すっかり日が短くなって、夏の終わりの寂しさを感じております。
若い頃から夏の終わりが好きでした。
空虚感みたいなものを感じて、それがロマンティックなのですよ。（笑）
詩人になれそう。（笑）
先週の月曜日に親戚の人が亡くなって、落ち着かない日々を送っておりました。
甥のお舅さんなので近い関係ではないのですが、家族ぐるみで親しくしていたのでショックでした。
お孫ちゃん達がうちに習いにきてくれていて、送り迎えをしていました。
５月末まで来ていたのに６月になって急激に病気（血液系）が進行し、８月２１日に帰らぬ人となりました。
あっという間。
今でも信じられない気持ちです。
亡くなる数か月前までバリバリの現役スポーツマンでした。
そんなこんなで、かなり乗り遅れてしまいました。
映画は月曜日の夕方にやっと観れました。
告別式の日だったんですけどね。
映画関係は勿論のこと、炊き出し、コーキちゃんの話題、たけしさんとのＣＭと、ネットを見て必死に保存しました。
読む（見る）のはいつでも出来ますから。
雑誌も沢山買いましたけど、まだ全部読めていません。
落ち着いたらゆっくり読もうと思っていたのですが、映画を観てしまったから大変！
もう、頭の中が「検察側の罪人」＆最上さんで埋まってしまって・・・鈍かった脳が活性化しております。（笑）
頭の中には「？」がいっぱい。
ツイッターには沢山助けてもらっています。
自分では気づかなかったことが色々書かれていて、とても参考になります。
「なるほど～！」って。
明日か明後日、また行きたいと思っています。
私は原作を読んでいないのですが、原作と映画の違いも書かれていて、こちらも興味深いです。
映画の終わり方が予想外でした。
なんかモヤモヤしています。
これが一番「？」が多いかな？
原作だと決着が付けられたのかなって。（自分なりに。）
でも、決着が付くのはありふれた感じがします。
その後の色々なストーリーを考えるのも、この映画の魅力かもしれませんね？
魅力というより、色々考えることを望まれたからこその終わり方なのですね。
学生時代、安部公房の「砂の女」で議論したことを思い出しました。
「女は逃げたか？残ったか？」って。
最上さんはどうなる？
皆で鑑賞会をして語り合いたいです。
それにしても拓哉君がいい！
良くて良くて泣きそう。
着ている服は殆どがモノトーン。
それもすごくいい。
そして声。
高過ぎず低すぎず（トーン）しっとりと響いてくる。
木村君の演技が褒められるのは嬉しいけど、上手くなった・・・みたいな意見を読むとカチンときます。（笑）
上手くなったんじゃないですから。
前から上手いんです。
こういう作品と縁が無かっただけのことですもんね。
やらせてもらえなかったのかと・・・
拓哉君は、よく「憑依型」と言われますけど、最上のような役は難しいですよね？
共感できる部分が少ないと思うから。
で、拓哉君はどうしたんだろう？と思ったら書いてありましたね。
最上に同意できる感情を探していきましたって。
これが私の心に響きましてね・・・
２回目は１回目以上に感動しそうです。
オープニングの音楽「検察側の罪人」も意外でした。(二胡じゃない曲)
聴いた瞬間に思ったのは、「ださい」「やぼったい」でした。
悪い意味ではないんです。
古臭くて、旋律が単純で、それが不思議な魅力になっている。
なんだか懐かしさと切なさが入り混じって、ありふれた感じがするのに不思議の世界にいざなわれた（誘われた）ような、そんな感覚。
「２０４６」で使われていた「PERFIDIA」は、あの映画の中で一番好きな曲でした。
「検察側の罪人」のアレンジはシンプルでしたが嬉しかったです。
書いている人が多かったのですが、私も「２０４６」に似ていると思いました。
とても好きな映画だったので懐かしくなってウルウルしたりしました。
どちらも似たような懐かしさが有る。
好きです、かなり。
音楽の効果も大きいですね。
明日、行けるといいな！
最上が杉林に立っている姿が目に焼き付いています。
こういうシーンだったのか・・・って・・・
拓哉君と緑。
探して見ました。
探していたら柔らかい拓哉君を見つけて、なんだかほっとした気持ちになりました。
なんなんでしょう、この渋さ。
