ここではないどこかへ -Anywhere But Here-

音楽・本・映画・サッカーなど興味の趣くままに書いていきます。

ナビスコカップ予選2節 FC東京対大分トリニータ(調布・味の素スタジアム)0-2

2007-03-26 23:18:05 | サッカー
東京がやりたいサッカーを大分がやったという感じか。
アウェイでも前からプレスをかけて果敢に攻めてきた大分は勇気があった。
どちらがホームチームか分からないような展開にスタジアムにはなんとも言えない空気が漂う。

大分の果敢なプレスに東京はリズムを掴むことができない。
パスミスやファウルで自らペースを乱していく。
最終ラインは徳永を出場停止で、伊野波を五輪予選で欠き金沢もベンチスタート。
初先発の池上、吉本を入れたが不安定なことこの上ない。
28分にはカウンターからペナルティエリアに侵入してきた高松を藤山がたまらずタックル。
PKを献上してしまう。塩田の好判断で阻止したが結局リズムに乗ることなく
前半は一進一退のままスコアレスで終わる。

後半に入ってもリズムを保てないまま。
いわゆるバイタルエリアを大分に使われて、じりじりとラインを下げる。
ルーカスがボランチのあたりまで下がらないとボールをもらえないので
いらいらしているのが手に取るように分かる。
福西も今野もディフェンスに追われて攻撃の起点にならない。

結局ワンチョペを下げ、早々にリチェーリを入れる。
お互いカウンターの応酬となる中、67分ついに均衡が破れる。
カウンターからフリーとなったアウグストにしっかりと決められる。

とにかく点の入る気配が全くない。先制されたら苦しいな、と思っていたのに
そのとおりの展開となって見ているこちらもがっくりとくる。
福西がボールを持ってもパスの出し先に困っている。
動き出しがないのだ。これでは相手も楽にマークできる。
数日前の磐田戦とは雲泥の差だ。
どうしてこういうことになるのか、わずか数日で数人のメンバーが代わっただけでこうも動けなくなるものなのか。

池上を下げて赤嶺を入れて前線の枚数を増やすが、所詮中盤でボールがつながらないのだから意味がない。
やったこともない3バックにした挙句、またしてもフリーにしたアウグストに同じような形で決められてしまう。

なんとも後味の悪さばかりが残るゲームだった。
この先大丈夫なのだろうか、誰もがそう思うようなゲームだったに違いない。


3/25のランニング

2007-03-26 21:42:42 | ジョギング
朝から結構激しい雨が降っていたので結局レース出場を断念した。
しかし、午後から小雨になり夕方にはすっかり雨も上がったので
レースに出るつもりで10キロを走った。
目標は50分を切ること。

しかし、体が重くて本当に辛い10キロだった。
気力で走ったが、最後の2キロは本当にきつかった。
何とか50分を切ることは出来たがやはりレースとは違い
一人で走るのは我慢と忍耐の連続だった。

今日の距離:10キロ
タイム:49分20秒

ラップ
( 1)5:34
( 2)5:28
( 3)5:13
( 4)4:58
( 5)4:56
( 6)4:37
( 7)4:37
( 8)4:37
( 9)4:37
(10)4:37

京都・壬生を巡る旅

2007-03-25 10:36:10 | 
ひょんなことから、京都で数時間を過ごすことになった。滞在時間は4時間弱。
この限られた時間ではあちこち欲張って廻ることは出来ない。
思い立ったのが、新選組ゆかりの壬生界隈。
徒歩でも廻れる範囲だから数時間の滞在にはうってつけだ。
近藤勇生誕地のほど近くに住んでいる私としては一度は訪れてみたい場所だった。

四条大宮に降り立ってまず目指したのは光縁寺。
新選組副長の山南敬介の墓がある。山南家とこの寺の家紋がたまたま同じだったことから住職との交流が始まり、
彼がこの地で自刃してこの寺に葬られた。朽ちかけた小さな墓石が印象的だった。
他にもここには藤堂平助、伊東甲子太郎、谷三十郎、野口健司など多くの新選組隊士たちが眠っているという。

光縁寺から歩いて数分のところに新選組の屯所だった前川邸、向かいに八木邸がある。
前川邸は非公開だが、休日は新選組グッズを売る土産店として公開している。
近藤や土方ら試衛館組が前川邸に寝起きしており、芹沢鴨や新見錦らは八木邸で生活していたそうだ。

八木邸(壬生屯所)は公開されており、芹沢鴨、平山五郎が土方、沖田らに惨殺された座敷にも入ることが出来る。
まさにその暗殺の現場となった座敷でボランティアのガイドに話を聴くのだが、
「ちょうどお嬢さんが座ってはるこのあたりに芹沢鴨が寝てはって、めった刺しにされたんですね。」
と説明されると、そこに座っていた女の子が複雑な表情を浮かべている。
鴨居にはそのときの刀傷と逃げ出した芹沢が躓いたという文机が残っており、
140年の時を超えてなお残る生々しさが印象的だった。

八木家の現当主はこの地で和菓子屋さんを営んでおり、
屯所餅という上品な甘さのお菓子と抹茶のもてなしを受けて一息ついた。

傘をささなくてもいいほどの、春の小雨が降ったりやんだり。
どんな季節のどんな天気でも京都はそれに合った風景を見せてくれる。

屯所のほど近くには壬生寺がある。
広い境内では新選組隊士たちがいわゆる兵法訓練を行っていたそうで、
ここで大砲も放っていたというから驚く。
映画「壬生義士伝」のワンシーンで見たのはここのことだったのかと合点する。
境内の隅には、壬生塚があり、芹沢鴨、平山五郎、河合耆三郎ら隊士の墓がある。

五条通を越えて南下する。
細い路地、人々の普段の営みのあるなかにかつての花街、島原がある。
浅田次郎の作品でも有名な「輪違屋」。島原太夫、いわゆる"こったい"の置屋である。
今でもその伝統を引き継いでお茶屋として営業しており、したがって観光客には非公開。
まあ私ごときが一見で入れるような世界ではない。
一度は体験してみたいけれどもこちらの見識や作法のなさまで見抜かれそうで、
こういう遊びは遊ぶ側の人間的な度量というか器の大きさも試されることだろう。
古くからの住宅街にひっそりと佇んでいるのが印象的だった。

更に南下していくと角屋がある。置屋に対する揚屋。
置屋から太夫や芸妓を呼んで遊宴を開いていた、今で言う高級料亭。
国の重文にも指定されている非常に格調の高い宴会場で一般にも公開されている。
普段は非公開だという2階の広間がたまたま特別公開されていたので上がってみた。
蝋燭の煤で天井も壁も真っ黒に煤けている。
襖や格子の障子、鴨居にも装飾が施されており、その贅沢さと往時の文化的な成熟度が伺える。
かつて幕末の勤皇の志士たち、坂本龍馬、西郷隆盛、山縣有朋、伊藤博文、大隈重信らも饗宴を開いたという。
新選組もここを訪れており、床柱には刀傷も残っている。

わずかな滞在時間だったが、とても有意義な壬生・島原の旅だった。
京都は今までにも何度か訪れたことがあるが、幕末にまつわる地を訪れたのは初めてだった。
壬生も島原もその歴史が普段の生活の場所に溶け込んでいる。
有名な神社仏閣ばかりではなく、
こうした細い路地裏に普段の営みと長い歴史が寄り添っているところもまた京都の面白いところだ。

3/23のランニング

2007-03-24 22:05:11 | ジョギング
土曜日は走れないので日曜日のレースに向けての最後の調整。
しかし、太腿の裏側にものすごい筋肉痛があって走るだけで痛い。
調整どころではないという感じ。
苦しみながら何とかいつもの3キロをこなした。
あとは中一日置いて、レースに臨むことになるが無理なレースにならないように気をつけたい。

今日の距離:3キロ

J1第3節 FC東京対ジュビロ磐田(調布・味の素スタジアム)0-1

2007-03-22 22:31:31 | サッカー
昨日ナビスコカップの予選リーグ第1戦も終わり、
今頃先週の試合結果をフォローするのもいかがなものかと思うが、忙しくて更新できなかったのだ・・・。
言い訳はともかく備忘録なので書いておく。

結論から言えば悪いときのFC東京の伝統というのがよく出た試合だった。
それは一言で言えば「相手に合わせてしまうサッカー」。
磐田は黄金期を知る主軸が次々とチームを去り、いまや若手主体の新しいチームといってよい。
ショートパスをつないでズンズン、といった感じでラインを押し上げてくる伝統のスタイルから変わってきたのではないか、
というのが指揮官の予想だったのだが、意外と磐田本来の繋ぐサッカーに序盤から苦しめられたのは東京だった。

東京の場合がっぷり四つに組んでくる相手にはぴたっとはまって面白いサッカーを展開するのだが、
相手が張り手を打ってきたり、打っちゃろうとしてくると途端に相手の術中にはまってしまう。
ある意味素直なチームなのだ。

前半の36分という早い時間帯にファブリシオが退場してからは余計に相手に合わせて自分たちの良さを自ら消していた。
一人少ない相手を攻めあぐねているうちに焦って自滅のパターンだ。

相手はファブリシオが退場するまではポゼッションで来たが、
10人になってからは引いてしっかりゴールに鍵をかけ、機を見てはカウンターと狙いがはっきりしてきた。
東京は早めにクロスを入れてくるけれども、攻撃のバリエーションに加えて決定力を欠いていた。
途中出場の平山も五輪予選の疲れからか精彩を欠いていた。

急造最終ラインも大きな破綻がなくなり、福西の加入により中盤でしっかりボールを持てるようになってきたので、
課題はやはりFWか。ルーカスが好調なだけに平山の復調とワンチョペの覚醒が待たれるところだ。

今年もスタートダッシュにはまんまと失敗してしまったが、チーム再建の途上でもあるし、
もともと実力のある選手は揃っている。あとはブレイク・スルーがどこかにあると信じるのみだ。

3/21のランニング

2007-03-22 21:57:00 | ジョギング
年明けからここまでトレーニングを重ねてきて大きな怪我もなく順調にきている。
細心の注意を払って走っている今年はここまで充実したランニング・ライフを送ってこれた。
これから暖かくなってきて運動にはいい季節だが、オーバーワークによる怪我には気をつけていきたい。

さて、今シーズン初めて2時間のLSDに挑戦してみた。
距離にして20キロ。
週末に親子サッカーに出て年甲斐もなく激しく全力で走り回っていたら
筋肉痛がひどくて月、火と練習を休んでしまった。
まだ少し痛む太もものコンディションをさらに落とす20キロ。
結構調子よく走ることができたが、さすがに残り20分を切ったところで
膝よりも太ももに痛みがきて最後の最後は本当に苦しかった。

それでもしっかりアイシングしてケアをしたら、思ったよりも回復は早かった。
さて今週末は久しぶりに10キロのレース。
体調を整えて少しスピードにもトライしたいと思う。

今日のタイム:2時間00分
今日の距離:20キロ

3/17のランニング

2007-03-17 23:25:53 | ジョギング
真冬に逆戻りしたような寒い一日となった。
春を前にして季節が足踏みをしている。

今日は15キロのペース走をやってみた。
目標は5分/kmの1時間15分。
まだ5分は無理だった。残り4キロほどは脇腹の痛みも出てきて苦しかった。
逆に膝の痛みはあまり出なくなってきた。
足も少しずつ強くなってきていて、長い距離に順応しつつある。
3月はとにかく15キロをしっかり走ること。

今日の距離:15キロ
タイム:1時間17分49秒

ラップ
( 1)5:38
( 2)5:36
( 3)5:22
( 4)5:20
( 5)5:18
( 6)5:17
( 7)5:13
( 8)5:06
( 9)5:01
(10)5:07
(11)5:05
(12)4:53
(13)4:59
(14)4:56
(15)4:49

3/16のランニング

2007-03-17 23:09:40 | ジョギング
今週は忙しくて朝はほとんど走れなかった。
5日ぶりのランニング。
しかし、逆に休んだおかげで足の調子はかえって良くなってきた。
週末に向けてのウォーミングアップとなった。

今日の距離:3キロ

3/11のランニング

2007-03-17 08:01:04 | ジョギング
前日の痛みがだいぶ引いたので思い切って夕方から前日できなかった1時間半のランニング。

いつもとは違うコースを走る。これはなかなか新鮮だ。
途中住宅街に迷い込んだりするのも楽しかったりする。
くたくたになったけど疲れは意外とさわやかだった。

今日の距離:15キロ

J1第2節 大宮アルディージャ対FC東京(埼玉スタジアム2002)0-2

2007-03-11 12:48:37 | スポーツ
どこからボールを奪いに行くのか。サッカーにおける戦術の基本だろう。
リトリートして網を仕掛け、相手が出てきたら奪ってその背後のスペースを狙うのか。
できるだけ高い位置でプレスをかけて奪ったら一気にゴールまで持ち込むのか。
前者の場合はゴールまでの距離が遠くなるし、
後者の場合には相手が引いてがっちり守備を敷いているだろうから、ゴールをこじ開けるのは容易ではない。
一長一短ではある。

どこでボールを奪うのかという点について、今日の東京はきっちりとした共通理解があった。
できるだけ高い位置で。奪ったらすぐに攻撃に入る。
今日はそれがうまく機能していた。
とにかく栗澤が前線で独楽鼠のように走り回ってボールを追い回す。
両サイドは高い位置をキープしてボールを持ったらできるだけ深くえぐる。
福西は今野のカバーを信頼して、機を見てするするとゴール前まで上がっていく。

高い位置で奪うということは背後にリスクを負うことであり、そのリスクヘッジに裏づけがないと難しい。
先週の広島戦ではその裏づけが取れていなかったことが最大の問題だった。
今日の東京はそこをある程度修正できていたと思う。
藤山の危機察知に対する感覚が研ぎ澄まされていた。
相手はロングボールを使ってエニウトンに当ててこようとしたが、そこをきちんとケアできた。
今野がしぶとく守備をした。極めつけは土肥が冴えていたことである。
全員が守備で統一した意識を持てていたこと。
運もあったが破綻のない守備ができたのは、先週の4失点を考えると大きい。

前半の1点目はCKをフリーになった今野がヘッドで合わせたもの。
その後前半を1-0で凌いだことが後半につながった。
後半の福西の東京での初ゴールは、やはりCKから。
セカンドボールの相手クリアミスがこぼれてきたのを、
角度のないところから鋭く振りぬいて突き刺したゴールだった。
東京サポーターが陣取るゴール裏で福西は左胸をぽんぽんと叩いた。
福西が名実ともに東京の一員になった瞬間だ。

ボランチコンビが得点したが、やはりFWの不発は面白くない。
平山は動きもよく再三シュートを放ったが得点ならず。
特にヘディングの精度はまだまだ。原監督の特訓はまだまだ必要か。

アウェイでの今季初勝利でまずは一息ついた格好だが、来週からは五輪組が抜ける。
ここをどうやって凌いでいくか、早くも最初の山場がやってきた。