楕円と円 By I.SATO

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2020農作業支援 -カボチャ畑で-

2020年08月27日 | 農作業ヘルパーの記

農作業に出掛けて、同じ作業でもその方法は農家によって微妙に異なっていることを知った。雑草取りでも抜いて袋に入れて畑の外に出すのが主流だが、茎を折って畝の間に置いたまま枯れるのを待つ人もいる。

馬鈴薯の採り残しは翌年に“野良生え”するので注意が必要だ。早出し馬鈴薯はキズをが付きやすいので手で拾う。ケースに分別して収穫を進める農家と規格の薯だけを収穫してから最後に拾って袋で運び出す農家もある。中には腰に負担がかからないよう炭ばさみを使う農家も。

それぞれ家伝来の方法なのだろう。隣はどのような栽培・収穫方法を採っているか、農家は意外に情報交換が少ないのかもしれない。かつては道の農業改良普及員が日常的に現場指導に入っていたので様々なことが共有され、伝播されたりもしたが、今はPCR検査で大変な保健所ではないが、組織の体制、人員が縮小されていて現場に顔を出すことは殆ど無いようだ。

カボチャの収穫方法もいろいろだ。大面積を作付けをしている農家は機械化されている。小さなもの、未熟なものを除いてほぼ全量をもぐかハサミで切るかしたカボチャはベルトコンベア装備の作業機で選別まで行われてしまう。流れ作業だ。

一般的には収穫したものは畑の所々に纏めて置いておき、トラクターの金属籠か小型トラックに拾い上げて農協の施設に運ぶ。経費を払って選別やエビスカボチャであれば磨きを行って貰っている。昨日出掛けた農家のように自ら磨き作業を行っている農家は少なくなったとのことだった。

農作業支援で両方を経験したが、“へた”の切り方はどこも極く短いものだった。昔の長いイメージだったので聞いてみた。今はスーパー等で分割して販売する方法が主流なので“ヘタ”が長いとその作業がしずらいためとのこと。直売所では丸いまま売られているが、昔のカボチャのように“へた”は長くない。

“へた”の枯れ具合は乾燥の目安になったものだが今は品種改良されていてどれも甘くホクホクしている。

因みにカボチャの表面の黄色い部分の色が果肉の色という。濃い黄色が熟していて美味しいとのことだった。これから選ぶときの参考になることを教えて貰った。

 

《N農場のカボチャ畑1.2ヘクタール 2020.8.26  17:00》

 

カボチャは総取りする農家と生育に応じて2回に分ける農家がある。N農場は2回目の収穫だった。暑い日で休息も十分取ったが作業が予定より進み今日は休みになったが、近くの小学校の子供達が見学で訪れるという。もう7年も続いている学習とのことだった。

カボチャひとつにもいろいろなことがあることを学ぶだろう。

 



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