たくさんの優しさ

大好きなもの・・・音楽、木村君、うちのニャンコ。

父親

2006年05月01日 18時06分07秒 | 日記
今日は私の父の命日です。
おの日から7年が過ぎたんだなあ・・・って、しみじみ思っています。

年頃の頃、父が嫌いになった事が有りました。
厳しくて怖くて細かくて、物分りの悪い頑固者だと思っていました。
そんな父を好きになったのは、高校3年の時でした。

当時、英会話を習う目的で、友達とモルモン教の教会に通った事が有りました。
モルモン教は、大学生の宣教師さんが親元を離れて(多くはアメリカ)布教活動をしています。
英会話が目的でしたが、それだけでは申し訳ない気がして、教会の教えも受けていました。
母には話しましたが父には内緒でした。
父に知れたら怒られると思っていましたから。

そんなある日、宣教師さんが私の家に行って両親に会いたいと言い出しました。
目的は私の入信です。
私は入信する気持ちは有りませんでした。
何回も断りましたが、懇願されました。
困り果てた私は母に相談しました。
その結果、一度話しを聞いてみようと言う事になったのです。

宣教師さんが来る日、私はドキドキでした。
あの物分りの悪い頑固者の父が、宣教師さんと喧嘩したらどうしよう・・・。
私まで殴られるんじゃないか・・・なんて。
私の父はT君のお父様みたいにスパルタ(?)だったんです。

宣教師さんが尋ねてきました。
そうしたら父は笑顔で迎えてくれて、母にいっぱいご馳走を作らせて歓待してくれたのです。
親元を離れてアメリカから来ている二人の宣教師さん達に、「あなた達は偉いですね。」と片言の英語で伝え、布教活動に使うスライドも心良く見てくれました。
私と父母と宣教師さんの5人で色んな話をし、楽しい一時を過ごしました。
入信の話になった時は、まず私の意見を聞き、私にその意思が無いと分かってからは、我が家の先祖代々からの事を話し始め、父の実家が神社である事などを説明して、納得の行く断り方をしてくれました。
宣教師さん達も納得してくれて、笑顔で帰っていきました。

私はこの時初めて父って素晴らしい人だと思いましたよ。
きちんと理解しようとしてくれる。
思いやりがあって人に優しい・・・なーんて。身内の欲目でしょうけど。
父の良いところは分かっていましたが、とにかく頭が固いと思っていましたから。
後日宣教師さんにお会いしたら、「あなたのお父さんは素晴らしい方ですね。」って言って頂いてう嬉しかったなあ。

この日以来、私は父が大好きになって、その後は密着親子になりました。
父の耳掃除は私の仕事。
結婚してからも実家に帰るとやってました。(笑)
私の仕事の一番の理解者でもありました。
発表会や演奏会には必ず来てくれました。
生徒の名前も全員覚えてくれて、「○○ちゃん、上手になったねえ!」なんて言ってくれてました。
私が頑張ると褒めてくれて、いつも応援してくれた父。
大好きでした。

これから(夕方)家族でお墓参りに行ってきます。
「ありがとう!」って手を合わせてきます。

そして今日は拓哉君が「お父さん」になった記念日です。

☆ 心美ちゃん、お誕生日おめでとう!
☆ 拓哉君、お父さんになった記念日、おめでとうございます!

暖かい良い日になりました。
今日は「すずらん」を飾りました。
いい匂いがして、見ているだけで心が温かくなります。
いつまでもいつまでも、お幸せにね!
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