エコポイント&スマートグリッド

省エネ家電買い替え促進で有名となったエコポイントとスマートグリッドの動向を追跡し、低炭素社会の将来を展望します。

パナソニックと三洋によるトータルエネルギーソリューション戦略

2010-02-25 23:17:35 | Weblog
 パナソニックと三洋電機は、パナソニックによる三洋の買収について最終合意に達しました。パナソニックは公開買い付けを実施し、09年度末までに三洋を子会社化します。
 半導体、白物家電については、リストラが必要ですが、両社では、エネルギー事業を中心に1,000億円の投資を行い、統合による事業のシナジー効果を発揮させる計画です。
 エネルギー事業では、「創エネ」として三洋の太陽電池とパナソニックの燃料電池を中核に据え、「蓄エネ」では両社のリチウムイオン2次電池で民生、車載、据置き(家庭用のバックアップなど)を幅広くカバー、それにパナソニックが持つ「省エネ」技術を加え、家やビルを丸ごとエネルギー・マネージメントするトータルエネルギーソリューションを提供します。

日本風力開発、「スマートグリッド」関連事業に参入

2010-02-25 04:05:41 | Weblog
日本風力開発は次世代送電網「スマートグリッド」関連事業に参入します。風力発電などからの送電量と、家庭などの消費量のばらつきを制御し、送電を安定させる中枢システムを開発。10年度以降、スマートグリッド構築を請け負う大手企業などに提供していく予定です。
 新システムは、ベンチャー企業のハネリューコーポレーションから買収する事業を基に、蓄電池を使って自然エネルギー発電を制御する自社の技術と組み合わせて新システムを開発します。
 インターネットを通じて顧客の電力使用状況を管理し、使われている電気機器を止めたり、再稼働させたりして消費電力量を安定させるという内容です。機器の消費電力量などの情報を収集し、適切な制御を自動的に判断するソフト技術などが中核となっています。
 日本風力開発は日本国内に保有する風力発電所の発電能力で第3位の企業です。08年、世界で初めてNAS蓄電池を併設した風力発電所を青森県六ケ所村で稼働させました。