
団塊世代の普通のサラリーマンは定年退職後も働かなければ、老後の生活が行き詰ると私は考えています。
そして、多くの団塊世代の人たちも働くことを真剣に考えているようですが、その思いは私と違って、生活だけのためではないようです。
全国の55歳以上60歳未満の会社員・公務員500人を対象に実施した、野村総合研究所(2005年11月18日発表)のネットアンケートによれば、
仕事を持ち続けたい」とした人は78.2%
もう仕事はしない予定の人は15.6%
わからないと答えた人は6.2%
という結果になっています。
仕事をしなくても生活できる人は幸せですが、その数はやはり少ないようです。
さて、仕事を続ける理由(複数回答)ですが、
頭や身体をなまらせないため62.7%
経済的な理由、老後の生活資金のため60.9%
自分の生きがいややりがいのため48.1%
家にずっといるのは嫌だから36.1%
だそうです。
老後の生活の不安もありますが、それ以上に精神的な面を重要視しているように思われます。
そして、希望収入は月10万円以上30万円未満が66.2%で、それほど多くの収入を望んでもいないようです。
しかし、仕事をするからには、自分の能力を精一杯使い、より多くの収入を得る覚悟が無いと、中途半端な結果で長続きしないような気がします。
定年退職まで体を犠牲にし、自分の生きがいや、やりたいことを我慢してきた団塊世代が、急に仕事に対する考え方を変えることができるのでしょうか。
私のように老後の生活資金を少しでも多くしたい、そのためには、今まで以上に稼げるだけ稼ぎたいと思うのは間違っているのでしょうか。