楕円と円 By I.SATO

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森友事件「赤木ファイル」、安倍復権阻止の正念場

2021年05月08日 | 日記

新型コロナウィルスがなければトップニュースだろう。

森友学園の国有地払い下げを巡る公文書の改竄を苦にして自殺した近畿財務局の赤木俊夫さんの奥さんが国などに損害賠償を求めている裁判で動きがあった。

赤木さんが文書改ざんの過程を書き残したとされる「ファイル」の存在を国側がやっと認めた。

 

国は裁判では「裁判の結果(勝敗や事実認定)に影響しない」ので有無も含めて回答は必要ないとの主張を続け、国会では「裁判に不当な影響を及ぼすから提出を控える」と答弁してきた。明らかに矛盾していた。

当たり前と言えば当たり前の結果だが、赤木さんの奥さんの「何故、夫が命を絶ったのか、真実を知りたい」という一念が膠着状態の裁判を突き動かした。

安倍政権の悪事を白日の下に晒す第一歩になって欲しい。

 

赤木さんは旧国鉄が民営化するときに官公庁に新たな職場を求めた人だ。自分の周りにも2名の優秀な若い人が来て、一緒に農業の仕事をしたことがある。

慣れない中で“会社文化”の違いもあってご苦労もあったと思う。他人事に思えない。

 

命を絶つということは余程のことだ。正義感の強い人が「おかしい」とも言えず、日々膨大な文書から「安倍昭恵」の文字が含まれる箇所を削除し、辻褄を合わせる将に砂を噛むような仕事に従事させられた苦痛は想像に余りある。

そして、赤木さんだけを残して上司らは一斉に転勤していなくなった。

 

安倍前首相が恥知らずの復権に蠢いている。安倍政権が数々の不正に蓋をしてやり過ごそうとしたことを許してしまったことが今日の政治腐敗を生んだ。

ファイル文書をどこまで開示するか、今再び財務省の職員が作業をしている。社会はこれ以上の不毛な時間を使ってはいけない。

「赤木ファイル」は安倍復権阻止の盾。裁判所は公正で的確な訴訟指揮で赤木さんの奥さんと社会が求める正義に応えて欲しい。

 

 

 



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