | ジョギング
曇り。

今朝も朝のランニング。腰から下、下半身全体に疲れがたまっているけど、構わずいじめる。
今はコンスタントに走れる体を作ることが目標。起床から一時間だけど寒いし無理はしないようにゆっくりと走る。
それでも帰り着くころにはじっとりと汗ばんでくる。
朝から体を動かすのはやっぱり気持ちがいい。朝ご飯がおいしくいただける。

体重:62.4kg 体脂肪:15.9%

あっという間に1月も終わり。来月も少しずつ距離を伸ばして4月ごろまでには20キロぐらい走れればと思う。

1月の走行距離:37キロ

今日のランニング

2006-01-30 21:32:38 | ジョギング
晴れ。

今年初めて朝走る。寒いので億劫だったが、今日は比較的暖かいという予報だった
し、5時きっかりに目覚めたので走ってみることにした。
まだ暗いうちに4キロほど。東の空が少しずつ白んできて幻想的な冬の朝である。
行きはまだ暗くて足元が見にくくても帰りにはしっかり見えてくる。この時期は日が沈むのも速いが、夜が明けるのも速い。
朝のジョギングは気持ちがいい。ペースがつかめてくれば平日もどんどん走れそうである。

体重:62.2kg 体脂肪:15.9%

府中・大國魂神社へ

2006-01-29 21:47:17 | 
晴れ。

「旅」のカテゴリーで書き始めたが、これが「旅」かと言われると???
出かけたのは隣町の府中。多摩川の河川敷を走り途中で東京競馬場の脇を通って30分ほどのサイクリング。
府中にはよく買い物にも出かけるし映画も見に行く。
大國魂神社も初めてではないし、旅というほどのこともないのだけど、
まあ多かれ少なかれワクワク感を持って出かけるときは隣町だって立派な「旅」なのだ。

正月には結局飲み続けていて初詣に出かけなかったので、遅ればせながら今日が初詣。
この時期でも比較的参拝者が多い。大過なく過ごせるようにお願いする。
おみくじは「吉」。方角は西が良くて、病気は早く治る。旅は水に注意だとか。

府中は甲州街道の宿場町。街道筋には歴史を感じさせる建物も多い。
自転車で走っていると、思わぬ史跡なんかを見つけたりするから楽しい。
健康にも環境にもいいし車より自転車だなあ、新しい自転車欲しいなあ、
なんて思いながら起伏の多いところをギアを重くし、負荷をかけて思い切り踏み込んだら、
鈍い音がしてチェーンが切れてしまった。
古いママチャリだもんなあ。かっこいいマウンテンバイクが欲しい!

駒沢競技場にて

2006-01-28 23:50:50 | サッカー
晴れ。風があってちょっと寒いけど、雲ひとつない晴天。

息子の通っているFC東京のサッカースクールが今日は場所を移して、駒沢競技場の天然芝を使ってミニゲームを行うというので出かける。
子どもの練習中にFC東京専属の栄養士が育ち盛りの子どもたちに、どんな食事がいいのかを講義してくれるというセミナーも行われるという。

駒沢のオリンピック記念公園。東京にも長いこと住んでいるけど実は初めて訪れた。
ここは東洋の魔女が金メダルを取った室内競技場を始めプールや野球場などもある総合スポーツ公園。
東京オリンピックから40年以上の月日が流れさすがに施設はかなり老朽化しているけど、こういう公園が近くにあるのはいいなあ。
公園を周回するジョギングコースなどもあって一年中スポーツで汗を流すことができる。

子どもたちのゲームの様子をのんびりと眺める。
しかし今の子どもたちは恵まれてるよなあ。幾人もの優秀な指導者からすばらしい環境で指導を受けられる。
ボールは何十個もあって自由に使うことができる。
まさにここでオリンピックが開かれていたころの先達たちの大変な努力によって、今の子どもたちは豊かな環境でスポーツをすることができる。
いまだにボールも満足にないような発展途上国の子どもたちに比べれば、日本の子どもたちは本当に幸せである。
日本の子どもたちはこんな環境に感謝しなくてはいけない。
そして世界中の子どもたちに等しくこんな環境でサッカーをやらせてあげたいものだと思う。

・・・なんてことをつらつら考えながらのんびり子どもたちのサッカーを見る週末の昼下がり。

今日のランニング

2006-01-28 20:09:13 | ジョギング
晴れ。

今日は夕方4時近くから走り始める。結構風が強くて往路は向かい風。ペースを落として先週よりも少し長い距離に挑戦。
下半身に少し張りがあって体が全体に重い。
ゆっくりゆっくり走っていると駒澤大学がさーっと通り過ぎた。来年のリベンジに向けてもう始まっているんだなあ。
結局先週よりもさらに距離を伸ばして、9キロで終えた。きちんと足のケアしておかなきゃ。

体重62.1kg、体脂肪16.5%

冬の蜃気楼/山田太一

2006-01-27 23:22:21 | 
晴れ。

若いときの思い出すだけで赤面して急にそわそわしてしまうような恥ずかしいことってたくさんあるような気がする。
若いということはそれだけでもう恥ずかしいことの連続だし、どうしてああいう行動をとってしまったのか、
あんなことを言ってしまったのかと後悔することの連続だったりする。
今になってみると、それこそが「若い」ということであり、まあそれがゆえに許されてきたということだってたくさんあったと思う。
あの若さであんなにスマートには振舞えなかっただろうし、老獪な策を弄することだってできなかっただろう。
背伸びをしたところで、それは年長の人から見れば滑稽な「大人ぶり」に見えただろうし、つまり若いってことは何をやってもみっともないことの連続なのだ。

山田太一の作品にはそんな若いがゆえのみっともなさや恥ずかしさを描いた作品が結構あると思う。「ふぞろいの林檎たち」もそんな作品のひとつだったと思う。
そしてこの作品もそんな若さゆえの挫折が描かれている。
映画会社に入社したばかりの石田は、駆け出しの助監督としていくつかの映画を担当する。
中年の大根役者羽柴、17歳の新人女優瑠美、監督や先輩助監督などを通して、石田は自分の若さと不器用さを思い知らされていく。

山田太一はかつて松竹に助監督として勤めていたことがあり、自伝的な話もいくつかは織り込まれているのかもしれない。
つまりは山田氏自身が若いころの自分のどうしようもない「青さ」をある種の懐かしさとともに表現したかったのではないか、と思うのだ。

その若さゆえの焦燥感とか背伸びをしたい感じというのにとても共感を覚える。
それは山田作品に共通の感覚だと思う。

Have You Seen Her/The Chi-Lites

2006-01-26 21:29:14 | 音楽
晴れ。

弟の結婚式のBGM作りのために新たに買ったCDもこれが最後。
The Chi-Litesの「Have You Seen Her」。
1971年12月にビルボード・ホット・チャートで3位を記録した彼らの代表作。
これもオリジナルの『Give More Power To The People』は買いそびれていて、
「Have You Seen Her」はかれこれ15年以上前に初めてニューヨークを訪れた時に買ったChi-Litesのベスト盤CDに収められているのを持っていたきりだった。
さすがに音がチープだったのでこれを機会に買いなおした。

シカゴ。風の街シカゴ。
"Windy City"の名前のとおり、シカゴ・ソウルにはどことなく郷愁が漂っている。
Eugene Record率いるThe Chi-Litesはまさにそんなシカゴ・ソウルを代表するグループである。
だいたい「シカゴの光」というグループ名がファンタスティックだし、
「Oh Girl」や「The Coldest Days of My Life」など聴くだにぞくぞくと鳥肌が立つメロウな曲調は一度聴くと虜になってしまう。

今やシカゴ・ソウルなんて音楽シーンでは忘れ去られたような存在だけど、
Curtis MayfieldやGene Chandler、Jackie Wilson、Jerry Butlerなど優れたアーティストの宝庫、
シカゴ・ソウルをもっと見直そうではないか!特に若い人たちに聞いてほしいなあ。
フィラデルフィアほど絢爛豪華ではないけど、シカゴ・ソウルのグルーヴはまた独特なものがあって聴く者の心を揺さぶる何かがきっとありますよ。

ライブドア騒動に思う

2006-01-25 22:56:11 | Weblog
晴れ。

それにしてもライブドア事件の進展がものすごく早い。
強制捜査が入ったというニュースが流れてから1週間あまりで堀江社長の逮捕、社長辞任、新体制発表と毎日めまぐるしく動いている。
事実関係がわりあいはっきりしていたとか、隠ぺい工作が単純な手口だったとか、
いろいろと報道されているがこの手の経済事件にしては検察の動きも速かったように思う。

堀江貴文という人にはもともとそれほどの興味はない。
IT長者として時代の風雲児みたいにマスコミにもてはやされているのをみても
「若いのにすごいなあ、よほど頭がいいんだろうな」という程度の感想があったぐらいだし、
衆院選に出馬したときにも「よくやるな」とは思ったけど、でもまあその程度である。
ただ、あの啓蒙家的な口調というのがあまり好きではなかった。

だから、今回の逮捕劇も同情もなければ怒りを覚えるということも特別にはない。
悪いことをしたのだとすれば逮捕拘束され、やがて裁きを受けるのは当然であろう。
しかし、と思う。球団買収に始まって、フジテレビとの提携、衆院選出馬と、そのたびに大騒ぎをしてもてはやしていたのに、
容疑者となったとたん手のひらを返したように糾弾するマスコミや我々一般市民のこの集団ヒステリーはどうしたものかと思う。
テレビ局などは彼のタレント性を買ってバラエティ番組に出演させていたりもしたではないか。
それがこの節操のなさはいったい何なのか。
堀江氏が本当に悪いことをやっていたのならそれはしかるべき罰を受けるべきだと思うが、
まだ彼は被疑者であって本当に法に抵触することをやっていたのかどうかについてはこれから解明されていくことになる。
にもかかわらず、都合よく彼を叩く、この無節操さには自戒を込めて呆れてしまう。
少なくとも彼をもてはやして使ってきたマスコミには、その無節操さを猛省して欲しいと思う。

For All We Know/Carpenters

2006-01-24 22:45:48 | 音楽
晴れ。

弟の結婚披露宴前のBGM用に選曲した10曲がようやく揃ったのでCD-ROMに録ってみたのだが、やはり古いCDの音質の悪さが目だってしまう。

今回選んだCarpentersの「For All We Know」。『The Carpenters』に収録されている。映画「二人の誓い」の主題歌として取り上げられた曲だ。この曲は71年に全米3位とヒットしたし、歌詞の内容が結婚式にはぴったりの内容なので選んだ。
ところが僕が持っているCarpentersの初期のCDは本当にチープな音。他の曲と比べると明らかに見劣りする。
オーディオソフトで音質を持ち上げようと試みたが、どうにもうまくいかないので、リマスター盤を探しに昨日CDショップへと出かけた。
そこで選んだのがこのDVD付きのベスト盤。去年の秋に出されたコンピレーションなのでさすがに音質は申し分ない。

Carpentersの普遍性。
リチャー・ドカーペンターの類まれなる音楽センスと、それを具現化するカレン・カーペンターの天性の歌唱力が奇跡的に結びついた結果としてのエヴァーグリーン。
僕は英語のネイティブスピーカーではないけれど、カレンのあの、絹のように滑らかな発音のアルト・ヴォイスにはいつもうっとりする。

そんなカレンが拒食症の果てに急逝したのは僕が高校一年のときだったと思う。今でもあのニュースが流れた時のショックはよく覚えている。
健在ならばどんなにすてきな歌い手として成熟していったのかと思うと、やはり今もって惜しいなと思う。