ここではないどこかへ -Anywhere But Here-

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All Things Must Pass/George Harrison

2006-01-11 23:46:04 | 音楽
晴れ。

例の弟の結婚式用に買っているCDシリーズ。1971年のヒット曲にGeorge Harrisonの「My Sweet Lord」があった。
最近バングラデシュ・コンサートのDVDが出てちょっとした話題になっている、George Harrison。
こんなことでもなかったら買わなかっただろうなあ、このアルバムも・・・。

巷の熱狂的なフリークに比べれば私は熱狂的なビートルマニアというわけではない。
そもそもビートルズからは遅れてきた世代だし、ジョンが亡くなったのも中学2年の時だったから、ようやく洋楽に目覚め始めた頃。
それでも学生時代に初めてイギリスに行ったときにはアビーロードの横断歩道を歩いたし、リヴァプールまで足を伸ばしてストロベリー・フィールズやペニーレーンを訪れたりもした。
ところがある時期からビートルズをとんと聴かなくなった。もともとそれほど熱心なほうではなかったのかもしれない。
ビートルズのアルバムはすべて持っているわけではないし、メンバーのソロアルバムもあまり持っていない。
George Harrisonはソロとして初めて来日公演を行った、91年の東京公演を見ている。
このときも競演のEric Claptonやバックのギタリスト、Andy Fairweather Lowなどに狂喜したりした。
(余談だけど、Johnを除く3人とも生で見たのはちょっと自慢、笑)

まあ、そんなわけだからかのPhil Spectorがプロデュースした名盤『All Things Must Pass』もちゃんとは聴いたことがなかった。
まあ、こんなことでもなければ買わないようなアルバムで、いい機会だからということで2001年に出た”ニュー・センチュリー・エディション”を入手した。

さて、その71年のシングル・ヒット「My Sweet Lord」。The Chiffonsの「He's So Fine」のパクリとして物議を醸し出した曰くつきの作品。
でも、本当に盗作なのだろうか。Georgeはギタリストだから作品の多くもギターで作ったのではないかと思うのだが、それだけに正確に「He's So Fine」をなぞって作ったようにはどうしても聞こえない。
彼はとても紳士な人だったというし、そんなことはなかったんじゃないかなあ。

そんな彼にまつわるエピソードやら個人的な思い出なんかを思い出しながら聴いている。いろんな意味で感慨深いなあ。