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まっちゃの環境、自然、あそびの広場

日本的自然観京都フォーラム

2010-02-03 | 自然


1月30日(土)~31日(日)は、京都の関西セミナーハウスで、「日本的自然観京都フォーラム」でした。

ノートルダム女子大の菅井啓之先生による講演やフィールド観察などを体験し、参加者同士が語り合いながら、日本的自然観について深めていきました。

深めていきながらなのですが、いざ「日本的自然観」とは何かと言うと、答えが出てこない。しかしながら、何か大事なものがそこにはあることは、体が分かっているような気がする。

良い表現方法があるといいのですが、今回はいろんな言葉から、中心へ迫っていくようにします。(メモ代わり)

・日本的自然観(あいまい)、科学的自然観(はっきりしている)の対立構造ではなく、両輪である。
・「観」とは、ものの見方。ものの見方が「行」としてその人の行動を表現する。そしてその行動が「生き方」なる。
・現在学校では、科学的に自然を見るということを教えている。
・自然の「自」・・・自ずからは、己つから(他者の力を借りないで、内から沸く力、内発的根源的生命)
・自然(じねん)は、根源的生命力であり、日本ではその自然の持つ働きそのものを神と捉えた(山川草木悉皆成仏)が、一神教では神の元に人があり、その支配としてNatureがあり、未熟さや野生と捉えられた。
・これからの社会は、分別して分けることよりも、受け入れる心が必要である。
・神道は、経典がなく、言語化され生活文化として存在している。言語化することで限定されてしまう。しかし自覚的に認識して、継承していかなければ、絶滅してしまう。
・型の文化。日本では型を通して心を伝えてきた。型から見えない心を読む力が必要である。現在では型ばかり継承されている。また、心があれば型ができる。
・全体的直覚的把握。山是山、水是水。心を読む力を訓練しなければいけない。
・格に入り格を出て、はじめて自在を得べし 芭蕉
・形見とて何か残さん 春は花、山ほととぎす 秋はもみぢ葉 良寛
・子ども達の言葉や行動を読む。その隠れている心を読む。

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