Fun with NATURE

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まっちゃの環境、自然、あそびの広場

屋久島紀行 「ウミガメ」

2005-09-01 | 自然
8月26日から29日まで、環境レイカーズ屋久島キャンプとして世界遺産屋久島にいっておりました。リアルタイムの報告は少しだけだったので、
ちょっと詳しい報告を。。。

初日26日は、お昼過ぎ飛行機で屋久島入り。そのまま宿へ入りしばしの休憩後、近くの磯へみんなでお散歩。
琵琶湖というみず“うみ”はあるけれど、しょっぱい広大な“うみ”とは縁遠い私たち。民宿近くの普通の海岸でも、大感動。
子どもから大人まで、漂着物や磯の生き物探しをしたり、ボーと海を眺めたりと小さな満足感を得ていました。

夕食後(トビウオのツケアゲ、うまかった!!)は、永田浜のウミガメ館、昨年度もお世話になった大牟田さんの所へ。
ウミガメの生態や保護、ごみの及ぼす影響などレクチャーを受け、実際に前浜での孵化状況の調査体験をしました。

アカウミガメが産卵後、孵化した卵の状況を知るための調査で、真っ暗闇の中、母ガメと同様に60cmの穴を掘り、孵化した卵、孵化できなかった卵、腐ってしまった子ガメなどの個数を確かめるものです。

母ガメの産卵や子ガメが海へ旅立つシーンなどばかり想像しますが、現実のウミガメの世界はもっと厳しく、砂の中で腐って死んでいく子ガメも多数。そしてそれらが腐った臭いは、鼻がひん曲がるほどの臭さ。時折り嘔吐感に襲われながら、一個一個確認していくのです。

その後、保護した子ガメを海へ放ち(「大きくなって帰っておいで!」と親の気分)体験は終了しました。

ところで、滋賀や琵琶湖で野生生物の保護となると、ブラックバスやブルーギルなど外来種の駆除など負のイメージが大きいものが多く、プラスの体験ができることはまれです。野生生物の保護の実際の厳しさ、喜びを体験できたことは、貴重な体験となったと思います。